あえて遮ることで見えるものもあるんですねぇ。 熱い空気、冷たい空気、人の吐息、どれも感じることはあっても見たことはないですよね。しかしYouTubeチャンネルのVeritasiumはカメラ、LED電球、凹面の鏡、カミソリの刃、のたった4つのものを使うことでそれらを捉えてしまいました。 Video: Veritasium/Youtube やり方は大体こんな感じです。まずカメラを設置し、レンズのすぐ横にLED電球を添えます。そしてカメラの視点の先に、光源の光がレンズの少し手前で集まるように凹面の鏡を配置し、集まる箇所にカミソリの刃を固定。この時、集まった光の半分だけを遮るようにします。あとは見たい「空気」を鏡の前に持ってきて、それをカメラで撮影する。予想以上にシンプル! なんでそんなことで見えるの?ってなりますよね。キモは光の屈折らしいです。光は空気中を直進するものだと思われがちですが、実際は
New version of Vantablack coating even blacker than original by Bob Yirka , Phys.org (Phys.org)—U.K.-based Surrey Nanosystems has announced that it has improved on the original Vertically Aligned Nanotube Array BLACK (Vantablack coating) which the company claimed to be the blackest material ever made. The original Vantablack was found to absorb 99.96 percent of visible (and ultraviolet and infrare
最新のレーザー画像技術により新たに判明した、鳥に近い恐竜アンキオルニスの翼の詳細。人間で言う肘の前方から手首の後方部分に、従来見えなかった皮膚のひだがあることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY WANG XL, PITTMAN M ET AL. 2017) 頭の赤いキツツキに、小柄な恐竜のベロキラプトルをかけ合わせた動物を思い浮かべれば、アンキオルニスの姿としては間違っていない。それが、この太古の動物の標本9点を精査した科学者たちの結論だ。 アンキオルニスは始祖鳥以前の後期ジュラ紀に生きていた高さ30センチほどの恐竜だ。これまでは見えなかった軟組織に強力なレーザー光を当てることで、以前よりはるかに詳しく解き明かされた実際の様子が2月28日付のオンライン科学誌「Nature Communications」に発表された。この発見により、1億6000万年前の昔から、鳥に非常に近い特徴
MITの技術者が、閉じられた本にテラヘルツ波を透過することで、本を開くことなく最大9ページ分の内容を読み取る透視技術を開発しました。この研究のテーマは「見えないものを見られるようにすること」で、さらに技術を洗練させれば、よりページ奥深くまで中身を読み取れるようになると考えられています。 Terahertz time-gated spectral imaging for content extraction through layered structures : Nature Communications http://www.nature.com/articles/ncomms12665 Can computers read through a book page by page without opening it? | Camera Culture http://cameracult
従来のロケットのように推進用の燃料を必要とせず、太陽光などで発電した電気をもとにしたマイクロ波で推力を得る推進装置「EMドライブ」は、未来の宇宙開発を飛躍的に進化させるテクノロジーとして注目を集めています。その原理については不明な部分が多く、物理学の常識を覆すほどの謎とされてきたEMドライブですが、発表から10年以上を経た2016年になってようやく解明に向けた手がかりが見つかりかけており、実用化に向けた研究が加速しそうな状況が訪れています。 The Curious Link Between the Fly-By Anomaly and the “Impossible” EmDrive Thruster https://www.technologyreview.com/s/601299/the-curious-link-between-the-fly-by-anomaly-and-the-i
旧世界ザルの中で最も大きいサル、マンドリル。赤道アフリカの熱帯雨林だけに住む、シャイで人前に姿を見せない霊長類だ。(PHOTOGRAPH BY GIULIANO DEL GATTO, ALAMY STOCK PHOTO) マンドリルやサバンナモンキー、パタスモンキーといった「旧世界ザル」のオスは、あそこのアクセサリーを見せびらかす傾向がある。この記事では、「一部のサルは、なぜ青い陰のうを持つの?」という読者からの質問に答えてみたい。(参考記事:男性生殖器に関する5つの研究) なぜあんなに青いのか? まず何よりも、彼らの青い睾丸は、性的欲求不満によるものではない。 また、ヒヒなどの霊長類の性器が赤くなる現象と同じように、ホルモンの変化によるものでもないと、京都大学霊長類研究所の野生生物学者フレッド・ベルコビッチ氏は語る。(参考記事:動物大図鑑:ヒヒ) 青い色について完全にわかっているわけでは
Popular Science:「いま何時?」って、正確にはどのように決まっているのかご存じでしょうか。時間という抽象概念を測る主な基準となっているのは、世界各地に設置されている約500個の原子時計です。これらは誤差がおおよそ10-14秒前後で、20世紀後半から計時の基準として使われてきました。原子時計は原子の振動を測定して時間の長さを決めるもので、その仕組みはこちら(英文記事)で詳しく説明されています。 けれど、原子時計が最強という時代は、間もなく終わりを告げるかもしれません。ドイツの研究チームがこのほど、「光格子時計」を使って比類のない精度で時間を計測する、新しい方法を発表しました。この研究の成果は米国光学会(OSA)の学術誌『Optica』に掲載されています。どんな時計も、一定の間隔で規則正しく繰り返される事象を数え上げることで、時間を計測しています。昔ながらの柱時計では、振り子の往
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く