秋葉原~つくば間を結ぶつくばエクスプレス。開業以降、沿線の宅地開発が進み、利用者が急増しています。この路線はそもそも東京を起点とする「常磐新線」として計画されたものですが、東京延伸は実現するのでしょうか。 利用者の増加が続くつくばエクスプレス つくばエクスプレスが好調です。2018年度の乗車人員は1日平均38.6万人で、開業した2005(平成17)年度の1日平均約15万人から2.5倍以上に増加しました。当初、「開業20年で黒字化、40年で累積赤字解消」という目標を掲げていましたが、実際には4年後の2009(平成21)年度に単年度黒字を達成すると、開業から12年後の2017年度に累積赤字を解消してしまったのです。近年の鉄道整備プロジェクトでまれに見る成功と評価できるでしょう。 拡大画像 つくばエクスプレスで使用されるTX-2000系電車(左)とTX-1000系電車(2008年11月、伊藤真悟