沖縄県南城市玉城の奥武島でスク漁が始まっている。奥武漁港では21日、大量のスクが水揚げされ、地元の鮮魚店には刺し身用のスクが並べられた。 スクが寄るのは旧暦6~8月の1日前後で、23日が旧暦の6月1日に当たる。島には20日からスクが寄ってきており、この日5隻の漁船で漁を行った。
海からのボーナス 奥武島でスク大漁 大量に水揚げされたスク=29日午後0時30分ごろ、南城市玉城・奥武島(大野亨恭撮影) [画像を拡大] 地域 2011年7月30日 11時33分Tweet(14時間22分前に更新) 【南城】南城市玉城の奥武島で29日、アイゴ(エーグヮー)の稚魚スクが大量に水揚げされ、7年ぶりの大漁にウミンチュの島は早朝から活気づいた。 午前6時半ごろ、約10隻の漁船が島近海の漁場で、大量に押し寄せたスクを専用の網で捕獲。この日だけで約3トンのスクが漁港に揚がり、女性たちがキラキラと輝くスクを慣れた手付きで袋に詰めた。 漁師の嶺井一也さん(42)は午前と午後の2回に分けて800キロを水揚げ。久々の大漁に「うれしくて、疲れも吹っ飛ぶよ」。嶺井静江さん(80)も忙しく手を動かし「海からのボーナスだね」と笑顔。鮮魚店を営む中本時枝さん(55)は「新鮮なスクを味わってほしい」とPR
スクの水揚げが、奥武島で始まった。1カ月前は水揚げがなかったため、少ない収穫量だが漁師らは一安心という=27日、南城市 【奥武島=南城】スク(アイゴの稚魚)の水揚げが旧7月1日にあたる27日、南城市の奥武島であった。この日の水揚げは56キロ。旧暦6、7、8月の1日に本島近海に押し寄せるが、1カ月前の奥武島は水揚げがなかった。漁師らは「少しだけでも収穫があって良かった」と胸をなで下ろした。 多い年は1日で1トン収穫するという。27日は3隻が出港。朝一番に奥武漁港に戻った船は44キロ、3隻目が12キロを収穫した。 奥武島出身で、島の鮮魚店で働く浦崎小百合さん(50)は「1カ月前は収穫がなかったから、これだけでもありがたい」。孫の吉本憲将君(2)は「ぴちぴち、海ではねていたの」と興味深そうに、かごの中のスクを見つめていた。
ことし初水揚げされたスク=8日午前9時半ごろ、南城市の奥武島 【南城】旧暦6月1日にあたる8日、南城市の奥武島近海でスク(アイゴの稚魚)の収穫があった。体長約3~4センチの銀色に輝くスクの収穫に島は沸いた。 スクの収穫は旧暦6月1日と7月1日の前後数日間しか行われず、漁民や島民からは「海からのボーナス」とも呼ばれるほど貴重なものとなっている。 午前9時半ごろ、最初の船が漁から戻り、約15キロのスクを持ち帰ってきた。奥武漁港ではスクが次々と水揚げされると、島の女性らは仕分け作業に追われていた。 【琉球新報電子版】 英文へ→Summer bonus from the sea for Ojima Islanders
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