ロシアに落下した、直径15mの隕石 ロシア南部のチェリャビンスク州周辺で2月15日の朝9時ごろ、隕石が落下した。隕石は上空で爆発した模様で、強烈な光が広がり、その後、爆音が数回響いた。隕石の破片がビルの窓ガラスなどを割り、割れたガラスの破片などで1100人以上がけがをした。隕石でけがをするケースは非常に珍しい。 その後、隕石はチェリャビンスク州西60キロのチェバルクリ湖に落下したことが分かった。凍結した湖面にできた直径8メートルの穴まわりには、無数の隕石のかけらが散らばった。氷の下には「重さ約100キロ」ほどの隕石が沈んでいる可能性がある。 地球の陸地の約12%を占めるロシアでは理論上、隕石落下の可能性が世界一高い。調べてみると過去にも隕石の落ちた後がクレーターになって残っていた。世界で4番目に大きい、直径約100kmのポピガイ・クレーターだ。 2012年9月、シベリアのポピガイ・クレータ