(写真)フランスの農村地帯にあるシボー原発 GEPR編集部 原子力に対する懸念と批判は世界的に著しい。それは福島事故を起こした日本だけではない。どの国も容認はしているが、全面的な賛成は多数を占めない。ところがフランスは全発電量の4分の3を占める原子力大国で、その政策に世論の支持がある。 なぜ可能になったのか。フランスの政策を紹介した興味深い文章を紹介したい。米公共放送のPBSのディレクターコラムだ。日時は明示されていないが、おそらく2001年頃の古いものと推定される。現状は大きく変わらないが、福島原発事故の後、オランド社会党政権は原発の割合を近日中に50%以下に下げる目標を掲げている。また核廃棄物の処分場も、フランス北東部のピュールに決まったが建設は難航している。(毎日新聞記事「最終処分場計画で苦悩するフランスに重なる明日の日本」) フランスは科学者の権威が強く、国民の冷静さも影響した。た