ニンテンドーDSをシンセサイザーに変身させる「KORG DS-10」は、昨年7月の発売以来大ヒットとなり、プロミュージシャンも巻き込んだ大きなムーブメントとなった。発売元のAQインタラクティブは6月26日、その強化版「KORG DS-10 PLUS」を9月17日に発売すると発表した。DSiに装着すれば2倍の音源を使えるという「Dual DS-10モード」も備える。 シーケンサーに打ち込んだフレーズを小節単位で再生する「SONGモード」は、ライブ演奏で多用されるものだが、新製品では演奏中にパラメータ変更が可能になり、即興で音色やメロディーを変えながらプレイしていくことが容易になった。特定のトラックをミュートにするコントロールもプログラム可能になったため、プレイヤーが意図するパフォーマンスにより近づける。 DS-10は基本的に2VCOのアナログシンセサイザーが2台分、独立して使える仕様だが、D
■ 楽器業界に訪れた第2のデジタル革命 最近、楽器メーカーの新しいトライアルが注目を集めている。KORGの「KAOSS PAD」や「KAOSSILATOR」、YAMAHAの「TENORI-ON」など、ギターや鍵盤ではない、新しい演奏の形が生まれてきている。 まず弾き方を練習しないと曲にもならないという従来の楽器のあり方から、デジタル技術を使って誰でもとりあえず曲になる、というところまできた。ギターヒーローには憧れるが、格好だけならエアギターで充分。そうなればあとは、楽器が弾けなくても音楽的素養があれば実際に音楽が作り出せるようにならなければ、この業界に発展はない。 しかしそれらの動きと、近年始まったアナログシンセ的なものの復刻とは、まったく別物だと思っている。アナログシンセが素晴らしいのは、その音質だけでなく、発想や操作性が人間にとってわかりやすいからである。ちゃんと弾ける人にとって
第323回:ニンテンドーDS用ソフトシンセ「KORG DS-10」開発者に聞く 〜 パッチングなどに対応。オリジナルに匹敵するほどの出音を実現 〜 すでにコルグからも発表されている通り、同社の往年の名機であるアナログシンセサイザ「MS-10」をコンセプトとしたニンテンドーDS用ソフトシンセ「KORG DS-10」が7月24日に発売される。発売元はコルグではなくAQインタラクティブという会社になるのだが、Amazon.co.jpでの限定発売というやや特殊な形で販売される予定だ。 DS-10についてコルグの広報に問い合わせたところ、「DS-10に関する販売、広報などはすべてAQインタラクティブが担当するので、そちらに問い合わせて欲しい」という返答があったので、さっそく連絡を取ったところ、動いているデモ機を見せてくれるとのことだったので、さっそく訪ねた。 実際に機材を触らせてもらうと
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