水質浄化と外来魚の駆除をする「かいぼり」の水抜き作業が始まった井の頭池=18日午後、東京都三鷹市で(川上智世撮影) 東京都立井の頭恩賜公園(三鷹市、武蔵野市)の井の頭池で、水をいったん抜いて池底を天日干しし、水質浄化と外来魚の駆除をする「かいぼり」の水抜き作業が十八日、始まった。かいぼり実施は都立公園では初。二〇一七年の開園百周年に向け、都と三鷹、武蔵野両市、地元商工業者らの実行委員会が行っている。 井の頭池は弁天池、ボート池、お茶の水池などの総称。弁天池を除く五万四千トンの水を十日ほどかけて神田川などに流す。二十五、二十六両日に市民ボランティア延べ二百四十人が池の魚を捕獲し、外来魚は駆除し、在来魚は保護する。三月下旬には天日干しを終え、元の水量に戻す。弁天池は護岸が崩れる可能性があり調査をする。