なお、プレイステーション3版は、1枚のディスクに『FFX』と『X-2』を収録。一方、プレイステーション Vita版は、この2タイトルが別個のパッケージとして販売される。自分のプレイ環境や好みに合わせて、どちらでプレイするかを決めることが可能だ。 本稿では、本作の制作の経緯や、オリジナル版に対する思い、そしてHDリマスター化における苦労などをスクウェア・エニックス プロデューサーの北瀬佳範氏と、アソシエイトプロデューサーの今泉英樹氏にうかがった。 ※本インタビューは、週刊ファミ通4月11日発売号(3月28日発売)に掲載したものに加筆したものです。 ―― まずは、HDリマスター版をリリースすることになった経緯からお聞かせください。 北瀬佳範氏(以下、北瀬) 『FFX』の10周年にあたる2011年に、話が出たのが最初ですね。 今泉英樹氏(以下、今泉) 『FF零式』のボイス収録があって、野村(野村