Webを高速化するための新プロトコルSPDYのホワイトペーパが,Googleから公開されている. SPDY HTTPでは基本的に,一つのコンテントを取得するたびにコネクションを作る.現在のwebでは,一つのページをレンダリングするために,多数の画像やらcssやらjavascriptのコンテントを読み込む必要があるので,複数のコネクションが必要になる.最近のwebブラウザだと一つのサーバに対して6つのコネクションを同時に張るが,これはサーバにとっても負荷になるし,コネクションを張るためのレイテンシは避けられない. SPDYは,一つのTCP/SSLコネクションを使って,その上にHTTPのコネクションを実現する.コネクションを使い回すことができるので,サーバにも負荷はかかりにくいし,レイテンシも小さい.さらに,リクエストヘッダや,レスポンスヘッダに関しては圧縮を行うことで,通信量の削減を実現する