中東はインド以西のアフガニスタンを除く西アジアとアフリカ北東部の地域の総称である。常に争いの火種がくすぶっていて、巨大な混沌に覆われているイメージがあるが、どうしてこれほどまでに収拾がつかなくなってしまったのだろう? かつて、寛容と知恵と学識で誉れ高かった中東が、なぜ残虐と暴力とカオスで悪名高い場所になってしまったのだろうか? それを解き明かすには、この地域の歴史をひもとく必要がある。海外サイトにて中東に関する歴史的事実がまとめられていたので見ていくことにしよう。
日本時間11月24日朝、トルコがロシアの爆撃機を撃墜した。イスラム国(IS)をめぐる世界情勢は、これでいっそう混沌としてきた。前回、「空爆でテロは防げない」と僕は書いた。では、どうすればいいのか。この混沌とした世界で、日本はどう立ち向かうべきか。 先日、僕が司会を務める番組「激論!クロスファイア」で「テロ」問題について激論した。出演していただいたのは、森本敏さんと高橋和夫さんだ。森本さんは元防衛大臣であり、安全保障のスペシャリスト。高橋さんは日本一と言ってもいい中東問題のスペシャリストだ。 興味深い話ばかりだった。そのなかでも、とくに驚いた話がいくつかある。たとえば今、中東では、アルカイダとイスラム国が一種の「ブランド競争」をしているということだ。 もともとイスラム国はアルカイダの一部だった。そのなかでも「過激すぎる」と追放された人間たちが作った組織がイスラム国なのだ。 イスラム国には、す
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