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歴史と書評に関するtakeishiのブックマーク (13)

  • 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)

    DIG 現代新書クラシックス(7)群像×現代新書のコラボ企画「DIG 現代新書クラシックス」の第7弾(『群像』7月号掲載)は、甲南大学教授の田野大輔氏による、石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(2015年刊)の紹介です。 「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たちの心理とは? 不正確で一面的な情報に惑わされないために、入門書が果たす役割を示します。 ナチスは良いこともした? ナチスが「絶対悪」であり、未曾有の災禍の元凶であることは、今日では常識となっている。だがインターネット上ではむしろ、「ナチスは良いこともした」と声高に主張したがる人が増えている。 アメリカトランプ現象やヨーロッパの排外主義運動といった近年の国際情勢を反映してか、わが国でもナチズムへの社会的関心は高まっているが、一般に出回っている情報には著しく不正確なもの、とうに否定された俗説も少なくない。 実は先日、筆者にそのこ

    新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)
    takeishi
    takeishi 2021/06/27
    書評記事なのであれば、自分語りは抑えめにしてちゃんと本を紹介して欲しい。良書のようだし。/歴史に向き合うのに、始皇帝とヒトラーで違う態度で接したりしてはいかんのでは
  • 「アニメ大国建国記 1963-1973」「東映動画史論」 トリビアも実証も 文化の深みへ 朝日新聞書評から|好書好日

    アニメ大国建国紀1963−1973 テレビアニメを築いた先駆者たち 著者:中川右介 出版社:イースト・プレス ジャンル:ゲーム・アニメ・サブカルチャー アニメ大国建国記 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち [著]中川右介/東映動画史論 経営と創造の底流 [著]木村智哉 子どものころ「アトムシール」を集めるのに夢中になった世代もいまや高齢者に仲間入りしつつある。かくいう評者もそのひとりだが、『アニメ大国建国紀』はそんな読者をあたかもタイムマシンのように過去へ連れ戻してくれる。 なにしろページを繰るたび、どのテレビアニメにも覚えがある。「鉄腕アトム」「鉄人28号」「エイトマン」「スーパージェッター」「狼(おおかみ)少年ケン」「少年忍者 風のフジ丸」……いずれも主題歌を口ずさむことさえできそうだ。 しかしこれらの番組がどんな条件下で制作され、いかに競いながらなにを残したかについて

    「アニメ大国建国記 1963-1973」「東映動画史論」 トリビアも実証も 文化の深みへ 朝日新聞書評から|好書好日
  • ゴードン『ミシンと日本の近代』(つづき):マイクロファイナンス、グローバリズム、「主婦」と家庭と社会、その他なんでも! - 山形浩生 の「経済のトリセツ」

    ミシンと日の近代―― 消費者の創出 作者: アンドルー・ゴードン,大島かおり出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/07/24メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 昨日から引き続き、『ミシンと日の近代』。今和次郎の考現学を通じた洋装の発達とミシンの普及(そして各種服飾学院みたいなものの発達)のからみあいから、こんどは戦時中のモンペ(お約束の但し書きはつけません)の考案とナショナリズムとミシン文化の関連、そして戦後の蛇の目ミシンなどによるシンガー社のコピー商品の発達とそれに対する異様なまでのグローバル企業シンガーミシンの対抗策(うまくいかないが)。そして、最後に 1950 年代の、ドレスメーカーとしての主婦の役割再検討と、その急激な変質。 昨日、読みかけのときに書いた、1960 年代後半からの急激な裁縫/ミシン離れについても、当然きちんと記述がある。ミシンも

    ゴードン『ミシンと日本の近代』(つづき):マイクロファイナンス、グローバリズム、「主婦」と家庭と社会、その他なんでも! - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
  • 20世紀最大の発明はどう考えても「コンテナ」だったという話 | 超音速備忘録

    未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ

    20世紀最大の発明はどう考えても「コンテナ」だったという話 | 超音速備忘録
  • 「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著

    幕末明治、日を訪れた欧州の人々が驚いたのが、そこらじゅうに溢れる恥ずかしげもなく裸体を晒す日の人々である。若い娘が一糸まとわぬ姿になって庭先で行水し、子供たちは裸で川遊びに興じ、車力の男達は筋骨隆々な身体を見せ、公衆浴場も温泉も多くが当然のように混浴で、老若男女みな裸体の人が町中にいても気にも留めない。 当時の欧州や現代日と当時の日とでは裸体に対するとらえ方が大きく違っていた。当時の日では裸体は羞恥心を抱く対象ではなく、現代日で言うところの顔のようなもの、『人間の顔と同じく「日常品(コモディティ)」だった』(P107)と著者は言う。一般的に、人の顔を見てもなんら性的な欲求を覚えないように町中で顔を晒して歩いていても恥ずかしいとは思わない。同様に、当時の日では顔の延長であるコモディティとしての裸体を恥ずかしいとは思わない。このような裸体を恥ずかしいと思わない観念の社会が、明治維

    「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著
    takeishi
    takeishi 2016/01/30
    2014-4-29
  • [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生): 極東ブログ

    [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生) 不思議なだったと言ってみて、少し違う。次に、恐ろしいだったと言ってみて、やはり少し違う。その中間に位置するだろうかと考えて、再び、沼に沈むような感覚に襲われる。 普通に考えれば、書名は副題の「〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生」だけでよかっただろう。なぜなら書の表向きの価値は、「森一久」の評伝的な部分にあるからだ。その意味ではむしろ、書名の「湯川博士、原爆投下を知っていたのですか」は、無理に人の関心を煽っている印象がある。だが、ここでまた戸惑うのだ。この書名は正しいのだろうと。つまり、「湯川秀樹は事前に原爆投下を知っていたのか?」 もちろん、それが荒唐無稽に聞こえることはわかるし、それゆえにある種の困惑が伴う。 書は冒頭で、新聞記者でもある著者・藤原章生と森一久との最後の出

    [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生): 極東ブログ
  • 『ヨーロッパ史における戦争』とか - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    1 日史と世界史の両方を高校で履修できるか片方しか履修できないかは、年代によってバランバランで、私は高校時代、片方しか履修できなかった。この時日史と世界史のどっちを履修しようか相当悩んだんだが、当時まだ若かりし我が老母は「日史が判らなければ世界史が判るはずがない」とえらく説得力のある言葉を吐いたが、私は世界史を選択した。世界史を選択したことはものすごい正解だった。その後、大学で歴史学の方へ進まなかったのは後悔だが。 世界史の基を学習したい、という方にはマクニール『世界史』をお勧めする。ハードカバーだと一冊。たしかシカゴ大学の世界史の教科書。 世界史 上 (中公文庫 マ 10-3) 作者: ウィリアム・H.マクニール,William H. McNeill,増田義郎,佐々木昭夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/01/25メディア: 文庫購入: 37人 クリック: 1,

    『ヨーロッパ史における戦争』とか - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
  • 「戦争の世界史」はスゴ本

    ギルガメシュ王の戦いから大陸弾道ミサイルまで、軍事技術の通史。人類が「どのように」戦争をしてきたかを展開し、「なぜ」戦争をするのかの究極要因に至る。書は非常に野心的な構想に立っている。軍事技術が人間社会の全体に及ぼした影響を論じ、戦争という角度から世界史を書き直そうとする。 最初は大規模な略奪行為だったものから、略奪と税金のトレードオフが働き、組織的暴力が商業化する。戦争という技芸(art of war)を駆使する専門技術者が王侯と請負契約関係を結ぶ。常時補給を必要とする野戦軍を、その経済的作用から「移動する都市」と喝破したのはスゴい。略奪して融かされた金銀地金は市場交換を促進し、従軍商人は日用品から武器まで売りつけていたから。 そして、現代の軍産複合体の前身にあたる軍事・商業複合体が形成され、ライバルとの対抗上、この複合体に依存して商業化された戦争を余儀なくされる。民間から集めた税金で

    「戦争の世界史」はスゴ本
  • 「疫病と世界史」はスゴ本

    感染症から世界史を説きなおしたスゴ。 目に見えるものから過去を再現するのはたやすい。事実、書簡や道具から過去を再構成することが歴史家の仕事だった。が、この一冊でひっくり返った。「目に見えなかったが確かに存在していたもの」こそが、人類史を条件付けていたことが、この一冊で明らかになった。 著者はウィリアム・マクニール、名著「世界史」で有名だが、書では、感染症という観点から世界史を照らす。欠けている部分は推理と計算を駆使し、見てきたかのような想像力を見せつける。それは、面白いだけでなく、状況証拠を示すことで強力な説得力を併せ持つ。 書の結論はこうだ。 人類の出現以前から存在した感染症は、人類と同じだけ生き続けるに違いない。人類の歴史の基的なパラメーターであり、決定要因であり続ける。 書は、宿主である人と病原菌の間の移り変わる均衡に生じた顕著な出来事を探っていく。帝国や文明の勃興・衰亡レ

    「疫病と世界史」はスゴ本
  • それを選んでしまわぬために - 書評 - それでも、日本人は「戦争」を選んだ : 404 Blog Not Found

    2009年08月15日14:30 カテゴリ書評/画評/品評Love それを選んでしまわぬために - 書評 - それでも、日人は「戦争」を選んだ 朝日出版社鈴木様より献御礼。 それでも、日人は「戦争」を選んだ 加藤陽子 これは、すごい。 はじめて「腑に落ちる」日近代史を読ませていただいた。 なぜ、それでも日人が、いや二十世紀人たちが戦争を選んだのかを、やっと納得することができた。 そして、わかった。 どうしたら戦争を選ばずにすむのかが。 書「それでも、日人は「戦争」を選んだ」は、歴史学者である著者が、中高年ではなく中高生とともに、日清戦争から太平洋戦争に至る戦争の世紀を一緒に学んだ記録。 それでも、日人は「戦争」を選んだ 加藤陽子 目次より 序章 日近現代史を考える 1章  日清戦争 - 「侵略・被侵略」では見えてこないもの 2章  日露戦争 - 朝鮮か満州か、それが問題

    それを選んでしまわぬために - 書評 - それでも、日本人は「戦争」を選んだ : 404 Blog Not Found
    takeishi
    takeishi 2009/08/16
    人命の値段が時代によって違うのが実情。
  • 第3の産業分水嶺 - 池田信夫 blog

    GMの倒産は、まるでジャンボジェット機が墜落するのをスローモーションで見るようなアンチクライマックスだった。この元凶は今回の金融危機でもなければ労働組合でもない。それは20世紀初頭に始まった垂直統合の時代のあまりにも遅すぎた終幕であり、書が「経営のバイブル」として賞賛された1960年代から、ゆっくりと没落は始まっていたのだ。6年前にForesightに書いた『GMとともに』の書評を抄録しておく:著者アルフレッド・スローンが社長になった1920年代の自動車産業では、フォードが圧倒的なシェアをもち、GMは買収・合併でできたメーカーの寄せ集めだった。各部門が無秩序に生産を拡大したためGMは経営危機に陥り、デュポン社に買収された。著者は、これを建て直して各部門を製品別の「事業部」として利益を計上させ、その業績によって再編するシステムを作った。 著者がGMを管理する原則は、技術でも品質でもなく「

    takeishi
    takeishi 2009/06/06
    外国が作っていないもの、だったら日本で作っても競争力維持できると思うけど
  • [書評]中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす(遠藤誉): 極東ブログ

    勧められていた「中国動漫新人類 日のアニメと漫画中国を動かす」(参照)を読んだ。当初思っていたより読み応えがあった。アマゾン読者評では「意外な読後感」という声も聞かれたが、私の現代中国観・中国人観からはそれほど違和感はなかった。 当初、書はサブカルチャー的な内容で筆者も若いのではないかと想定していた。だが、そうではなく私より年配のかたの落ち着いた筆で、実際に中国で生まれ戦後史や中国生活も経験されたかただった。その点福田和也のような生活面の歴史的感覚の欠落といった齟齬はなく、安心して読めた。経歴を見ると女性の物理学者らしくなるほど理系的な筆致だ。しいて言うと多少論理の運び方に危うい点もあった。 書籍全体の論旨は明瞭で、出版社の解説も簡素にまとまっている。併せて目次も簡単に紹介しておく。 「たかがマンガ、たかがアニメ」が中国の若者たちを変え、民主化を促す--? 日製の動漫(アニメ・漫画

  • 読んだ - 大井川に橋がなかった理由 / 松村博 - in between days

    江戸時代に「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とうたわれ、東海道屈指の難所として知られた大井川には橋が掛けられず、人夫による徒渡しが行われていたことはよく知られた歴史の1ページです。これは軍事的な理由により、戦略上の拠点である大井川には橋を掛けることが幕府により許されていなかった、と一般に言われています。 けど、それってホントにそういう理由なの? ってことを多方面から検証したです。多くの資料から地勢・工学・経済・制度などの検討を加えていて、江戸時代の知られざる一面を垣間見れてとても面白かったです。 大井川に橋がなかった理由 作者: 松村博出版社/メーカー: 創元社発売日: 2001/12メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見るおおまかには次のポイントになります。 地勢 - 河の勾配や水量などの要因 工学 - 当時の架橋技術の検証(耐久性および費用の面でも) 経

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