マイクロソフトは、開発者向けのカンファレンス「Microsoft Tech Days 2009 “Best of PDC”」を27日と28日に開催する。同カンファレンスでは、2008年10月に米国・ロサンゼルスで開催された「Microsoft Professional Developers Conference 2008(PDC 2008)」の内容を日本向けに紹介する。 ● クラウドを活用するための「ソフトウェア+サービス」 27日に行われた基調講演では、「マイクロソフトのクラウドコンピューティング戦略」と題し、PDCで発表したクラウドコンピューティング向けプラットフォーム「Azure Services Platform」を紹介した。 マイクロソフト執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏は、「これからもITはクラウドへ進むが、これまでのテクノロジーの変遷がなければクラウ
【業界動向】 「P2Pファイル交換による違法コンテンツの撲滅は不可能」~Microsoftの研究者が論文発表 ■URL http://crypto.stanford.edu/DRM2002/darknet5.doc http://crypto.stanford.edu/DRM2002/prog.html 「P2Pファイル交換による違法コンテンツの撲滅は不可能」とする内容の論文を米Microsoftの研究者たちが発表した。これは今年11月に開催された会議「2002 ACM Workshop on Digital Rights Management」で発表されたものだ。 論文の要旨は「P2Pファイル交換サービスによる違法なデジタルコンテンツの流通はもはやパンドラの箱が開けられてしまったために止めることは不可能であり、この技術のもとで折り合いをつけながらコンテンツを守るための現実的な解決策を模索
家庭向けブロードバンド回線のトラフィック総数の推移。左上が2004年9月から2008年5月までの動き、右下がトラフィックの動きを回線別に分けたもの。三角のポイント付き紫の線が、海外から日本に向かうトラフィック。急激に増加している 東京大学大学院情報理工学系研究科教授の江崎浩氏は、「トラフィックの状況とP2Pの効果」と題して講演。「P2Pでトラフィックが増えて困る、ではなく、トラフィックを下げる」と、P2P技術によるコンテンツ配信の有効性を強調した。 江崎氏はまず、現在はP2Pによるファイル共有によるトラフィックの増大は少ないとして、それを裏付ける家庭向けブロードバンド回線における総トラフィックのグラフを示した。これは、江崎氏が各ISPの協力を得てブロードバンド回線の通信量を調査したものだ。「2004年はWinnyが全盛で、インターネットからのダウンロードとアップロードが同じだった。しかし、
現行の著作権法は、アナログの音楽や絵画などを念頭に置いて作られたものだ。デジタル技術の普及とともに登場した著作物の新たな利用形態が、著作権侵害と解釈されるなどのミスマッチがあると言われている。札幌で開催された「iCommons Summit 2008」で7月31日、「自由文化と著作権政策」と題したシンポジウムが開かれ、社会や技術の変化に合わせた著作権政策の在り方が議論された。 ● フェアユースのない著作権制度では、権利者側に有利な方向に収める圧力が働く 米国の著作権法には「フェアユース」という概念がある。無断で著作物を利用しても、公正な利用と判断されれば、著作権侵害にならないというものだ。公正かどうかの判断は、裁判所が行う。 一方、フェアユースの概念がない日本の著作権法では、権利侵害に当たらない行為を個別に規定している。北海道大学教授でフェアユース採用の重要性を訴えている田村善之氏は、日本
「Interop Tokyo 2008」で11日、「P2P技術の復権か」と題したコンファレンスが開催された。「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験ワーキンググループ副主査を務めるNTTコミュニケーションズ(NTT Com)の山下達也氏が、P2P配信システムの有効性を確認するために行なった実証実験の結果を紹介した。調査結果からは、P2P配信システムに改善の余地があることが浮かび上がった。 P2P配信システムは、従来のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)に比べてサーバーへのトラフィックが下がるため、配信側はコストの削減につながる。しかし山下氏は、「『トラフィック保存の法則』があるとすれば、サーバーで減ったトラフィックがどこかに押しつけられている可能性がある」と指摘。そこで、P2P配信システムのピア同士がネットワーク上でどのようにつながっているかを明らかにするための実証実験を行なったという。
NHK放送技術研究所(NHK技研)にて、5月22日から25日まで開催中の「技研公開2008」では、VODサービスのセキュリティ技術やP2Pを利用した個人間の番組交換サービスなどを展示している。 ● 視聴契約を携帯電話に保存する技術 VDO関連では、コンテンツの視聴契約(プリペイドチケット)を携帯電話に保存できる技術を展示している。携帯電話をチケット代わりにすることで、他のPCでも同じ契約内容でコンテンツを利用でき、別途IDなどを入力する必要がない。携帯とPC間の通信は暗号化されている。 また、ダウンロード購入したコンテンツを不正に再配信したユーザーを特定するフィンガープリント技術を展示している。現在は、配信したコンテンツについて、ユーザーごとにフィンガープリントを付加する技術と、フィンガープリントを書き換えた場合でもユーザーを特定できる技術を開発している。 コンテンツがそのまま再配信された
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