小塚:はい。一応CEATECの段階で、ビデオストリームとしてどうなるか、という話については見えたと思っています。 パナソニックの3Dシステムは、意外と特殊なことをしていない。プラズマディスプレイを120Hz駆動し、1フレーム単位で右目用の映像を左目用の映像を入れ替え、それに同期して、液晶シャッターで片方の目の前をふさぐ、というものだ。「フルHDの解像度」「60Hzのフレームレート」の2点を除けば、1980年代末から存在するテクニックである。末次氏も、「新方式ではなく、当たり前のことをやっただけ」と話す。 時期は明確にできないが、パナソニックが3D技術に取り組み始めたのも、そう昔の話ではない、という。 末次:一生懸命に、BDとプラズマの技術開発ををやっていたら、3Dができちゃった、というイメージです。でもやっぱり、フルHDと60Hzというクオリティが揃うと、いままでの3Dとはまったく違うもの
先日、公開が始まった「スパイダーマン 3」。もちろん、シリーズ最終作がどのようになるのか。その“収拾の付け方”が気になるところだが、そうした映画のストーリーとは別に、画質面での仕上がりがどうなっているかに興味をそそられ、ゴールデンウィークに自宅近くのシネマコンプレックスに出かけてきた。 スパイダーマン 3は、作品のオリジナルネガを直接、コマごとのスキャナで読み取ってDI(Digital Intermediate:中間編集用フィルムをデジタルで代用する制作手法)編集を行ない、その結果をフィルムに焼かず、直接デジタルシネマパッケージで流通させている(もちろん、デジタルシネマ対応映画館のみだが)。さらに、スキャン以降、すべての工程を4Kフォーマットで行なっている。 つまり4Kデジタルシネマに対応した映画館に行けば、オリジナルネガから直接、コマごとにデジタル化した、本来の画質そのままの映像が楽
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