高価なメーカー製機器が主流だった大型ネットワークスイッチやフラッシュストレージの分野にも「ホワイトボックス」の波が広がっている。米シリコンバレーで2018年3月20、21日(米国時間)に開催された「OCP U.S. Summit 2018」では、大型スイッチやストレージに関するオープンソースのハードウエア仕様が相次ぎ発表された。 OCP U.S. Summitは米フェイスブック(Facebook)が主導して2011年に誕生した「Open Compute Project(OCP)」の年次会合だ。OCPはデータセンターで使用するサーバーやストレージ、ネットワーク機器、ラック、空冷装置などのハードウエアの仕様や設計図をオープンソースとして開発・公開している。 近年サーバーの世界では、巨大クラウド事業者がODM(相手先ブランド設計製造業者)からサーバーを直接調達する動きが進んでいる。米国の調査会社