【読売新聞】 武蔵野美術大学(東京)などが、6~7月に作品を募集した画像生成AIによる絵画のコンテストを取りやめていたことがわかった。主催者側は、特定の画像生成AIアプリの使用を応募の条件としたが、アプリの機能に関する説明を誤った上
電子書籍として2019年3月より販売している海外ファンタジー小説『ダークエルフ物語』シリーズ全12作品と『【合本版】ダークエルフ物語 全12巻』につきまして、電子書籍の配信を停止させていただくことになりました。 弊社では、下記4作品(①〜④)に関しまして、訳者である風見潤氏の訳文を、「著作権者不明・著作権継承者不明」として、文化庁長官の裁定を受け、復刊・販売・配信を実施してまいりましたが、2023年3月29日、下記①~③の3作品に関しまして、弊社が2018年に文化庁の裁定により認められた「販売数の上限」を超えての販売がなされていたこと、また、著作権法上の規定にある、裁定申請中の著作物の利用に係る複製物である旨及び裁定の申請をした年月日について、下記の①~④の電子書籍内に、表記をしていなかった事が同時に判明いたしました。 読者の皆様をはじめ関係各位には、多大なご迷惑をおかけいたしますことを深
イーサリアムのブロックチェーン・ベースで音楽コンテンツを販売するサービスUjo Musicについては何回か書いています(関連過去記事1、関連過去記事2)。NFT関連で新たな展開とかはないのかなと久しぶりにアクセスしてみたら、何と、サイト(ujomusic.com)は丸ごとなくなっていて、開発元だったConsensys(イーサリアム創設者ジョセフルービンの会社)のサイトに飛ばされるようになってました。 ConsensysのサイトではUjo Music閉鎖に関する言及は一切なく、いつ閉鎖されたのかすらもわかりません。Archive.orgで調べると2021年5月から7月の間になくなったようです。公式ブログは2019年3月以降更新なし、Facebookページは2019年2月以降更新なし、公式ツイッター・アカウントは2019年10月以来しばらくツイートがなく、2021年5月に「みんな元気?」という
政府は、著作権者が不明な映像や音楽などが含まれる過去の作品をオンライン配信しやすくする制度創設の検討に入った。政府が認定する管理団体に配信者が著作権使用料を支払えば、作品の二次利用を認める方向だ。日本のテレビ番組やアニメが海外で人気となる中、コンテンツ産業の活性化を図る。 【写真】海のシーン多い「ドラゴン桜」、ロケ地は「海なし県」の社会教育施設…予約急増 著作権制度の見直しは政府の成長戦略実行計画に明記されており、知的財産戦略本部(本部長・菅首相)が13日公表の「知的財産推進計画2021」に新制度を盛り込む。今年中に細部を詰め、その後に著作権法など関連法令の改正を目指す。 現行の仕組みでは、テレビ局が過去に放送した番組などをオンライン配信する場合、番組内で使った音楽や写真などについて一つひとつ許諾を取る必要がある。古いドラマに登場する役者や劇中歌、ニュース中の写真が該当する。
出版社は中小事業者が多く、経営基盤も弱体だ。万一経営に行き詰まったら、そこが出していた書籍はどうなるのか。本を生き延びさせるために奔走している人たちがいる。仏教書の出版社、サンガは資金繰りに窮し、1月に仙台地裁に破産手続きを申し立てた。同社はアップル創業者のスティーブ・ジョブズが愛読した『禅マインド ビギナーズ・マインド』(鈴木俊隆著)などのロングセラーを持っている。こうした書籍が消えてしまう
[速報]10年にわたる著作権訴訟でGoogleがオラクルに勝訴、米連邦最高裁判所で判決。Java SEのコードのコピーはフェアユースの範囲 オラクルがGoogleに対して、Android OSがJavaの著作権を侵害しているとして訴えていた裁判で、米連邦最高裁判所はGoogleが著作権侵害をしていないとの判断を示し、Googleが勝訴しました。 以下は米連邦最高裁判所の動向を伝えているSCOTUSblogのツイートです。 BREAKING: In major copyright battle between tech giants, SCOTUS sides w/ Google over Oracle, finding that Google didnt commit copyright infringement when it reused lines of code in its An
■テイラー・スウィフトが初期作品を“再録音”してデジタル配信。その理由は…… テイラー・スウィフトは米国時間2月12日の夜、シングル「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・ヴァージョン)」をデジタル配信でリリースした。突然のリリースにも関わらずニュー・ヴァージョンへの反響は大きく、再録版のオンデマンドストリーム(オーディオとYouTubeのリリック・ビデオを合わせたもの)が米国で初日に580万回という驚異的な再生回数を記録。さらに24時間で1万ダウンロードを記録したと米ビルボードが報じている。オリジナルを凌ぐ出来だったことがファンを惹きつけた。 「ラヴ・ストーリー」は、ロミオとジュリエットをモチーフに、当時17歳のスウィフト自らが書いた作品。ボーイフレンドとの交際を両親に猛反対されたことをきっかけに、1時間部屋にこもって書き上げたという。シンガーソングライターとして名声を獲得するきっかけとなった楽
デジタルのアートやアイテムに活用されるNFT 「デジタルアート」やブロックチェーンゲーム上の「デジタルアイテム」などの流通が加速している。 古くはクリプトキティーズというブロックチェーンゲームにおいて、2018年9月当時、あるネコのデジタルデータが600ETHで販売されたことが話題を呼んだ。ちなみに現在の価格だと600ETHは約1億1,000万円になる。 そして最近でも2月にはアクシス・インフィニティというゲーム上の、バーチャルな土地が約1億6580万円(888.25ETH)で購入された。 また先日2月8日には北米男子プロバスケットボールリーグNBAプレイヤーのプレイがデジタルカード化されているトレーディングゲーム「NBA Top Shot」で、そのアイテムパックが発売30分で約2億6,000万円の売上を記録して話題を呼んだ。この「NBA Top Shot」は選手のダイナミックな動きがデジ
英国拠点の匿名アーティストであるバンクシーのアート作品が燃やされ、ノンファンジブル・トークン(NFT)になった。このNFTは9日にNFTマーケットプレイスのラリブル(Rarible)で競売にかけられる予定だ。 問題のバンクシー作品は「Morons(能無し、ばか)」と題された風刺画で、「I can't believe you morons actually buy this shit(こんなクソ作品を買うお前らのようなバカがわからない)」という言葉が書かれ、オークションで入札するバイヤーが描かれている。作品はバンクシー自らが設立したバンクシー作品認証機関Pest Controlの認証を受けている。 「Morons」はもともと、2019年にロンドンの大手オークションハウス、クリスティーズで売却され、3万2500ドルで落札された。 Moronsの焼却はニューヨーク州ブルックリンで行われ、このほど
「スター・ウォーズ」を題材とした小説である、1978年に出版された「侵略の惑星」および、2002年に出版された「スター・ウォーズ - 崩壊の序曲」の2冊の著者であるアラン・ディーン・フォスター氏が、「ディズニーは支払うべき印税を支払っていない」と訴えています。 #DisneyMustPay Alan Dean Foster - SFWA https://www.sfwa.org/2020/11/18/disney-must-pay/ アメリカでSF小説やファンタジー小説を書いているプロの作家たちによる非営利の団体であるアメリカSFファンタジー作家協会(SFWA)が、「正会員が契約書で交わされた指定の印税の支払いを受けられていない」というメッセージを公開しました。SFWAは正会員が契約の不履行などの紛争に巻き込まれた際に、それを解決するために役立つ機関として「苦情処理委員会」を設けています。
スマホやネットに親しみ、写真や映像を撮影してSNSやプログなどで発信したり投稿したりすることが日常となっている昨今、写真は現代人にとって最も身近な創作物となっています。そこで、知っておいたほうがよいのが、著作権についてです。 上の写真は林ナツミさんの「本日の浮遊」というセルフ・ポートレート作品で、ご本人がジャンプした瞬間を撮影した写真シリーズです。日記形式でウェブサイトに掲載する、という方法で発表されました。林さんが浮遊しているのですが、すべて合成ではなく、時には300回も実際にジャンプして力の抜けている瞬間を撮影したそうです(※1)。 日記形式で本格的に発表し始めたのは2011年1月1日からで、その後、「本日の浮遊」はニューヨーク・タイムズなど世界中で取り上げられました。 林さんは、浮遊のテーマについて、地球の重力を無視することでしょうか(笑)、とインタビューで語っています(※1)。 「
イノベーションの促進とブランド構築に資する優れた意匠を保護可能とすべく意匠法が抜本的に改正され、令和2年4月1日から、画像、建築物、内装の意匠が新たに保護対象となりました。この度、画像の意匠が初めて意匠登録されましたので、お知らせいたします。 ※以下の各登録意匠の図面は一部を抜粋したものです。 1.背景 昨今、インターネットサービスの多様化やスマートフォンの飛躍的普及を受けて、クラウド上に記録されたアプリケーションやソフトウェアが、ネットワークを通じて利用者に提供され、利用されています。さらに、センサー技術や投影技術の発展に伴い、壁や人体等に投影された画像によって機器を操作することや機器の機能を発揮することが可能となっています。 このようなクラウド上のアプリ等の画像や物品以外の場所に投影される画像のデザインは、製品の利便性を左右する重要な役割を担うことから、画像のデザインについて独占権を認
先日の記事では、漫画の二次創作作品を勝手にアップロードすることが違法であるとした判決について書きました。原著作物の著作権者の許可なく作られた二次的著作物であっても(その二次的著作物の著作者の)許可なく利用すれば(原著作物の著作権者の権利に加えて)二次的著作物の著作者の権利を侵害するという点は教科書通りの話です。 ただし、記事中で引用した判決文中の「本件各漫画のキャラクターが原著作物のそれと同一あるいは類似であるからといって,これによって著作権侵害の問題が生じるものではない」という部分に違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか?「キャラクターは著作物ではない」というのは判例によりほぼ確定した考え方ですが、いくつか考慮すべき点があります。 まず、著作権法の文脈における「キャラクター」とは何かを考えてみましょう。ここでは、「キャラクター」と「キャラクターの絵」を分けて考えることが重要です。漫画
一昨日(2020年10月6日)、知財高裁において、BL同人作品の著作権に関する興味深い判決がありました(判決文)。BL同人作品を無断でアップして広告収益を上げていたサイト運営企業にBL同人作者が損害賠償を請求した事件の控訴審です。 原審(東京地裁)の判決文はこちら、地裁判決が出たときの報道記事はこちらです。地裁では、被告の著作権侵害が認定され、損害賠償金約219万円の支払いが命じられたのですが、被告がこれを不服とし、かつ、原告も損害賠償金の1,000万円への引き上げを求めて控訴したという流れです。控訴審では、著作権侵害の認定は覆されず、損害賠償金の引き上げも認められませんでした。 二次的著作物にも(原作品の作者の著作権に加えて)二次的著作物の作者の著作権が生じるのは当然なのであまり議論の余地はなさそうですが、この控訴審では、被告側がちょっと珍しい主張をしていたので考察してみます。 被告の主
《この記事は約 15 分で読めます》 共同通信や産経新聞などによると、自民党文部科学部会などの合同会議が2月25日に開催され、海賊版対策の「ダウンロード規制法案」を了承したという。本稿では、そもそもこの「ダウンロード規制」はどういう目的で導入されようとしているのか? 現行はどういう制度なのか? それがどう変わろうとしているのか? などについて、改めて、なるべくかみ砕いて解説する。 「ダウンロード規制法案」とは? 共同通信や産経新聞などの言う「ダウンロード規制法案」というのは、ちょうど1年前に「スクショ違法化?」と大騒ぎになり、国会提出が断念された著作権法改正案の修正版のこと。前回は、日本漫画家協会や出版広報センターなど権利者側からも、表現活動の萎縮を懸念する声が挙がっていたが、再募集されたパブリックコメントや検討会などを経て修正が入ったことにより、今国会で成立する可能性が非常に高くなってい
《この記事は約 2 分で読めます》 ビジネス向けのプレゼン資料を一般公開できるリンクトイン(LinkedIn)の「スライドシェア(SlideShare)」で海賊版が横行しているとファスト・カンパニー誌が伝えている。 スライドシェアに本が全ページアップロードされているわけではなく、欲しい本を検索すると、パネルの1枚目に書影が表示され、別のサイトに飛び、そこでダウンロードするというやり方だ。ターゲットになっているのはベストセラーから、高額な大学教科書まで幅広いが、海賊版のサイトや、「トレント」と呼ばれるファイルシェアのサイトに馴染みがなくても、わかりやすいスライドの説明通りにやればダウンロードできてしまう。 「世界でもアクセスでトップ100に入るサイト」2019年前半の半年で「40のカテゴリーで1800万のアップロードがある」と謳うリンクトイン「スライドシェア」は、マイクロソフト傘下のサービス
ダウンロード違法化に向けての動きが再度動き出しました。 ダウンロード違法化の是非・必要性という幹の部分ではなく、「この行為は違法なのか?」「では、あの行為はどうなのか?」といった細かな議論に関心が向いていることは残念です。このまま法が改正されたら、日本人の規範意識と順法精神の高さの裏返しであるところの重箱の隅を爪楊枝でほじくるような「コンプライアンス遵守」や順法精神、それにつけ込む密告や脅しの結果としてインターネットの自由が損なわれるのではないかと懸念しています。違法ダウンロードの結果として伝達される情報の重要性ではなく、違法ダウンロードにばかり焦点が当てられ、違法ダウンロードであるが故に情報を利用することが問題視される「過剰コンプライアンス」、「コンプライアンスの暴走」という視点は必要です。 特に公的な、あるいは公的資金の入っている研究機関などのようにコンプライアンスの問題について是々非
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