1000年以上も長きにわたり、古代マヤ文明の都市ティカルは、最大かつ重要な中心都市として君臨していた。 しかし、9世紀後半ごろに、ティカルと周辺の多くの町から忽然と人がいなくなってしまった。新たな分析の結果、ティカルにあった貯水池が、この集団移住の謎を解く重要なカギであることがわかった。 米オハイオ州、シンシナティ大学の研究チームが、現在のグアテマラにあったティカルの貯水池の堆積物を分析した結果、ティカルの住民が飲み水として利用していた水が、毒物に汚染されていた証拠が見つかったのだ。
1000年以上も長きにわたり、古代マヤ文明の都市ティカルは、最大かつ重要な中心都市として君臨していた。 しかし、9世紀後半ごろに、ティカルと周辺の多くの町から忽然と人がいなくなってしまった。新たな分析の結果、ティカルにあった貯水池が、この集団移住の謎を解く重要なカギであることがわかった。 米オハイオ州、シンシナティ大学の研究チームが、現在のグアテマラにあったティカルの貯水池の堆積物を分析した結果、ティカルの住民が飲み水として利用していた水が、毒物に汚染されていた証拠が見つかったのだ。
新しい研究によれば、青銅器時代の鉄製の武器や道具はいずれも隕石から抽出した素材で作られたのかもしれないそうだ。 この発見は、鉄鉱石から鉄を精錬する技術を人類が発明する前に作られた鉄器の作成方法について、専門家に深い洞察をもたらしてくれる。
AIを使ったすごく野心的なプロジェクトが生まれていました。 その名も『The Hieroglyphics Initiative』。 このプロジェクトは、『UBISOFT』という企業が中心になって、Googleと協力しながら古代エジプトの象形文字を機械学習で解析しようというもの。 紀元前に使われていた文字の解析とか、壮大すぎてワクワクしかしないですよね! そもそも『UBISOFT』ってどんな会社? 『UBISOFT』は、世界96カ国に事業展開するゲーム開発・販売会社で、世界第3位のゲームデベロッパーです。 有名な作品に『アサシンクリード』があります。このゲームは、暗殺者を祖先にもつ主人公が、先祖の記憶を追体験するゲームなのですが、「世界の歴史を明らかにすることの難しさ」を製作チームが開発中に感じ、プロジェクトを計画したとか。 『UBISOFT』は、昔からAIをゲーム領域で利用していたそう。A
人類の広がり、まさにパンデミック。 今や地球を覆い尽くすかのように、私たち人類は存在しています。諸説はありますが、今から20万年前のアフリカで私たちの直接の祖先が誕生したとか。10万年前ごろから大陸を移動するようになるも、人口はまだ100万人にも満たなかったそう。 それが農耕を覚え、文明を持ち、さまざまな発明を生み、時には疫病の流行で人口を減らしながらも、世界史で学んだ帝国の栄枯衰退や歴史的な大事件を経て、人類は増え続けました。そして近代のテクノロジーや医療の発展により、そのスピードは加速。 そんな文明や事件が、それぞれどれくらいの人口の増減に影響したのか。そして地球の人口はどのような推移で増加したのかAmerican Museum of Natural History(AMNH)がYouTubeに公開した動画をご覧ください。 人口は黄色の点で示されており、ひとつの点で100万人です。 そ
中国で紀元前1920年ごろに発生した地震の犠牲者たち。この地震で地滑りが発生し、黄河がせき止められた。数カ月後、せき止め湖の決壊で起こった大洪水は、中国の年代記に書かれた洪水と同じものなのかもしれない。 8月4日、科学誌「サイエンス」に掲載されたある研究結果が、中国屈指の重要な伝説を地質学的に裏付けるかもしれない。 4000年近く前、中国の奥地で地滑りが起こり、岩や土砂が黄河の峡谷に流れ込んだ。崩れ落ちた土砂は高さ200メートルにもなる巨大な自然のダムとなり、数カ月にわたって川をせき止めた。やがてダムが決壊すると水が一気に流れ下り、周辺の地域に押し寄せて大洪水を引き起こした。これが「サイエンス」で報告された筋書きだが、この洪水が、中国史を大きく動かした可能性がある。幻と言われる中国最古の王朝、夏王朝は、大洪水をきっかけに成立したと言われてきたからだ。(参考記事:「ミシシッピ文化、カホキアは
アンコール・ワットの近くに眠る古代都市の詳細がレーザースキャンの技術で明らかになる2016.06.16 11:506,798 たもり ユネスコ世界遺産に登録されており、東南アジアでも屈指の遺跡群であるアンコール遺跡群。その近くのジャングルには古代都市が眠っているのですが、「レーザースキャン技術の力でその詳細が明らかになった」と英Guardianが報じています。 上空からレーザースキャンする技術を使って専門家たちが調査を行なった範囲は約1,901平方キロメートル以上。その結果、古代都市は約900年〜約1400年前のもので、カンボジアの首都プノンペンと匹敵するほどの広さの都市もあることがわかりました。 カンボジアの考古学研究機関である「Cambodian Archaeological Lidar (light detection and ranging) Initiative (CALI)」と
マヤ文明は、紀元前3000年から16世紀頃まで、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明で2012年12月21日人類滅亡説を予言したことで有名となった。 マヤ文明は当時では考えられないくらいの高度な技術を持っていたことでも知られているが、ここではマヤ文明に関する15の事実を見ていくことにしよう。
古代の沈没船から発見された、青銅製の歯車式の道具「アンティキティラ島の機械」は、発見後長らく作られた年代や場所、使用方法など多くが謎に包まれていました。しかし、X線分析の結果、道具の表面に3500以上の文字が書かれているのが見つかり、古代ギリシャ人が天体観測やオリンピックの時期を知るためなどに使っていたことが判明しています。 The world’s oldest computer is still revealing its secrets - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/news/speaking-of-science/wp/2016/06/14/the-worlds-oldest-computer-is-still-revealing-its-secrets/ アンティキティラ島の機械は、1901年にエーゲ海の沈
グーグルアースが撮影した南極大陸の画像になにやら怪しいものが写っていたという。古代遺跡の可能性もあるそうだ。画像には遺跡の入り口とおぼしき巨大な穴や、人工物に見える地形などが写されている。
黒澤はゆまの歴史上の女性に学ぶシリーズ、第4話はアステカの悪女、マリンチェです。姫として産まれたのに母親に奴隷として売られてしまった彼女は、好色な男性の元を転々とするうちに人心掌握術を身につけます。男性の懐の中から世界を滅ぼしたマリンチェ。彼女は何を思い、生きたのでしょうか。(編集部) 姫として生まれ、奴隷になった 「こんな世界滅んでしまえ」 女性にばかり、不公平と理不尽を強いられる毎日のなかで、そう願ったことはないでしょうか? この願いをまだ20歳にも満たない少女がかなえたことがあります。 その名はマリンチェ。 彼女は西暦1502年、南米のアステカ(現在のメキシコ)で生まれました。父親はパイナラという街の王で、マリンチェはお姫様として、蝶よと花よと育てられるはずだったのですが、幼い頃に父が死んだことから運命は狂い始めます。 別の男と再婚した実母は、娘がうとましくなり、隣国のタバスコにマリ
ホンジュラス東部モスキティア地方の古代都市遺跡で、米国の考古学者クリストファー・フィッシャー氏(右)と意見交換するホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス大統領(白いシャツ)。(Photograph by Dave Yoder, National Geographic) 中米ホンジュラス東部、モスキティア地方の密林で昨年見つかった謎の古代都市の発掘が、1月12日、フアン・オルランド・エルナンデス大統領の肝いりで始まり、大統領自ら遺物第1号を掘り出した。遺物は手つかずの状態でホンジュラス軍に保護されていた。再び現地入りしたホンジュラスと米国の合同調査団が現在、遺物の発掘とともに、さらなる遺跡の探査を行っている。 エルナンデス大統領が発掘したのは、玄武岩でできた見事な器だ。器の縁には、2種類の動物の姿が彫られており、一つはこの地域に多いコンドルの頭部とみられる。この器は昨年2月に発見され
カザフスタンで巨大地上絵発見、大き過ぎてNASAが空から観測2015.11.03 20:30 福田ミホ その数260ヵ所。 カザフスタンのトゥルガイは、ただのだだっ広い平原のように見えるかもしれません。でもここ数年、考古学者によって200ヵ所以上の巨大な地上絵が発見されています。それはあまりに巨大で、地上からは認識できないほどなんです。ニューヨーク・タイムズによれば、その目的はまだわかっていません。 それは「ステップ地上絵」または「トゥルガイ地上絵」と呼ばれていて、カザフスタンの考古学好き経済学者のDmitriy Dey氏が2007年にGoogle Earthを見ていてたまたま発見しました。一見何もない場所をクリックしたとき、彼は平原上に明らかなパターンを見たのです。そこには十字や四角形、卍型、丸などなどの図形がありました。それらを形作っているのは高さ3フィート(約90cm)ほど、幅30フ
ホンジュラスの熱帯雨林の奥地で昨年、LiDARスキャナーを持った考古学者が、失われた都市の遺跡を発見した。LiDARは、レーザー光を使ってジャングルの林冠の下を探査する技術だ。このような新技術の登場により、「探検の新時代」が訪れている。(PHOTOGRAPH BY DAVE YODER, NATIONAL GEOGRAPHIC) ナショナル ジオグラフィック協会が初めて考古学者に支援金を出したのは、1912年のこと。支援を受けたハイラム・ビンガム氏は、当時の最新技術であるコダックのカメラを持って、マチュピチュへと旅立った。あれから100年の間に、驚くほどのツールが登場した。人間の目に見える波長を超えて「見る」ことができるリモートセンシング装置や、人間がやれば1000年はかかる計算を一瞬でこなすコンピューターなどだ。 協会フェローの考古学者、フレデリック・ヒーバート氏は言う。「ナショナル ジ
※この発見についての詳細は、2015年12月30日発売の『ナショナル ジオグラフィック日本版』2016年1月号で、見つかった都市の想像図や写真を含めて詳しく紹介します。 一部が人間で一部がジャガーの姿をした石の彫像。ホンジュラスの密林奥深くに眠る遺跡では、この他数多くの出土品が見つかった。(PHOTOGRAPH BY DAVE YODER, NATIONAL GEOGRAPHIC) ホンジュラスの密林へ分け入った探検隊が、失われた文明の遺跡を発見したという驚くべき報告を携えて戻ってきた。この地域には昔から「猿神王国」あるいは「シウダー・ブランカ(白い街)」という古代文明にまつわる伝説が存在し、その遺跡がどこかに眠っているといわれてきた。探検隊はその場所を確かめるために、人里離れた未開のジャングルへと足を踏み入れた。 発見された遺跡は今からおよそ1000年前に栄え、その後滅びた文明のものと思
新たに発見された古代マヤの水の神殿の空撮写真 1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/02/02(月) 17:50:08.03 ID:??? マヤの水の神殿を発見 “激動の時代”の爪跡か | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150130/433789/ ベリーズの静かな森にたたずむ深い泉に、古代マヤの人々に“干ばつカルト”が広がっていたことを示す遺跡が眠っていた。マヤの人々は、文明国家が滅びないようにと雨の神に供物と祈りを捧げたようだ。 今回、考古学者のグループがベリーズのカラ・ブランカで発見したのは、水の神殿の遺跡だ。小さな広場があり、朽ちた小屋と小さな2つの建造物の名残がみられる。中心となる建造物は、人々がマヤの雨の神や地下界の悪魔に
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