神戸市内のパチンコ店のトイレに自身のホームページ(HP)のアドレスをカッターで彫ったとして器物損壊の疑いで兵庫県警に逮捕された男が、全国の約2600カ所のトイレにアドレスを彫ったことを認めていることがわかった。県警が明らかにした。アダルトサイトにつながるリンクをHPに設け、アクセスすると広告料が入る仕組みになっており、「アクセスする人を増やして稼ぎたかった」と容疑を認めているという。 神戸西署によると、男は福岡県大牟田市吉野の無職、松本辰徳容疑者(35)。押収したノートには、昨年9月〜今年3月、約2600カ所のトイレにアドレスを刻んだ記録が残されていた。岩手から鹿児島まで2府34県のパチンコ店、ゲームセンター、ボウリング場、サービスエリア、道の駅などという。 容疑者の銀行口座には昨年11月以降、広告会社2社から約66万円が振り込まれていたという。