鉄道社員による不正乗車問題で、小田急電鉄(東京都新宿区)のアルバイトの男子大学生が、不正乗車防止システムを解除した磁気定期券を使って、キセル乗車を繰り返していたことが20日、わかった。 同社によると、男子大学生は5月2日、駅の改札口で窓口業務を行っていた別のアルバイトの男性に依頼し、磁気定期券の記録を操作する装置で、自分の通学定期券の不正乗車防止システムを解除させた。 キセル乗車は他社の路線で同日から、発覚した6月10日まで行い、総額9600円をごまかしていたという。 同社は男子大学生のアルバイト契約を打ち切り、システムを解除した男性についても処分を検討している。