フロリダ州タラハシーの集会で展示された禁書処分対象の本。性的少数者(LGBTQ)や性的暴力に関する本、セックスを描写する本などが米国各地の公立学校図書館から撤去されている=2023年3月21日、Agnes Lopez/©The New York Times
またしても大きな勘違いをしていた。 断食のやり方には大きく分けて二つあって、ひとつは断食する前にご馳走を食べる(キリスト教徒の謝肉祭がそうだ)、もうひとつは断食が終わった後ご馳走を食べる(イスラム教徒がする)。 いずれにしろご馳走は食べるのだが、アメリカで毎年やってる「禁書週間(Banned Books Week)」を、何かそういった類のものだと長らく思い込んでいた。 つまりたらふく読んでから本を絶つのか、1週間何も読まずに耐えてその後がっつり本を読むのか、そのいずれかだろうと踏んでいた。 なんのために? 多分、好き勝手に本が読める有難さを思い出すために。 「禁書週間」の主宰のひとつであるALA(American Library Association;アメリカ図書館協会)は、毎年「週間」にあわせてchallenged books listを発表している。すなわち、「こんな本を読ますな、見
この事件の内実を知れば知るほど、きわめて些細なことで厳罰が科せられようとしているのが分る。もし日本でアメリカと同じ法規が施行されてアメリカと同じレベルの摘発が広く行われたら、日本のオタクは絶滅寸前に追いつめられるか、あるいは地下に潜って生き延びるしかないだろう。 ハンドリーが所持していた漫画・アニメ等の内訳は関係者の証言によれば次の通り。 マンガ本……1,200冊以上 DVD,LD,VHS……数百本 パソコン……7台 文書他……数量不明 所持していた同人誌を含むマンガのジャンルは非常に広い範囲に及んでいた。ただしいわゆる”ロリコン漫画”は彼のコレクションに含まれていない(2008年11月にJennifer Vineyardはロリ物を含むとする記事を発表しているが、この点は否定されるべきだろう)。 これらのうち違法物件として指定された表現物は150~300件である。これは本やDVDそれ自体の
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