DSの実用ソフトは書籍をベースにしたものが実に多く、ゲーム機による電子書籍の市場を切り拓いたといえる。そして脳を鍛える、英語を勉強する、漢字を覚える、料理を覚える、といったテーマに続いて、この夏ホットなのが「文学を読む」こと。 ある意味もっとも電子書籍らしく、ストレートなソフトである。他にも「文学を読む」ゲームは発売されているが、収録作品数の多さからいって、この2本が断然オススメ。100冊以上の本が小さなDSカードの中に収まっていると考えると、ぎっちりみっちり感はすさまじい。 iPodは自分の音楽ライブラリーを持ち歩くがコンセプトだったが、これら「文学を読む」ゲームは本棚を持ち歩く感覚だ。それは本好きの1つの夢だ。惜しむらくは「自分の本棚」ではなく、「文学コーナーの棚」な点。 しかし、いずれは自分の本棚を持ち歩ける時代がくると期待する。そんな本好きの夢のカケラを実現した商品というと、大げさ