スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2023年のノーベル化学賞を米国の大学や企業に所属する3氏に授与すると発表した。電子を閉じ込めて発光を調節できる半導体の微細構造「量子ドット」を発見し、製造方法を開発した。ディスプレーや医療分野などへの応用に道を開いた業績が評価された。授賞が決まったのは米マサチューセッツ工科大学(MIT)のモウンジ・バウェンディ教授、米コロンビア大学のルイス・ブラス名誉教
10月7 ノーベル化学賞にR. Heck・鈴木章・根岸英一の3氏 ついに、と言っていいと思いますが、クロスカップリング反応にノーベル賞が出ました。5年前、「そろそろ出るかな」と思ってこちらのページを書いたのですが、これが今ごろになって効いてきて、今日は筆者の元にも晩飯を食べるヒマもないくらいに取材が殺到しました。先ほどラジオでしゃべり、明日もテレビ東京などの取材を受けることになりました。まあちょっとしたバブルというか、嬉しい悲鳴というところでしょうか。 「ノーベル賞は、個人でなく分野に与えられるものだ」という言葉があるそうですが、今回の「パラジウム触媒によるクロスカップリング反応」はまさに本命中の本命、有機化学で出るならここだろう、と思える分野でした。鈴木-宮浦カップリングの解説ページで述べた通り、この反応の用途は医薬・殺菌剤・液晶・有機ELなど多方面に及び、医薬だけを取っても年間数千億円
学部2回生向けに有機化学の講義をする根岸英一・米パデュー大特別教授=6日午後、米インディアナ州ウエストラファイエット、勝田写す北海道大学工学部の玄関で花束を受け取る鈴木章名誉教授=7日午前11時20分、札幌市北区、上田幸一撮影北海道大学工学部の玄関では、鈴木章さんを大勢の学生たちが出迎えた=7日午前11時23分、札幌市北区、杉本康弘撮影 待っていた吉報だった。ノーベル化学賞の受賞が決まった日、根岸英一・米パデュー大特別教授(75)は50年ごしの夢が実り、秋晴れの大学構内を赤いシャツ姿で駆け回りながら、通常の講義をこなした。一方、共同受賞する鈴木章・北海道大名誉教授(80)のもとには、祝賀メールがひと晩で80件以上も。「受賞祝いのメールを読んでいたら、午前4時すぎまで寝られなかった」と少し疲れ気味で報道陣に語った。 【ウエストラファイエット(米インディアナ州)=勝田敏彦】根岸さんは6日
【ウエストラファイエット(米インディアナ州)=山田哲朗】「(受賞の知らせが来た)午前5時を境に、すべてががらりと変わった」。 ノーベル化学賞に輝いた根岸英一・米パデュー大特別教授は6日、学生や同僚の祝福、メディアの取材などが深夜まで続き、「経験したことがない」という忙しい一日を過ごした。記者会見では、「日本の皆様と喜びを分かち合えれば、望外の喜びです」と、日本語で話した。 昼の会見で「朝から、お茶をすする間もない」と苦笑した根岸さんは、午後、もともと予定されていた学部生向けの講義を、休まずに行った。講堂に姿を現すと、300人の学生から拍手が巻き起こり、根岸さんは両手を上げて応えた。 「研究だけでなく教育にも情熱を持つ」(フランス・コードバ同大学長)と評される根岸さんらしく、初級の有機化学を約1時間、ふだん通りに講義。学生から「金曜の講義もやるのか」と質問が出ると、「ノーベル賞を取っても、や
今年のノーベル化学賞に決まった根岸英一・米パデュー大学特別教授(75)と鈴木章・北海道大学名誉教授(80)は、パデュー大の故ハーバート・ブラウン博士の下で学んだ同窓生だが、2人とも、受賞対象となった技術について特許を取得しなかったという点でも共通している。 経済的なメリットは逃したかもしれないが、特許を取らなかったことで技術は世界へ広く普及し、研究者最高の栄誉へと道を開く一因にもなった。 根岸氏は6日、受賞者発表会場のストックホルムからの電話インタビューで、クロスカップリングについては特許を取得しなかったと明かした。根岸氏は「特許を取得しなければ、我々の成果を誰でも気軽に使えるからと考え、半ば意識的にした」と述べた。
今年のノーベル賞に決まった3人は、医薬品やプラスチックなど様々な炭素でできた異なる化合物を、自在につなぐことを可能にした。この3人を結ぶのが、金属のパラジウムを触媒に使ったクロスカップリング反応だ。違う触媒も含めると、カップリング反応は日本人が多くかかわっており、いわば日本のお家芸ともいえる。 3人が使ったパラジウムは、自分の体積の900倍以上の水素を吸収して蓄える性質がある。1950年代ごろから触媒として使われるようになった。 まず60年代に、パラジウムを有機物の骨格となる炭素同士を結びつけるのに使ったのは、東京工業大の辻二郎名誉教授らで、「辻・トロスト反応」として知られる。さらに、リチャード・ヘック・米デラウェア大名誉教授らが、「ヘック反応」と呼ばれる新たな反応を確立させた。 一方、クロスカップリングは、72年に望み通りに炭素同士を結合させる反応として、玉尾皓平・理研基幹研究所所
「アンビリーバボーだね」「50年来の夢が現実になった」。6日、ノーベル化学賞受賞の知らせを受けた日本人研究者2人は、好対照な反応を見せた。温和と評される鈴木章さん(80)、シャープな根岸英一さん(75)。2人は1960年代、米国の大学で同じ恩師に学んだ。後輩たちは快挙を喜んだ。 鈴木章さんが知らせを受けたのは札幌市近郊、北海道江別市の自宅。午後6時20分すぎだった。 「電話にワイフが出て、女性が英語で『ハロー』と言ったらしいが、私が代わったらすぐに切れた」 外国からの電話は珍しい。「なんかアンビリーバブルなことが起きたのかなあ」と思っていたころ、再び電話がかかってきた。今度は男性。ノーベル賞委員会と名乗った上で「コングラッチュレーション!(おめでとう)」。「すぐに『うれしい』とか、特になかった。とにかくびっくりしている」。妻の陽子さん(79)も「夢のよう。信じられません」と言った。
ノーベル化学賞に鈴木章氏、根岸栄一氏の日本人2人! 1 名前:どろろ丸φ ★:2010/10/06(水) 19:12:19 ID:???0 ノーベル財団は10月6日、2010年度ノーベル化学賞を鈴木章・北海道大学名誉教授 (80)、根岸栄一・米パデュー大学教授の日本人2人と、リチャード・ヘック氏(米デラウェア 大教授)に授与すると発表した。 2008年に小林誠博士、益川敏英博士(物理学賞)、下村脩博士(化学賞)の3人が受賞 したのに続き、日本人受賞者は、これで17人になった。※米国籍に移った南部陽一郎博士 を含むと18人。 9 :名無しさん@十一周年:2010/10/06(水) 18:53:15 ID:sh5oZTstP キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! 3 :名無しさん@十一周年:2010/10/06(水) 18:53:07 ID:p0il7eoe0 おめでとう 5 :名
スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、10年のノーベル化学賞を、根岸英一パーデュー大特別教授と鈴木章・北海道大名誉教授と、リチャード・ヘック・デラウェア大名誉教授に贈ると発表した。授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」。
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