タイの大規模洪水により、同国内での生産停止など深刻な影響を受けているホンダは19日、洪水の被災者を支援するため、タイ赤十字に1億バーツ(約2億5000万円)を寄付すると明らかにした。 ホンダのアジア地域統括会社アジア・ホンダ・モーターの小林浩社長は「ホンダがタイで営業している47年間、タイ国民から多大な支援を受けてきた。3月に日本が地震と津波の被災で苦しい状況だった時も、助けてくれた」と謝意を示した。 ホンダは中部アユタヤ県のロジャナ工業団地にある工場が冠水し生産を停止しているほか、バンコク東部の自動二輪工場も部品不足で生産できない状態が続いている。(共同)