シリコンバレーの「メガ・ユニコーン」の中で、グローバル展開が最も進んでいるのはエアビーアンドビーだろう。同社は世界190か国、34,000都市でサービスを展開し、その拠点数はウーバーの2倍以上もある。また、スナップチャットやピンタレストがアメリカ国内での利用が大半を占めるのに対し、エアビーアンドビーはアメリカ国外の予約が全体の三分の二を占め、ヨーロッパが最大の市場となっている。 しかし、グローバル化の急速な進展により、同社は多くの課題にも直面しているという。エアビーアンドビーでプロダクト担当の副社長を務めるジョー・ザデーは、自社が克服しなければならないチャレンジを「グローカル(glocal)」と表現する。 「世界のあらゆる地域でサービスを展開するためには、グローバル化とローカル化を同時に実現する必要がある」とザデーは話す。 エアビーアンドビーの最大の魅力は、判で押したようなホテルの部屋とは