太陽の内側で生じている激レアな亜原子粒子が、イタリア中部の山岳地帯の地下で検出されたそうだ。 その粒子は「CNOサイクル・ニュートリノ(CNO-produced neutrino)」と呼ばれるもので、太陽から地球まで飛来して、グラン・サッソ山の地下に設置された検出器によってキャッチされたと見られている。 イタリア国立核物理学研究所のジョアッキーノ・ラヌッチ氏は、これによって「太陽にエネルギーを与えている2つのプロセスが完全に解明されました」とコメントする。
南極のアムンゼン・スコット基地の地下深くにあるアイスキューブ・ニュートリノ観測所は世界最大のニュートリノ検出装置だ。(PHOTOGRAPH BY SVEN LIDSTROM, ICECUBE, NSF VIA THE NEW YORK TIMES) 南極点の地下約1600メートルのところでとらえられた閃光が、100年前から科学者たちを悩ませてきた宇宙の謎を解き明かし、ニュートリノを利用した新しい天文学を始動させるかもしれない。 1900年代初頭、物理学者のヴィクトール・ヘスは、宇宙から地球に高エネルギー粒子が降り注いでいることに気づいた。私たちが今日、宇宙線と呼んでいるものだ。それ以来、科学者たちは、すさまじい高エネルギー粒子を生み出す宇宙の加速器がどこにあるのか突き止めようとしてきた。 しかし、ほとんどの宇宙線は電荷をもち、宇宙空間のあちこちにある磁場によって進行方向を曲げられてしまう。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く