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哲学に関するmedihenのブックマーク (9)

  • ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』を勝手に翻訳している話をした。 cruel.hatenablog.com で、引き続きやっていて、第2講もいまのところ、なかなかおもしろい。まだ前半だけだけれど、言われていることはやはり単純だ。 頻出する観念として「異世界性」と「この世性」みたいなのがある。 異世界性は、来世の天国で処女が17人!とか、この世が気にわんから異世界転生するなろう小説みたいなもの欲しげな話とはちがう。そういう異世界転生って、この世の価値観のまま自分の都合のいい世界になるってことで、「この世性」の権化。 当の異世界性というのは、この現実は現実ではなく、永遠不変の絶対的な善の世界があるのよ〜みたいな話。 この手の論者はみんなインチキ。なんだけれど、西洋思想では圧倒的にこの異世界性が大きな影響を持つ。宗教なんてみんな神さまだのといったありもしないものを押しつけるという理屈で、この異

    ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    medihen
    medihen 2024/01/16
    "むしろ茶化せる、バカにできるというのは、ある意味でその議論のエッセンスを把握できているということでもある場合が多い、とぼくは思う"
  • 星暁雄氏による、SF作家チャールズ・ストロスのテック富裕層のSF的妄想への批判の紹介

    星 暁雄 (ITと人権) @AkioHoshi フリーランスITジャーナリスト ← 日経BPで編集長とか ← 早稲田大学大学院・理工 分野:IT全般、インターネットと人権, Blockchain, Crypto 好きなもの:Tech, Innovation 嫌いなもの:Fake, Scam, Cult 趣味アカウント @AkioHoshi2 note.com/akiohoshi/n/ne… 星 暁雄 (ITと人権) @AkioHoshi SF作家のチャールズ・ストロス(『アッチェレランド』『シンギュラリティ・スカイ』)が、テック富裕層SF的妄想をコテンパンに批判している。 その批判は、SFというジャンルそのものへの自己批判を含む。手痛い内容だが興味深いので、紹介したい。 scientificamerican.com/article/tech-b… 2023-12-28 14:21:08

    星暁雄氏による、SF作家チャールズ・ストロスのテック富裕層のSF的妄想への批判の紹介
    medihen
    medihen 2023/12/29
    “SF作家のチャールズ・ストロスが、テック富裕層のSF的妄想をコテンパンに批判している。 その批判は、SFというジャンルそのものへの自己批判を含む。手痛い内容だが興味深いので、紹介したい”
  • どの活動がなにゆえ「芸術」なのか? - obakeweb

    芸術哲学の(根幹とまでは言わずとも、)代表的なトピックのひとつは芸術の定義である。芸術とはなにか。どこのどれがなにゆえ芸術作品であり、その他のアイテムはなぜ芸術作品ではないのか。 分析美学における芸術の定義史は教科書[1][2]やStanford Encyclopedia of Philosophyのエントリーを読んでいただければ結構なので、ここでは新しめの話を紹介する。*1 芸術の定義とバックパス 芸術の定議論では、制度説や歴史説といったそれなりにもっともらしい立場が現れて以降、おおきなブレイクスルーはなかった。流れを変えたのはドミニク・ロペス[Dominic Lopes]である。2008年の、その名も「芸術の理論なんて誰もいらない」という論文で、ロペスは次のように提起する。 私たちが必要としているのは、芸術[art]の理論じゃなくて、諸芸術形式[the arts]の理論である。気になる

    どの活動がなにゆえ「芸術」なのか? - obakeweb
    medihen
    medihen 2023/05/23
    「SFとは何か」という議論にもそのまま使えそうな話。"芸術実践というのは、そもそもコーディネーション問題を解くようなものではなさそう" ← 「どう売るか」というところまで実践に含めたらどうなるんですかね。
  • 【読書感想】目的への抵抗 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ランキング参加中読書 目的への抵抗 (新潮新書) 作者:國分 功一郎新潮社Amazon Kindle版もあります。 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書) 作者:國分功一郎新潮社Amazon 自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。 うーむ、「哲学講話」か……なんか難しそうだけど、Amazonの新書ランキングでけっこう売れているんだよなあ……他に指が動く新書も見つからないし…… みたいな感じで手にとった(実際はKindle版を買った

    【読書感想】目的への抵抗 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    medihen
    medihen 2023/04/20
    "哲学では、この「思考のプロセス」が重視されているのです。というか、結論を聞いただけでは、何が何だか、という感じです。  なんでも「3行でお願い」とか言われてしまう昨今では流行らないのかもしれないけれど"
  • 哲学対話が組織に起こす「小さな変革」 | ウェブ電通報

    多様な価値観が広がる現代。企業も社会における自社の存在意義を打ち出すことが重要になっています。その中でいま、日でも注目され始めているのが、企業理念の形成や研修における「哲学」の導入です。 哲学をいわゆる「思想」としてではなく、「方法」として取り入れる「哲学対話」のメリットや考え方などを紹介する連載。第1回では哲学思考や哲学対話とはそもそも何かについて紹介しました。 今回は、電通コーポレートトランスフォーメーション部の中町直太氏が、東京大学「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」センター長の梶谷真司氏にインタビュー。哲学対話が企業にもたらす効果や哲学者から見た日企業の課題などについて伺いました。 「きちんと話をする」経験を、ほとんどの人はしてきていない 中町:まずは、梶谷先生がこれまで哲学対話・哲学思考等のプログラムを企業で実施してきた中で、教育現場や地域で行うときとの違い

    哲学対話が組織に起こす「小さな変革」 | ウェブ電通報
    medihen
    medihen 2023/01/11
    "intellectual safety", "これは訳すと「知的な安全性」、つまり「どんな質問をしてもいい」ということになり、気持ちよく話すとかみんなが傷つかないという意味ではないんです"
  • 東工大・上田紀行副学長「リベラルアーツ教育導入で何が変わったか」|知りたい 聞きたい キーパーソンに問う|朝日新聞EduA

    (うえだ・のりゆき)東京大学教養学部卒、同大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(医学)。愛媛大学助教授を経て、1996年、東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。2012年、リベラルアーツセンター教授。16年、リベラルアーツ研究教育院長。22年4月から副学長(文理共創戦略担当)。専門は文化人類学。 入学直後から大学院博士課程まで継続 ――2016年からリベラルアーツ教育を導入して6年になります。最初の学生が大学院修士課程を終えたところですが、学生に変化はありましたか。 学生は相当変わりました。最初の1、2年で、「学生が明るくなった」と学内で言われました。また、学生がを読むようになり、大学生協の人文社会書の4、5月の2カ月の購入冊数は2015年が75冊だったのが、16年に750冊、17年に1750冊になりました。 東工大のリベラルアーツ教育は「コア学修科目」が柱で、入学するとす

    東工大・上田紀行副学長「リベラルアーツ教育導入で何が変わったか」|知りたい 聞きたい キーパーソンに問う|朝日新聞EduA
    medihen
    medihen 2022/06/16
    “旧帝大の教員は自分の学部を優先しがちで、文理融合がなかなか進みませんが、東工大はリベラルアーツ研究教育院をつくったことで、教員は「文理共創」が求められ、全学のことを考えるようになりました”
  • 『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す[増補版]』コメント - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    須藤靖・伊勢田哲治 (2021年5月30日刊行,河出書房新社,東京,342 pp., 体価格2,000円,ISBN:978-4-309-25427-2 → 版元ページ) 須藤靖は「私は科学哲学が物理学者に対して何らかの助言をしたなどということは訊いたことがないし,おそらく科学哲学と一般の科学者はほとんど没交渉であると言って差し支えない状況なのであろう」(p. 16)と述べている.しかし,科学哲学に関する須藤靖のこの主張は,彼のホームグラウンドである “物理学” では正しい認識かもしれないが,ワタクシのように “生物体系学” の現代史を知っている者にとってはただの偏狭な間違った認識と言うしかない.個別科学ごとに「科学と科学哲学との関係」はそれぞれ異なるからだ.十数年前に出した:三中信宏 2007. 科学哲学は役に立ったか:現代生物体系学における科学と科学哲学の相利共生.科学哲学, 40(1

    『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す[増補版]』コメント - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    medihen
    medihen 2021/08/05
    "科学哲学を気にすることなくのびのびと生きていけるシアワセな個別科学が一方ではあり,他方でそうではない科学もあるというだけのことではないだろうか"
  • 権威主義はびこるダークな世界で、エリート主義な「徳倫理学」が流行る「意味と危うさ」(稲葉 振一郎) @gendai_biz

    今月、老舗有斐閣から新著『社会倫理学講義』を刊行させていただく。これは大学学部レベルの倫理学の教科書、つまりはマスコミや公務員試験レベルにもだいたい対応する教養書として使われることを意図して書いたものである。 書の背後には、自分で書きやすくするために、そしてそれを読み解ける・なんとなく察せる読者のためにはわかりやすくするために、ある種のストーリーと言うか、物語を潜ませている。このような物語を設定することは、当は哲学的な探究を進める際には、話を見えやすくする効能以上に、むしろつまずきの石となったり目隠しになったりする危険が大きいのかもしれない。 だが書は初学者のための概論的入門書ということで、不正確でも大きな見取り図をとりあえず提供するのが趣旨であるので、ここでは危険については敢えて目をつぶっていただきたい。その見取り図をたどっていくと、近代において発展してきた「人間の平等」という考え

    権威主義はびこるダークな世界で、エリート主義な「徳倫理学」が流行る「意味と危うさ」(稲葉 振一郎) @gendai_biz
    medihen
    medihen 2021/03/23
    "近代において発展してきた「人間の平等」という考え方に対して、いま、人の序列化を呼び込みかねない「徳倫理学」という発想が挑戦状を叩きつけている――そんな構図が見えてくるだろう"
  • 美学は何の役に立つのか?

    以下の原稿は、もともと2019年10月12-13日、東京の成城大学における第70回美学会全国大会のために用意した講演原稿ですが、台風19号のために中止となったため、2020年1月12日に同じく成城大学において発表させていただいたものです。その後、雑誌『美学』に掲載するという話もあったのですが、字数制限などがあり残念ながら実現しませんでした。美学会の将来ということを意識した内容なので、このまま一般の雑誌原稿としても発表しにくいため、ここで共有したいと考えました。 〈1〉「歴史の終焉」が意味するもの 2010年、中国の北京大学において、第18回国際美学会議が開催されました。その時の大会テーマは「美学の多様性(Diversities of Aesthetics)」というものでした。企画者のひとりであった佐々木健一氏はそこで「美学の哲学的役割(Philosophical Role of Aesth

    medihen
    medihen 2020/10/13
    "現在では、「機械〈対〉人間」を前提する問いはもはや現実的ではなく、現実的なのはむしろ、私たちはすでに人工知能ではないのか? あるいは「ゾンビ」ではないのか?という問いだと思います"
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