熱を使った磁気記録システム、10倍のデータ・ストレージが可能に2016.04.18 10:00 塚本 紺 ハードウェアが進化するとコンテンツも進化するわけで。デバイスのストレージ容量は増えても、音楽や動画、ゲーム、アプリとユーザーが使う量も増えるので結局いつも容量が足りないんですよね。 なので新しいストレージ技術が開発されるたびに我々も一喜一憂するわけです。今の注目は、熱を一緒に使う磁気記録システムです。この方法だと、なんと同じ大きさで従来の10倍の容量を持たせることができるかもしれないとのこと。 何が新しいかというと、磁気ストレージにデータを書き込むときに磁気に加えてレーザーを使う点。これによって従来の磁気記録方法に必ずついてきた”ジレンマ”を克服するんです。 磁気記録の”ジレンマ”とは何か? ストレージのサイズはできるだけ小さくしたいですよね。しかし磁気記録においては、データを保存する