東日本、東海などJR5社は、通常は使用開始日の1週間前から発売している新規の定期券を、今月は特例として2週間前から発売する。消費税増税前の駆け込み購入で窓口が混乱するのを避ける狙い。各地の私鉄や地下鉄などにも同様の動きが広がりそうだ。 定期券は、3月末までに買えば4月以降に使っても消費税率が5%のままという経過措置が適用される。1997年の前回増税時は、3月末に鉄道各社の窓口で行列ができた。今回も駆け込み購入が膨らむのは確実で、JR各社は早めの購入を呼び掛けている。 JR東日本は、今月1日~4月10日の特例期間中、2週間前から定期券を買えるようにした。北海道、東海、四国、九州の各社は今月18~31日の期間中、2週間前から購入できる。 継続使用の定期券は、従来も2週間前から取り扱っている。JR西日本だけは以前から新規、継続ともに2週間前から発売している。