23日、ニューヨーク証券取引所で働くトレーダー。AP通信のツイッターから偽のニュースが流れ株価が一時急落した(ロイター) 【ニューヨーク=松浦肇】AP通信の短文投稿サイト、ツイッターから23日、「ホワイトハウスで2回の爆発があり、オバマ(大統領)が負傷した」との偽のテロ情報が流れ、株価が一時急落するなど米国の株式市場が混乱した。 シリア電子軍(SEA)を名乗る組織が犯行声明を出した。この組織の実態は不明。株価操作やネット経由で社会不安を狙うサイバー・テロなどの疑いがあるため、米連邦捜査局(FBI)と米証券取引委員会(SEC)が調査を開始した。 「特ダネ」と称する偽情報がAPのツイッターで流れたのは23日午後1時過ぎ。APのツイッターは190万人のフォロワー(登録閲覧者)がいて大きな影響力があり、1万4700ドル前後で推移していたダウ工業株30種平均は1%相当の140ドル安い水準まで売り込ま