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ノンフィクションに関するmedihenのブックマーク (22)

  • “異常”なベストセラーが生まれる舞台裏──読者や著者と読書体験をつくりあげる早川書房の仕掛け人 - CX(顧客体験)のメディア「XD:クロスディー」

    「闇の自己啓発」「異常論文」「最悪の予感」……一見すると“異常”な印象を受けるこれらの文字列は、ある出版社から刊行された書籍や雑誌のタイトルである。 発売直後から売れ行き好調、SNSも大きく沸かせたこれらを手掛けるのは、早川書房。1945年8月という、日史における転換点となった月に創設された同社は、日SFやミステリーを根付かせた立役者だ。もともとは海外文学がメインだったが、2000年代以降は国内フィクション、そしてここ数年は国内ノンフィクションにも格進出し、コンセプチュアルな作品を世に送り出し続けている。 出版不況が叫ばれて久しい現代において、早川書房はなぜ話題作を連発できるのか? この謎を解き明かすため、編集統括部長の塩澤快浩と、ノンフィクション部門の責任者を務める一ノ瀬翔太をたずねた。両氏は「書籍」という媒体を通して、読者にいかなる体験を届けようとしているのか。かの大作家にちな

    “異常”なベストセラーが生まれる舞台裏──読者や著者と読書体験をつくりあげる早川書房の仕掛け人 - CX(顧客体験)のメディア「XD:クロスディー」
    medihen
    medihen 2021/09/30
    関係性の良い職場だからこれがうまく行く、という気がする。→ "ストレートに、企画会議のときに書いていたような内容を、そのままSNSに書いている感覚"
  • 熱くて面白い。不思議な科学本『サルバルサン戦記』 - HONZ

    著者の岩田先生は、不思議なを書く人だ。自身の専門である感染症を核にして、抗生物質、ワクチン、さらにはパニックに対するリスクコミュニケーションなどを明快に論じると同時に、自らの知見、思い、そして生き方の根的な思想までもを、人に伝えようとする。つまりは「啓蒙的な」を書く人と言えるのだが、その思いが非常に強く、とにかく伝えたいことがいっぱいあるので、「啓蒙的」という枠を壊すようなパワーを持ったを次々と上梓しているのだ。 例えば、漫画家・石川雅之と組んだ『絵でわかる感染症 with もやしもん』などは、完全に専門的な内容なのに、イラストと文章で誰でも面白く、かつわかりやすく読めてしまうという不思議なだった。医学や看護学を学ぶ学生がコアな読者対象となろうが、版元は医学専門書の出版社から出されたわけではなく、講談社だ。あらゆる人に、徹底的に感染症を理解してもらいたいという、著者の熱い思いが感

    熱くて面白い。不思議な科学本『サルバルサン戦記』 - HONZ
    medihen
    medihen 2015/03/24
    “本書は、サルバルサンの開発者・秦佐八郎の奮闘を描いた「科学ノベル」だという。新書という形態でありながら「小説」ということにまず「?」と思う”
  • コラム別に読む : 角幡唯介が選ぶ旅と冒険本ベスト5 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • コラム別に読む : 高野秀行が選ぶ旅と冒険本ベスト5 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■辺境・探検・ノンフィクション作家 高野秀行 私が理想とする旅行記は「物語が面白く、文章が上手で、ユーモアがある」というものだが、日のものでも外国物でもめったにこの条件を満たすには出会えない。 今まで読んだ中で最も理想的な旅行記は『どくろ杯』だ。昭和初期、不倫するを愛人から引き離すというそれだけの理由で、一文無しの詩人は無理やり海外へ旅に出る。破天荒な旅、愉快な登場人物、魅力的な町や港の描写、そして誰にも真似できない、飄々(ひょうひょう)としていながら繊細で艶っぽい文章。 私は初めてこのを読み終わったあと、著者がすでに世を去っているというのが信じられなかった。親しい人が急に亡くなったときのお通夜にいるかのような気持ちになった。それくらい文章が生命に満ちあふれているのだ。そんな感想を抱いた旅行記以外でもない。このだけだ。 ここでは上海を出たところで物語は終わっているが、その後旅

    コラム別に読む : 高野秀行が選ぶ旅と冒険本ベスト5 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 美しき山下清 『マリー・アントワネットの宮廷画家』 石井美樹子 - HONZ

    ★★★★☆ フランス革命前後の貴族生活に興味がある人はもちろん、逆境にも負けない強い女性の人生に触れたい人にもオススメ 表紙の絵は書の主人公であるルイーズ・ヴィジェ・ルブランの自画像である。この絵を見ての通り、ルイーズはパステル画家の父ルイ・ヴィジェから絵の才能を受け継いだだけでなく、結髪師の母ジャンヌ・メサンから美貌も受け継いだ。マリーアントワネットの宮廷画家であったルイーズはフランス革命の混乱を逃れるため、12年ほど娘とヨーロッパを彷徨うことになる。書は行く先々で様々な困難にぶつかりながらも、持てる才能を活かして、「美しいもの」への情熱を絶やすことなく懸命に生き抜いた女性の人生に迫る一冊となっている。 ルイーズは1741年のパリに生まれたが、当時の子どもに対する見方、育て方は現代のそれとは大きく異なっている。子どもは貪欲で勝手気ままな欠陥を持った大人であり、子育ては召使いの仕事であ

    美しき山下清 『マリー・アントワネットの宮廷画家』 石井美樹子 - HONZ
  • 『立花隆の本棚』新刊超速レビュー - HONZ

    『ノンフォクションはこれを読め!−HONZが選んだ150冊』、『面白い』と立て続けに「」を出版してきたHONZだが、この「」には驚いた。なんと文650ページ、うちグラビア写真188ページ、厚さ5.2センチ、重さ875グラムで3000円なのである。1グラム3.43円。1ページ4.6円だ。これで「知の巨人」立花隆の棚をじっくり見せて貰えるのだからまさにお買い得だ。 書の制作にあたってははまず写真が撮られた。しかも書棚1段1段をレーザー墨出し器を使って計測し、精密撮影したうえで全景を合成するという、非常に手間のかかるマニアックな手法で撮影された。あまりに膨大な蔵書のため、1万回にわけて撮影されたという。1カットに20冊が写り込んでいるとして、その数20万冊。御年72歳の立花隆が1歳からを読み始めたとして(たぶん読み始めたのだと思う)毎年2800冊ほどのに目を通したというこ

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  • アンソロジーは目次が命 - 書評 - こんなに使える経済学 : 404 Blog Not Found

    2008年01月08日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Money アンソロジーは目次が命 - 書評 - こんなに使える経済学 年賀状と一緒に郵便受けに入っていたのがこちら。筑摩書房の石島様より献御礼。 こんなに使える経済学 大竹文雄編 初掲載2008.01.04; 販売開始まで更新 大竹文雄のブログ: ちくま新書 「週刊エコノミスト」に阪大社研のメンバーを中心にして連載した「効く経済学」が、 『こんなに使える経済学−肥満から出世まで』(ちくま新書) として出版されます。来年1月初旬発売です。 実に愉快なだが、一つ看過しがたい不愉快さがある。 書の目次だ。 書「こんなに使える経済学」は、「経済学的思考のセンス」の大竹文雄をはじめとする大阪大学の経済学者一同が週刊エコノミストに連載していた「よく効く経済学」を加筆修正の上一冊のにまとめたもの。早い話がアンソロジーである。 ところが

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  • Amazon.co.jp : DOJIN選書

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  • 中途半端だけどちょうどよい - 書評 - 黄金比の謎 : 404 Blog Not Found

    2008年01月07日06:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 中途半端だけどちょうどよい - 書評 - 黄金比の謎 「中途半端」、これは一取られた! 黄金比の謎 渡邉泰治 今まで読んだ中で、最も面白かった黄金比。比べるのもなんだが、「黄金比はすべてを美しくするか? 」より面白かった。 書、「黄金比の謎」は、丸ごと一冊黄金比の。それだけなら数多くあるが、書がなんといっても素晴らしいのは、「中途半端」というキーワードを黄金比に見いだしたこと。 目次 - KAGAKUDOJIN BOOKSELLより 序章 黄金比との出会い 第1章 もののかたちと黄金比 第2章 黄金比を解剖する 第3章 生物は黄金比を選択するか? 第4章 芸術に見え隠れする黄金比 第5章 数学の美しさと黄金比の仲間たち 第6章 自然も好む関数の造形と機能 第7章 予測困難? 数列がおりなすかたち 第8章 情報科学

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  • 古典x古典=斬新 - 書評 - 戦争の経済学 : 404 Blog Not Found

    2008年01月09日08:30 カテゴリ書評/画評/品評Money 古典x古典=斬新 - 書評 - 戦争経済学 実に面白くかつ役に立つ一冊。 戦争経済学 Paul Poast / 山形浩生訳 [原著:The Economics of War] 書の一番の「難点」は、「戦争」と「金」の組み合わせが面白く役に立つことそのものかも知れない。この片方だけを見ただけで理性が吹っ飛ぶ人も少なくないのに、書はそのコンボである。 しかし、そういう人こそ、書を読んで欲しい。その方が平和により近い道なのだから。少なくとも東国原英夫と赤木智弘の両名は必読である(笑)。 書「戦争経済学」は、戦争経済学を通して学ぶと同時に、戦争を通して経済学を学ぶである。 目次 謝辞 序文 第一部 戦争の経済効果 第1章 戦争経済の理論 第2章 実際の戦争経済:アメリカ戦争 ケーススタディ 第二部 軍隊の経済

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  • ゆっくり確実に進化 - 書評 - 図解・船の科学 : 404 Blog Not Found

    2008年01月06日21:45 カテゴリ書評/画評/品評SciTech ゆっくり確実に進化 - 書評 - 図解・船の科学 「新しい船の科学」が新刊で買えなくなって久しくて寂しい思いをしていたが、やっと後継書が出てくれた。 図解・船の科学 池田良穂 Discovery Channelとか好きな人はすぐに入手しておくべし。 書「図解・船の科学」は、文字通りの船の科学を、2007年9月に就航したばかりの最新カーフェリー、「ナッチャンRera」を軸に紹介していく。最新のものを軸に一般論を展開するやり方としては、「図解・鉄道の科学」と良く似ている。古き佳き器に、とれたての酒が入った良書である。 目次 - BOOK倶楽部より 第1章 浮力の不思議 第2章 船の「大きさ」と「速度」 第3章 「揺れない船」をめざして 第4章 高速化のための工夫 第5章 船体構造と建造法 第6章 高速を生む推進器 第7

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  • ネット考察のよきサプリメント - 書評 - ネット未来地図 : 404 Blog Not Found

    2007年10月18日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Media ネット考察のよきサプリメント - 書評 - ネット未来地図 「いつもどおり」、佐々木さんより献。 ネット未来地図 佐々木俊尚 初出2007.10.16; 発売開始まで更新 Amazonの予約を待って書評。それにしても文春新書 はAmazon対策がなっていない。書も12日には届いていたのに、予約開始が日というのは遅すぎ。画像もまだないので、これは「『ネット未来地図』佐々木俊尚さんのスピードについていけてません!:[mi]みたいもん!」から拝借。 書「ネット未来地図」は、「3時間で「専門家」になる私の方法」や「グーグル Google」で、いまやblog界では知らぬものなしの佐々木俊尚の最新作。 『ネット未来地図』佐々木俊尚さんのスピードについていけてません!:[mi]みたいもん! ちょっと!佐々木さんの執筆スピードに

  • 書評 - 非線形科学 : 404 Blog Not Found

    2007年10月07日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 非線形科学 すっかり書評が遅くなってしまったのも、待ち時間が長いAmazonのせいにしとくか。 非線形科学 蔵由紀 私は2週間待たされた。そして、それだけの価値がある一冊だった。 書「非線形科学」は、文字通り、「線形」に「非ず」に振る舞う諸現象を科学で扱うことにかけて説いた一般書。フラクタル、カオス、そしてネットワーク....この広大な分野は、その小さな枝一を取り上げても新書一冊分の分量があるほど豊穣な領域であるが、それだけに、一冊で紹介するには相当な力量がいる。著者は、まさにそれをやってのけた。しかも、新書で。 目次 まえがき プロローグ 第一章 崩壊と想像 第二章 力学的自然像 第三章 パターン形成 第四章 リズムと動機 第五章 カオスの世界 第六章 ゆらぐ自然 エピローグ 参考文献 さくいん こ

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 心はプログラムできるか

    2007年08月22日09:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 心はプログラムできるか これまた、夏休みをちょっと休んで紹介するだけの価値がある一冊。 心はプログラムできるか 有田隆也 書「心はプログラムできるか」は、タイトルを見ると人工知能に関するのように見えるが、目次を見ればわかるとおり実は人工生命に関して広く紹介した。 目次 - Si新書『心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎』概要 (サイエンス・アイ新書Web)より 第1章 蟻たちの真似をして儲ける話 第2章 進化の力を借りてアートを創る試み 第3章 デジタル生命で進化を研究する時代の到来 第4章 人工生命というムーブメントの質 第5章 利己的であるからこそ利他性が生まれる 第6章 進化と学習が生む生命と心 第7章 暗闇で不安そうに動くロボット 第8章 計算機の中で心を進化させる 付章 計算

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  • 書評 - ローバー、火星を駆ける : 404 Blog Not Found

    2007年09月30日15:30 カテゴリ翻訳/紹介SciTech 書評 - ローバー、火星を駆ける 「発想する会社! (The Art of Innovation)」と一緒に献いただいたのだが、すっかり書評が遅くなってしまった。 ローバー、火星を駆ける スティーヴ・スクワイヤーズ著 / 桃井 緑美子訳 [原著:Roving Mars] これまた最高のドラマ。 書「ローバー、火星を駆ける」は、Mars Roverの20年。Mars Exploration Rover - Wikipedia, the free encyclopediaにあるとおり、マーズローバー、スピリットとオポテュニティは2003年の6月と7月に打ち上げられた。しかし、この物語が始まるのは、1987年のモスクワである。 なぜか。解説の松浦晋也に教えてもらう事にしよう。 P. 465 「いったいなんだってこの人たちはこ

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  • 書評 - 深海生物の謎 : 404 Blog Not Found

    2007年08月29日12:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 深海生物の謎 面白い。 深海生物の謎 北村雄一 そして、美しい。 書「深海生物の謎」は、農獣医学部(現・生物医学部)で学んだフリーランスライター兼イラストレーターが、深海生物の世界を新書一冊まるごとフルカラーで紹介したもの。 目次 - Si新書『深海生物の謎 彼らはいかにして闇の世界で生きることを決めたのか』概要 (サイエンス・アイ新書Web)より。 第1章 地上の痕跡から深海へ 第2章 初島深海観測ステーションから見る世界 第3章 熱水の吹き出る世界 第4章 死体の楽園 第5章 泥を喰らうもの 第6章 海溝、そして地上へ 第7章 深海を探査する機械 付録 参考文献 索引 新書で深海を取り上げたものとしては、以前紹介した「深海のパイロット」があるが、同書が「どうやって深海にアクセスするか」を中心に紹介して

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 未来を予測する技術

    2007年08月21日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 未来を予測する技術 夏休みの最中ですが、書評です。 未来を予測する技術 佐藤哲也 ....こりゃ夏休みどころではない。なにしろ、書はこの一年で出たのうち私が読んだ中で、最も多くの人に読んで欲しいベスト1なのだから。 書「未来を予測する技術」は、地球シミュレータセンター長、佐藤哲也が、未来を予測するとはいったいどういうことなのかを、全身全霊を込めて書いた。このが売れなければ私はもうblogで書評するのをやめてもいい。 目次 はじめに 第一章 一つの技術が人間の生き方を大きく変える 第二章 人類の未来予測は"占い"から始まった 第三章 現代科学のパラダイム 第四章 現代科学の忘れ物 第五章 人間の弱点を補うコンピュータ 第六章 シミュレーション文化の胎動 第七章 未来を観る望遠鏡 第八章 シミュレー

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  • ジョー・オダネル(Joe O'Donnell)のこと: 極東ブログ

    今年の8月はブログに戦争の話題を書きたくなかった。ブログも4年を越え、自分なりの考えはもうあらかた書いたような気がしていたし、しだいに8月15日という日が、自分には日の独善的な欺瞞にしか思えなくなりつつある。が、ジョー・オダネル(Joe O'Donnell)の死については書いておくべきなんじゃないかとふと思った。ためらった。私が書いたところでまた誤解されるだけなのだ。でも、書いておこう。 ジョー・オダネルの死を朝日新聞は少し奇妙な伝え方をしてた。11日付”「焼き場に立つ少年」の写真家ジョー・オダネルさんが死去”(参照)より。 ジョー・オダネルさん(米国の写真家)が米テネシー州の地元インターネットニュースサイトによると、10日、同州ナッシュビルで脳卒中のため死去、85歳。 奇妙な感じがしたのは、新聞社が「地元インターネットニュースサイトによると」みたいな書き方をしていいのだろうかということ

  • 「最悪の事故」から学ぶ教訓 : 小野和俊のブログ

    「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」では、チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル・チャレンジャー爆発墜落事故をはじめ、潜水艦の沈没や航空機墜落事故、石油プラットフォームの爆発や橋の崩落といった巨大事故が実際に起こってしまった事例と、事故が起こる直前にい止めることができた事例を通じて、事故を生み出してしまったシステムや体制、組織の規律やそこで働く人のメンタルな状態など、さまざまな切り口から事故の原因が考察されていく。 普段の生活において、自分のちょっとしたミスがこのような大事故につながるような場所に身を置いている人はそれほど多くないかもしれない。しかし、書で述べられている内容のうち、事故の原因とそこから学ぶ教訓の部分について目を向けてみると、私たちが日常的に接しているような場面においても同じように当てはまる内容があまりにも多いことに驚く。 書には実に数多くの教訓が含まれてい

    「最悪の事故」から学ぶ教訓 : 小野和俊のブログ
  • 404 Blog Not Found:書評 - 不完全性定理

    2007年02月05日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Math 書評 - 不完全性定理 初掲載2007.02.04 脱帽。 不完全性定理 数学的体系のあゆみ 野崎昭弘 もしかして、今まで読んだ数学書の中で最高傑作かも知れない。 著者の野崎昭弘は、「詭弁論理学」の著者にして、「Gödel, Escher, Bach(GEB)」の訳者。安野光雅と「石頭コンピューター」を共著した人でもある。私は「πの話」以来のファンなのだが、その野崎昭弘が不完全性定理にガチで対峙したのが書だ。 目次 第1章 ギリシャの奇跡 第2章 体系とその進化 第3章 集合論の光と陰 第4章 証明の形式化 第5章 超数学の誕生 第6章 ゲーデル登場 書は、「不完全性定理とは何か」だけではなく、「公理とは何か」「定理とは何か」をまずきちんと解説した上で、「不完全性定理は人にとってどんな意味があるのか」までを説いている。

    404 Blog Not Found:書評 - 不完全性定理