インターネットや携帯電話の普及により、私たちは世界中の情報に簡単にアクセスできるようになり、生活やビジネスの面でもとても便利になりました。航空券や電子機器製品も、インターネットで最安値の店を探して簡単に購入できるようになりましたし、クレジットカードやオンラインバンキングで簡単に支払いや送金も行えるようになりました。買い物に行った友人の携帯に電話して、何か掘り出し物がないかも簡単に聞けますし、衛星放送やケーブルテレビで、外国のテレビ番組も手軽に見られるようになりました。 今回は、このような情報技術革命が、途上国の貧困層の暮らしにどのような影響を与えたのかについて、簡単に紹介します。 国際電気通信連合によれば、2003年に14億人程度だった携帯電話加入者数は、2008年には40億人を超えるまでになりました。特に新興途上国では、その普及スピードは速く、2003年と2008年を比べると、インド