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和歌山観光の顔として、大きな人気を誇ってきた和歌山電鉄の三毛猫駅長「たま」の訃報(ふほう)が伝わった24日、県内では悲しみとともに、これまでの活躍に対する感謝の声が聞かれた。同電鉄は28日に社葬を営み、たまを「名誉永久駅長」としてその名を残すという。 たまが過ごした貴志川線貴志駅(紀の川市貴志川町)。24日夕、壁にはたまの写真が普段通り飾られていたが、たまの勤務場所だった「駅長室」の扉は閉まっていた。 貴志川線で和歌山市内の高校に通う南出栞歩(しほ)さん(16)は「中学校のころから、休日に学校から貴志駅へ帰ってくると、たま駅長が出勤していた。いつも見守ってくれていたたま駅長が突然いなくなって、とても寂しい」、別の女性も「地域のみんなが愛着を抱くネコだった」と悲しそうに話した。「たまが駅長になってから、外国人観光客が増えるなど地元がにぎわった。でもこれからは私たちが頑張らないと」との声も。
和歌山電鉄は24日、三毛猫駅長「たま」が22日夜に急性心不全で死んだと発表した。5月19日から鼻炎で治療していた。人間にたとえると80歳ぐらいの16歳だった。 たま駅長は1999年4月29日生まれ。旧南海電鉄貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)にすみついたトラ猫が産んだメスで、貴志駅隣の小屋で飼われていた。 2006年に和歌山電鉄に移管される際、線路や駅舎の用地を南海電鉄から買い取った地元自治体から小屋の撤去を求められ、飼い主が「猫が駅に住めるようにしてほしい」と和歌山電鉄の小嶋光信社長に直訴。「ふてぶてしいようで、どこか愛敬のある風貌(ふうぼう)」が見初められ07年1月、貴志駅の駅長に就任。一気に全国区となり、たま駅長をモデルにした駅舎や電車ができるなど、ローカル線を元気づけてきた。14年1月に「ウルトラ駅長」となり、全駅の駅長になった。 その功績をたたえ、和歌山電鉄は28日午後0時半から
ネコ駅長、集客抜群で表彰 駅長室も新調 会津鉄道2008年12月18日23時23分印刷ソーシャルブックマーク 新調された駅長室に入り、住み心地を確かめるばす=18日、会津鉄道芦ノ牧温泉駅 福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅(会津若松市)で名誉駅長を務めるネコ「ばす」が18日、絶大な集客効果を認められ、同社からトップセールスレディーとして表彰された。ばす効果で4月の就任以来、同駅の乗降客は昨年の1.5倍に。ご褒美にトレードマークの駅長帽や駅長室を新調してもらい、大好物のクリームたっぷりのケーキをなめてご機嫌の様子だった。 ばすは9年ほど前から同駅に住み着いていたが、和歌山電鉄の貴志駅(紀の川市)で駅長を務める先輩「たま」に続けと、今春、駅長帽をかぶった。知らない人にさわられたり、抱かれたりするのが嫌いだが、逆に「ネコらしい」と評判で、同社は表彰状で「お客様にこびることなく、気ままと威厳をもって『ね
和歌山電鉄(Wakayama Electric Railway)貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)で、駅長帽をかぶり改札台に座る9歳の雌の三毛猫「たま」(2008年5月22日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA 【10月5日 AFP】世界的な金融危機で日本の経済の先行きにも暗雲が立ちこめる中、1匹のネコが和歌山県の小さな街に十億円を超える経済効果をもたらしている。 三毛猫の「たま」は、生まれ育った和歌山電鐵(Wakayama Electric Railway)貴志川線(Kishigawa Line)の無人駅、貴志(Kishi)駅の駅長を務める。経済効果はたま駅長の魅力のたまものだ。駅帽をかぶったたまが駅を見回る様子をひと目見ようと、全国から大勢の観光客が貴志駅のある紀の川(Kinokawa)市に押し寄せているのだ。 たまが駅長に就任した昨年1月以来、貴志川線の利用客数は通常見込
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