2014年度最新版のギネスブックによると、現在、世界最大の猫(ネコ科)はヘラクレスだ。ヘラクレスはライオンとトラを掛け合わせたライガーで、体重は418キロ。体長は約3メートル、肩までの高さは1.2メートルにもなる。
スコットランドヤマネコの子ネコの貴重な映像。2匹は親をなくしたオスとメスのきょうだいで、自力で生きられる年になったら野生に戻される。(字幕は英語です) かつて英国にはさまざまな野生動物が生息しており、オオヤマネコ、オオカミ、クマ、ヤマネコなど大型の捕食者もいた。このうち、今日も生き残っているのはヤマネコだけで、彼らも危機的な状況にある。 素人目には、スコットランドヤマネコはペットのイエネコのように見えるだろう。だが、ヤマネコほど人間を嫌う哺乳類は少ない。そして皮肉なことに、ヤマネコにとっての最大の脅威はイエネコだ。(参考記事:「ネコの影響は爬虫類でも甚大、全体を減らす可能性」) ヤマネコは人間を避けて暮らしているものの、多くのヤマネコがイエネコと交雑し、雑種を作り出している。純粋なスコットランドヤマネコは、イエネコの2倍ほどの大きさだ。毛は密生し、尾は短めで、独特の縞模様をもつ。(参考記事
World's smallest cat - Big Cats: Preview - BBC One 絶滅の危険性が高くIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト入りになっているサビイロネコ(関連記事)。 インド南部とスリランカに生息し、体長は尻尾を入れても50〜70cm程度、体重は約1.5kgという世界最小の猫の1種である。 灰色の毛皮で背中と脇腹にさび色の斑点があり、虹彩(こうさい)は灰色がかった茶色もしくは琥珀色。耳が丸いのも特徴だ。 非常に希少種だがペットとして飼育される場合もあるらしく、しかし野生での繁殖習性などはよく分からないままなのだとか。 あまりのかわいさに悶絶する人が続出中! そんなサビイロネコを「ビッグ・キャッツ」で初めて知った!という人がけっこう多かったようで、ツイッターには次のような声があがっていたよ。 ツイッター民の反応: @Andie91391111: めちゃめ
2017年も終わりに近づいている。明日が終わったら新しい1年の始まりだ。その前に今年発見された、猫たちの起こした危機的状況、アクシデント画像をみんなに見てほしいよ。2017年以前には発見されたものもあるけど、それはご愛嬌だよ。
ヤギに似たウシ科の動物バーラルを引き裂くユキヒョウの姿。2017年11月に撮影された。ユキヒョウは日が沈むまで数時間待ってから、ようやく食事を始めた。(PHOTOGRAPH BY JED WEINGARTEN, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) ふいに動いたものが、米国人の写真家ジェド・ワインガーテン氏の目を引いた。 中国四川省チベット高原の静まりかえった寒い朝、シカやヒツジを撮影するためにこの地にやってきた彼の視界を、褐色の何かが横切ったのだ。 ユキヒョウに出会うのは予想外だったが、ワインガーテン氏の目の前にいるのはまさしく、世界で最も希少かつ謎に満ちた大型ネコ科動物だった。 さらに驚いたことに、そのユキヒョウは切り立った崖の上からバーラル(ヤギに似たウシ科の動物)を転がり落としていた。この作戦によってユキヒョウは、最後には見事相手を仕留めてみせた。(参考記事:
ネコ科と一口に言っても36以上の種がおり、みんな違ったみんな生粋のハンターである。嗅覚や視覚が鋭く、強靭な後ろ足と鎖骨を備えるために非常に俊敏。身を隠すことも得意で、接近を悟られぬまま獲物に近づくことができる。 通常群れは作らないものの、時に仲間と助け合うこともある。 イエネコはもちろん、トラやライオンやチーターなどはよく知られているが、あまり知られていない仲間もいる。カラパイアには登場しているものも含まれるが、一般的には知名度は低いものの、魅力に溢れた10種のネコ科動物をまとめてみていくことにしよう。
味覚はおいしさの大きな要因だ。甘い、酸っぱいといった味はどうして感じるのだろう。近年、分子レベルで味覚のメカニズムが明らかになってきた。 「味覚地図」は存在しない 私たちは食べ物を食べると、味を感じる。「おいしい」と感じれば食べ続けるし、「まずい」と感じれば食べるのをやめる。当たり前だと思うかもしれないが、命がけで食べ物を探していた私たちの祖先は、味覚など五感を発達させることで食べてもいいのかどうかを判断してきた。つまり、味覚は生きていくための重要な感覚なのである。 食べ物の味は、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つの「基本味」に分類されている。辛味や渋みも広義では味ではあるが、味を感じる仕組みが異なるため基本味とは異なる。 口の中で食べ物が咀嚼されると、食品の組織が破壊される。それが唾液と混ざると、食品成分中の分子やイオンが溶出する。これらの化学物質(味物質)が舌にある「味蕾」で感知され
雌のユキヒョウが、モンゴルの南ゴビ砂漠にそびえる雪山を歩いている。自分と、巣穴で待つ2頭の子供たちが食べる獲物を探しているのだ。 この母親が留守にしている間を利用して、研究者らは子どもたちをじっくりと観察していた。保護団体のユキヒョウ保護基金とユキヒョウトラストは、この雌を数カ月間にわたって観察してきたが、今回、子どもたちにマイクロチップを取り付けたことで、彼らを追跡することが可能になった。一帯に多数設置されている自動撮影のカメラトラップは、彼らの日常の動きを撮影してくれるだろう。(参考記事:「【動画】100頭未満、ロシアのユキヒョウ」) トスト山周辺のユキヒョウは2009年以降、観察が続けられてきた。彼らは今では世界で最も長く、最も詳しく研究されてきた集団となっている。ユキヒョウは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで長い間「絶滅危惧種(endangered)」に指定されていたが、
タンザニアで、ヒョウの子どもに授乳するライオン。(PHOTOGRAPH BY JOOP VAN DER LINDE, NDUTU LODGE) アフリカのライオンとヒョウは、友達と呼べるような関係ではない。それどころか、ライオンはヒョウを殺す習性さえある。 それだけに、タンザニアのンゴロンゴロ保護区で最近目撃された光景は、関係者を非常に驚かせた。5歳のメスライオンが、生後数週のヒョウの子どもに授乳していたのだ。(参考記事:「【動画】ライオンが奪ったカメラに写っていたのは」) 「前例のないことです」と話すのは、世界各地でネコ科動物を保護する非営利団体パンセラの代表兼最高保護責任者のルーク・ハンター氏だ。「野生でこんな行動は見たことがありません」 ライオンとヒョウが出会うまでの経緯や、ヒョウの本当の母親がどこにいるのかはわからない。だが今のところは、メスライオンの攻撃本能を母性本能が上回ってい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く