ジョー猫 @korenkan いわゆる「なろう系」の書籍を買っている主要な層が30代から50代くらいだというのは、業界の人間にとっては納得のいく話だと思うんだけど(実際、それを示唆するデータが入ってくるからね)、なぜかこれを言うと意識の高いライトノベル読者から嘘つき呼ばわりされるんだよな。 2023-06-21 18:51:51
ノクターンノベルズ(小説家になろうの18禁版)のランキングを「AI挿絵つき」が席巻し始めている。 今現在のランキングだと、1位と12位が全話AI挿絵付きの長編。 7位がAI挿絵の入った短編である。 1位と12位はNovel AIを使用していると明記されている。 7位は明記がないがおそらくNovel AIと見ている。 イラストの質についてパッと見た感想としてはおそろしくクオリティが高い。 AIイラストは、複数の生成イラスト間で同じ登場人物を同じように描くことが苦手だと思っていたが、それもできている。 これは、3Dカスタム少女やコイカツなどで3Dモデルを作っており、それに任意のポーズをとらせて出力した画像をimg2img機能で挿絵に変えているという考察があった。 確かにそれならば同一性はかなり担保される。 元々、3Dカスタム少女による画像を挿絵として入れている作者はノクターンノベルズに存在した
さて、エッセイと割烹を分析していていくつか気になった点があったので、また小説家になろうを簡単に分析してみました。 そしたら、ちょっとした事実が浮き上がってきたので、まとめて終末割烹で報告してみます。 以下は今回の目次です。お好きな項目をお読みください。 小説家になろうの全体のお話 いつも通り、まずは小説家になろうの全体のお話ですね。 - 小説家になろうの基本情報(2022年5月現在) - 生まれ:2004年4月 - ユーザー登録数:225万人 - 公開作品数:88万作品(非公開含めると95万) - 月間PV数:約26億PV 今回使ったデータ元 - ユーザー数 -> ユーザー検索 - 作品数 -> なろう小説API - PV -> similarweb - ランキング -> なろうランキングAPI 全体としてはこんな感じ。それでは推移を見ていきましょう。 それぞれのデータの推移 色々とありま
もうそろそろ古希になろうとする父親だが、ここ数年でなろう系にすっかりハマってしまった 元々、昔から銀英伝とかグイン・サーガ、アルスラーン戦記とかみたいなファンタジー小説やスペースオペラが好きで読んでいた アニメもそこそこ見ていて、探偵物とかSFアニメとかを見ていた 還暦を超えたあたりで、職場が変わり暇な時間も増え家でゴロゴロする事が多くなったので、ボケ防止に何となく適当ななろう系アニメをサブスクから勧めた そしたらすっかりとハマってしまい、映画化が決まると初日に舞台挨拶にまで行く始末 暇な時間が多いからか何周もアニメを視聴し考察をわざわざ話してくる 今ではすっかりなろう系の虜になり、小説家になろうとかのWebサイトを毎日のように漁ってる 久しぶりに帰省すれば実家には書籍化したなろう系の本が山積み…… なろう系って高齢オタクにほどウケるんだな…… 深く考えなくても読めるし楽でいいと父親は話し
――KADOKAWAからは『義妹生活』をはじめ、YouTube上の「マンガ動画」のノベライズも2021年から出始めていますし、YouTuberやTikToker、インスタグラマーの本も月に数点単位で出ていますよね。なろう書籍化とはまた違う流れができている。 堤 はい。ただYouTubeは1本5分10分のものが多く、好きで積極的に観ているというより、隙間時間を埋めるために観ている場合もある。だから書籍化時の興味の持たれ方がチャンネルや作品によってだいぶ違います。ここはまだ知見が必要なところですね。 今伝わらないことをやるべき理由 ――先ほどの話に出ていた「新しい場所を作る」については、具体的には? 堤 たとえば私は兼務でKADOKAWAの音声ビジネス新規プロジェクトにも関わっていますが、ひとつの方向性としては、これから自動運転とかスマートスピーカーの普及で需要が高まるであろう音声コンテンツと
『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019年)で、専門のシェイクスピア作品はもちろん、『嵐が丘』『サロメ』等の古典から「男らしい」映画『バニシング・ポイント』『ファイト・クラブ』、はたまたディズニーの『アナと雪の女王』まで、フェミニズムの視点から縦横無尽に分析し、批評の面白さを広めた北村紗衣さん(武蔵大学准教授)を講師にお招きし、編集部のスタッフを中心に勉強会を行いました(2020年10月5日)。 いまや誰もが利用する百科事典「ウィキペディア」。北村さんはその編集に長年関わるウィキペディアンでもあります。ウィキペディアの記事がどのように作られているかを英語版、日本語版を中心に詳しく話してくださいました。百科事典は社会の鏡と喩えられるように、そこから浮かびあがってくるのは強固なジェンダーバイアスです。 北村さんのお話を前編・中編・後編の3回にわたってお届けします。 ウィキペディ
飯田一史×編集マツダ特別対談〔前編〕 「Web小説で食っていく」は可能か?小説と作家の未来|編集マツダ 「Web小説の森」では、短編小説ブームなど「ネット上では盛り上がっているが世間的な認知が追いついていない事象」、および占いツクールや食べログ文学など「世間的にはWeb小説と見做されていないが、創作的な意図を含み、その物語的おもしろさが消費されているもの」に着目し、全10回にわたって取り上げてきました。 今月は連載を締めくくるフィナーレとして、ライターの飯田一史さんがスペシャルゲストに登場! 著書『ウェブ小説の衝撃──ネット発ヒットコンテンツのしくみ』の刊行から2年半以上経ったいま、飯田さんの目に、日々進化するWeb小説の森はどう映っているのか? 「monokaki」編集部と編集マツダが聞きました。 「ヒロアカ」「FGO」の二次創作から生まれるもの――ほぼ一年近く連載された「Web小説の森
週に三回は書くと言って即一週間ぶっちぎることになんの良心的呵責も持たなくなった久保内ですけど。 なろう系の小説については編集サイドにいたのがもう5年前くらいの話なので、そのころの知識から大きくアップデートできていないことをまずはお断りしておいて。大きく違うところがあったら各自指摘してください。 なろう系の小説の商業化ですが、レーベル数や、作品ごとの販売価格が出そろい、当時は累計5-6万ポイントになったあたりで数社からのオファーが来るような状態でした。今はもうちょっと低いかもしれない。 また、販売実績を睨むと、小説としてみた場合、一冊あたりの売り上げが落ちてはいて、それだけなろう系小説の商業化がありふれたものになったことがうかがえます。しかし、出版点数自体はすでに一定の地位を占めており、なろう系レーベルにほぼ鞍替えしたと言っていいような老舗レーベルなどを見るにつけ、一点当たりの出版部数が減っ
※愚痴です。 主人公が病人と関わった時点で完治することがほぼ確定しているため、 何の感動も湧かなくなり、さっさと病人の話は終わってくれと思ってしまう。 というのも主人公が「エリクサー」なんてものを所有していることがあり、 これを使えば一瞬で病気が治ってしまうのである。医者も顔面真っ青である。 奇跡のメスで命を紡ぐ、岬に住まう天才外科医も存在意義を保てず岬から 身投げしてもおかしくないのではないだろうか。 ※本間先生とゲラと母親に謝罪しつつ 病人の家族は、完治したことを歓喜し主人公にお礼を告げるが、支払えるものが無い ということだが、ここで主人公は、その笑顔を見れただけで十分ですとか、ではこちらの お店で食事でもいただけないでしょうかとか宿泊をお願いしたりとか、そんな程度の 見返りしか要求しない事が多い。 このようなことが起こるたびに「ふざけるナァ!」とマイスターの主人公ばりに筆者は 不快な
「創作居酒屋」そこは編集者・作家・書店員・漫画家・イラストレーター・サイト運営者・読者など分け隔てなく、書籍業界にかかわる人々が集まり、創作論を語り合う居酒屋である。 どうも皆様お疲れ様です。黒澤です。 今回は3回目ということと、お酒のトークがもりあがりまして本編が盛沢山となりましたので、早速ゲストのご紹介をいたします。 一二三書房の代表取締役の「辺見正和」さんと、一二三書房で「サーガフォレスト」「ブレイブ文庫」「一二三文庫」といった複数レーベルの編集長をつとめられている「遠藤毅一」さんのお二人です。 お二人の略歴は以下をご参照ください。 ■今回の来客 辺見正和 様(現一二三書房代表取締役社長。元々は某大手電信会社関係の硬い本を展開していたが、5年前に電子書籍の担当に。そこから小説やキャラクターグッズなどを展開するエンタメ系の部署に本格的に異動となり主に営業を担当。その後、サーガフォレスト
一般のユーザーが自作の小説を投稿できるサイト「小説家になろう」。同サイトからデビューした作家の津田彷徨氏は、数字を武器にこのサイトの特徴を徹底的に分析してきた。津田氏によれば、このサイトから登場した「なろう系」と呼ばれる作品は、「読者に徹底的にストレスをかけない」という傾向を持つという。なぜそうした物語が出てくるのだろうか。 “小説家になろう”をご存知ですか? 「小説家になろう」は国内最大手のネット小説投稿サイト。ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、読売、朝日、毎日、産経の四新聞社の合計アクセス数を遥かに超える月間16億PVを誇るサイトと言えば、その規模が理解頂けるかもしれません。 『Re:ゼロから始める異世界生活』、『この素晴らしい世界に祝福を!』、『魔法科高校の劣等生』など、近年では映画やTVアニメにおいてこの小説投稿サイト発の作品群が無数に放映されており、出版業界において20
第3次ファンタジーブーム ライトノベルを知っているだろうか? 聞いたことはあるが、詳しくは知らないという人も少なくないのではないだろうか。 ライトノベルは、SFやファンタジーなどを含めた総合的な小説ジャンルだ。1970年代にソノラマ文庫やコバルト文庫から発生したとされる。主に若い中高生を読者層に想定し、同世代のキャラクターを主人公とした物語が多い。 たとえば、アニメ調のイラストの表紙がついた小説を書店で見かけたことはないだろうか。それがライトノベルだ。 ライトノベルのさまざまなジャンルのなかでも、ファンタジー作品の人気が業界にもたらした貢献は大きく、ライトノベルの誕生から現在まで、3度のファンタジーブームがあった。 最初のブームの火付け役になったといわれるのが、1988年出版の『ロードス島戦記』(水野良/角川スニーカー文庫)だ。その流行の追い風を受けて1990年出版の『スレイヤーズ!』(神
今回より、仲俣暁生先生のお手伝いをする形で、この「平成小説クロニクル」に参加させて頂くこととなった。評者はSFとライトノベル(特に後者)を専門とするライターであり、「平成」「小説」「クロニクル」という主語はいずれも大きすぎて逃げ出したくなるが、それでも一読者として平成という時代を(主にライトノベルとライトノベルとライトノベルと時々SFとそれ以外を読んで)生きた人間として、仲俣先生の補足ぐらいはできるはずと考えるので、読者諸兄にあたっては、孫悟空があの世から戻ってくるまで、自分たちだけでサイヤ人を迎え撃つことになったZ戦士たちを見守るぐらいの気持ちで応援して頂きたい(フラグ)。 今回の原稿執筆にあたっては、テーブルトークRPGをはじめとするゲームやWeb小説の歴史に関して、作家、翻訳家の海法紀光氏より貴重な助言を頂きました。記して感謝の意を表します。もちろん文責は評者にあり、文中に誤謬や不備
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