家族間で言い争いが勃発し、それぞれの意見が分かれることはどの家庭でも起こり得ることだ。しかし、「家族メンバーで、誰が一番あなたを悩ませているか」という調査によると、最も喧嘩になりやすい相手同士は特に母親と子供なのだそうだ。 母親は、自身の性格や態度が我が子に反映されているのが見えるからこそ、余計に自分の子供の態度を受け入れようとしなかったり、正そうとしたりすることがよくあるという。そして子供へのコントロールに失敗し、逆に激しい争いに繋がる可能性が多いというのだ。
世界レベルで近年の流行語大賞を選ぶとすれば、「フェイクニュース」が有力候補に入るのはまちがいない。アメリカのドナルド・トランプ大統領は自らに不都合なニュースをことごとくフェイクニュースと称しているが、本来は虚偽の情報に基づいて作られたニュースを意味する。2016年のアメリカ大統領選挙の前には、「ローマ法王がトランプ候補への支持を表明した」「民主党のヒラリー ・クリントン候補は、テロ組織IS(自称イスラム国)に武器を売却した」といったフェイクニュースがソーシャルメディアなどを通じて拡散し、大統領選の帰趨に影響を与えたとされる。 「ポピュリズム」も候補入りしそうだ。「国民が苦しむのは移民のせい」「異教徒のせい」「自由貿易のせい」とわかりやすい敵をつくり、支持を獲得していく政治家や政党が、世界各地で台頭している。 なぜ人は薄っぺらな主張に流され、浅はかな判断をするのか。このきわめて今日的な問いに
「不愉快な人」に出会ったらどうするか。 リアルな場での出会いの場合、多くの人は可能な限り「連絡を取らない」「顔を合わせない」という行動に出るだろう。 場合によっては職場をやめたり、コミュニティを抜けたりするかもしれない。 要するに「不愉快な人との間のネットワークを断ち切る」のである。 では、同じように「ネット」という場所で不愉快な人に出会ったらどうするか。 私の知人の一人は、「え、すぐにブロックするの当たり前じゃない?」と言っていた。 彼によれば、「不愉快な人物の発言が目に入るだけでも、消耗する」からなのだそうだ。 「別の意見を聞くことも重要では?」と投げかけると、 「インターネットでは建設的な議論は難しいので、そんな時間のムダはしない。」 という。 私はそれが正しいかどうか、判断をしていなかったが、改めて1冊の本を読んだ時に感じた。 これは単純な問題だったのだ。 結論としては彼の言うとお
著:Matthew D. Johnson(ニューヨーク州立大学ビンガムトン校 Chair & Professor of Psychology and Director of the Marriage and Family Studies Laboratory) 自分と正反対の人は魅力的だ、と、誰しも賛成するだろう。老いも若きも、幸せに包まれるパートナー同士も、悲しみに暮れるカップルも、独身、既婚を問わず、愛にまつわるこの古典的な言い回しには皆、賛成を表明しているらしい。人間関係に詳しい専門家たちは、この仮定に基づいて書籍を執筆した。パートナーを募集中の人たちの86パーセントが自分と正反対の気質を持つ相手を探している、と公言し、その人たちにとってはこの考え方は既に強く自分の内面に根ざしたものにさえなっている。 ところが、ことロマンスの話になると、磁石のN極とS極が引き合う、という真実がまった
マネジメント職に就くと部下の仕事が気になるもの。時にはイライラして、場合によっては怒り出したい欲求にかられることも少なくないと思います。でも上手に怒ることができなければ部下からも職場からも信用を失いかねません。 ビジネス心理学の第一人者であり多数の著書を持つ心理学者・内藤誼人先生による「今日から役立つマネジメントメソッド」。第三回目となる今回は、そんな風にマネジメントを悩ます上手な「怒り方」について指南いただきます。あなたは上手に怒れてますか? 1.人前では絶対に怒らない しばらく前のことですが、インドネシアで働く日本人駐在員が、暗闇で現地人のグループから襲われたことがありました。犯人を捕まえてみると、なんと部下とその友人たち。彼らは、人前で叱責されたことを恨みに思ったのです。 インドネシア人は、プライドが高く、人前で恥をかかされることを何よりも嫌います。けれども、それはインドネシア人に限
2014年9月11日、ロンドンにある酒屋の監視カメラに、店員に催眠術を施して現金を奪う犯人が映っていた。 56歳の店主は自分が数百ポンドを引き出していたことにショックを受けているようだ。カメラの映像には、黒いジャケットを着た東欧系の男が店主の腕を軽く叩く姿が映っている。それから刺すような動作を行い店主を催眠状態に陥らせると、店主のポケットに手を伸ばし、そのまま店を立ち去った。 First time hypnotist thief is caught on camera ある専門家によると、店主は既に以前、催眠術をかけられており、”引き金”を埋め込まれていたのだという。彼の話では、いきなり催眠術をかけることなどできないため、犯人は前もって来店して店主に暗示をかけていたはずだという。 9. 顧客女性らに催眠術をかけ性的暴行した弁護士(アメリカ) 11月、オハイオ州の弁護士が催眠術を利用してクラ
この18の質問で、あなたの「無関心度」がわかります2017.01.18 08:057,444 mayumine 疲れてる。やる気でない。日々退屈である…。 それは、「人」や「物事」に対して無関心な性格からきているのかもしれません。以下の18の質問に答えることで、「無関心度」を測ってみましょう。 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンとオックスフォード大学の研究チームは、「無関心とやる気の指標(Apathy-Motivation Index:AMI)」というツールで、健康な人の「無関心」「やる気の低下」を測る質問項目を作成しました。 研究チームは、パーキンソン病の症状として無関心を測定するために使用されるLille Apathy Rating Scale(LARS)という評定尺度に基づいて、AMIを作成。「行動活性化」「社会的モチベーション」「感情的感受性」の3つのカテゴリに分け、18個の質問
> 憧れのあの人とついに初デート。あなたは相手のことが好きでたまらないが、意中のお相手はどうだろうか。そこでスマホをチェックする振りをしてこっそりと相手をスマホで動画撮影する。するとメッセージが送られてきて、相手が楽しんでいるかどうか、隠し事をしていないかどうか教えてくれるのだ。 カナダ、トロントのスタートアップ企業NuraLogix社が開発中の画像処理ソフトウェア、トランスダーマル・オプティカル・イメージング(経皮光学撮像)は隠された感情を解析し、嘘発見器として機能する。このプロジェクトの中心人物はトロント大学の発達神経学者カン・リー(Kang Lee)氏。20年以上も人間の表情と嘘の科学を研究してきた人物だ。
Inc.:人間の認知バイアスを列挙したリストを見ると、その長さに驚きます。「利用可能性ヒューリスティック」から、「ツァイガルニク効果」まで、このリストに並んだものをざっと見ただけで、「私たち人間には論理的な決断は下せない」とか「合理的な計画など立てられるはずがない」と絶望してしまうでしょう。 でも、案ずることはありません。私たちの脳は得体の知れないマシンかもしれませんが、その特性を知ることで、こうしたバイアスの多くを、良いほうにも悪いほうにも利用できるのです。もしかしたら、公共政策の領域でバイアスを活用した有名な事例を読んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。たとえば、臓器提供に関してオプトイン型ではなくオプトアウト型を採用した例があります(臓器提供をはっきり拒否した場合のみ摘出を断念するのが「オプトアウト型」、提供をはっきりと認めた場合のみ摘出するのが「オプトイン型」。日本は
そうありたいと願っているかもしれませんが、あなたは出会う人すべてを好きになることはないでしょう。実際、何人かを徹底的に嫌っているかもしれません。 でも、もう他人を嫌う必要はありません。フローニンゲン大学で行われたある調査によると、嫌いな人に対するアプローチを少し変えることで、多くのネガティブな感情を緩和できるというのです。Susan Krauss Whitbourne博士は、心理学者のMelvyn Hamstra氏(とその共同研究者ら)による「私たちの思考バイアスや意見が、他人への判断に及ぼす影響」を調べた研究を検証しました。 その結果、人間は「共通点の多い人」と出会ったときにはその人を好きになろうと努力する傾向があり、逆に「共通点の少ない人」については避けようとする傾向があることが判明しました。 それでは、この状況を改善するために何ができるのでしょうか? Whitbourne博士は以下の
「お金の管理」というのが、「日々のお金の出入りを把握して、計画以上に使いすぎないようにする」というだけのことなら、誰にだってできるでしょう。お金の扱いが難しいのは、計算が大変だからではなく、心理的な罠にはまって間違いを犯してしまうせいなのです。私たちの脳は、ことお金に関しては、得策でない判断をしてしまうことが少なくありません。ですが、そうした「認知バイアス」の存在を知っておけば、間違いを防ぐことができるのです。 サンクコスト(埋没費用)の誤り 相手への気持ちが冷めてしまったあとも、ズルズルと交際を続けてしまった経験はありませんか? それはおそらく「サンクコスト(埋没費用)の誤り」に陥っていたのです。これは、何かに対して投資をしたあと、その結果が不愉快なものになったとしても、これまで投じたものを無駄にしたくないために、手を引くのを躊躇してしまう心理を指します。 日々の暮らしの中には、サンクコ
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