新型コロナウイルスの猛威は、日本が抱える様々な課題や欠陥を明らかにしました。世界の秩序が変わろうとする中、どうすれば日本を再興の道へと導けるのか。シリーズ「再興ニッポン」では、企業トップや識者による意見・提言を発信していきます。今回は星野リゾートの星野佳路代表です。
『分割でないと対応できない』の一点張り 「キャンセルを申し込んで一括で返してほしいと言っても、『今年7月から3年間の分割でないと対応できない』の一点張りです。その間に倒産したらお金は返ってこないのかと聞くと、『そうですね』とまるでひとごとのような返事でした。もうお金は戻ってこないだろうと、あきらめている状態です」 こう話すのは石川県に住む50代の女性だ。この女性は2022年12月から約3カ月間実施する世界一周クルーズへの参加を、去年夏に申し込んだ。料金は4人部屋で1人198万4000円。定価は257万円で、早割で30%引きだった。 クルーズは非政府組織(NGO)のピースボートが企画し、東京都新宿区の旅行会社ジャパングレイスが主催している。ジャパングレイスは1969年に創業し、ホームページによると2018年1月現在の従業員は120人。1995年から25年にわたってピースボートのクルーズを実施
2015年1月5日。中国・上海にある日本国総領事館は新しい年の業務開始日からてんてこ舞いの忙しさとなった。 査証(ビザ)取得のために実に約7000人の中国人が総領事館に詰めかけたからだ。昨年の初日は4800人ほどだったので、約45%増である。 昨年の時点で既に日本のビザを取得する中国人は大幅に増えており、総領事館の査証発給業務はパンク寸前だった。2014年に上海の日本国総領事館が発給したビザの数は約87万4000件と過去最高。2013年比では135.5%増と一気に2倍以上になった。 年が明けてからの査証申請数は、過去最高だった昨年をさらに大きく上回る勢いだ。円安の継続と昨年の免税商品の範囲拡大に加え、1月6日には外務省が中国人へのビザ発給の要件緩和の開始を発表しているから、総領事館が昨年以上の忙しさになることはほぼ間違いないと言っていいだろう。 筆者の周囲でも日本に旅行に行った、もしくはこ
カプセルホテルやフィットネスクラブなどを運営するニュージャパン観光(大阪市中央区)は、大阪・難波に日本で初めてスポーツジムやプール、屋外バーなどが利用できる男性専用カプセルホテル「CABANA(カバーナ)」を今月3日に開業した。これまでの「寝るだけの場所」というイメージを覆すサービスを提供することで、ビジネスマンに加え、外国人観光客や若者の利用も見込んでいる。 ニュージャパン観光は昭和54年に世界で初めてのカプセルホテルを大阪・梅田に開業。当時は仮眠の場を提供する施設だったが、カバーナは「寝るだけではなく、遊びと楽しみも提供する」のが最大の特徴だ。 カバーナに導入された新型カプセルは訪日外国人の利用増加を視野に入れ、身体の大きな外国人でもゆったりと利用できるように長さ207センチ、幅105センチ、高さ104センチと、従来のカプセルよりもそれぞれ10センチ程度大きくした。 天井部を従来のドー
4月9日、マカオのカジノ施設を運営する娯楽大手メルコ・クラウン・エンターテインメントのジェームズ・パッカー共同会長は、日本の総合リゾートに少なくとも50億ドルを投資するとの見通しを示した。マカオで2007年5月撮影(2014年 ロイター/Bobby Yip) [東京 9日 ロイター] -マカオのカジノ施設を運営する娯楽大手メルコ・クラウン・エンターテインメント<6883.HK>のジェームズ・パッカー共同会長は9日、日本の総合リゾートに少なくとも50億ドルを投資するとの見通しを示した。 パッカー氏は東京で行った講演の後で「現実的には、それ(50億ドル)が最低額だと思う。ここから増加することはあっても、減少することはない」と述べ、「50億ドルを下回る投資では、東京でも大阪でも総合リゾートが成功することはないだろう」との見方を示した。
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