アマゾンジャパン(東京・目黒)は書店向けに書籍などの出版物を卸販売するサービスを本格的に始める。法人向け電子商取引(EC)サイト「アマゾンビジネス」を通じて、書店に届ける仕組み。人手不足などに伴い、取次会社を通じた出版物流では本が希望通りに届かないケースも出ている。アマゾンが出版物を書店に送ることで地方の書店などが出版物を仕入れやすくなるという。アマゾンは人手不足などを受けて、既存の取次などの
ネット通販大手のアマゾンジャパンは6日、全国の書店からの注文に応じて自社が仕入れた本を卸すサービス「仲間卸」を今月中にも開始すると発表した。購買力の弱い地方の小規模な書店にベストセラーなど売れ筋の本を卸すことで、消費者のニーズに幅広く応えるのが狙いだ。ただ、事実上の「取り次ぎ」業務への参入ともいえ、これまでの出版流通のあり方に影響が出る可能性もある。 現在の出版流通は、出版社が取次店に卸し、取次店が書店に卸す方式が一般的。しかし以前から、地方の小規模な書店に対し、売れ筋の本を取次店がなかなか卸さないことが問題になっていた。同社はこうした問題を解消しようと、「仲間卸」の導入を決めたという。同社の担当者は記者会見で「書店向けの取引を開始し、より多くの読者に本を届けていきたい」と語った。
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取次第4位の栗田出版販売が本日(2015年6月26日)に民事再生法の適用を申請したとの報道が出ています。25日〆の翌日、しかも金曜日夕方にマスコミへ発表だなんて、ずいぶん周到じゃないですか。本社では今日通常通り業務されていましたよね、ほとんどの版元や書店にはむろん何も伝えてない。 【21時追記:申請が15時、保全命令が16:50に出たということで、そのあと栗田や大阪屋では来社していた版元に説明を始めたようです。また、来週からの出荷の納品先や伝票の書き方については栗田や大阪屋からFAXで取引先に案内が順次開始されるだろうと耳にしました。】 【21時半追記:ついに栗田からFAXが届きました。全17枚、うち2枚は大阪屋名義です。不鮮明なので読みにくそうですが、これから読みます(溜息)。】 【23時追記:仕事を挟みながらA4サイズ17枚をようやく読み終わりました。疲れた・・・。当エントリーに書いた
Amazon.com: Kindle MatchBook 米Amazonが、以前購入した本の電子版を無料もしくは安価に提供する「Kindle MatchBook」というサービスを開始します。一足先に、CDを購入したらMP3も無料入手できる「AutoRip」というサービスをやっていましたが、それが本にも展開されたということになります。 日本への展開はいまのところ未定です。が、もし日本でもこのサービスが始まったとしたら、どのようなことが起こるでしょうか? 想像してみました。 ライバル電子書店は戦々恐々 TechCrunch Japanの記事によると、このサービスの対象となるのは「Amazonが書籍販売を開始した1995年から、これまでに購入した本」ですが、すべての本が対象ではなく、プログラムに参加するかどうかは出版社の判断次第とのことです。 Amazonで紙の本は購入しても、電子版は利用してこ
米国バウカー・マーケットリサーチのカール・クーロ部長は5月8日、6月に発行される出版市場の年次レポートのハイライトを発表し、2012年の米国市場で、オンライン、デジタルが大幅に伸びたことを明らかにした。紙とデジタルを同時に提供するアマゾンの強味は大きく、シェア拡大が止まらない。カニバリ論に囚われ、デジタルで出遅れた書店、デジタルに集中するアップルでは相手にならない。本格的な紙+デジタルのプラットフォームの登場が待たれる。 デジタル→紙の好循環でリードを広げる E-Bookは、全書籍への支出構成比で11%と前年の7%から4ポイント上昇。購入点数では22%(2011年は14%、2010年は2%)を占めた。しかし、フォーマット別支出シェアではペーパーバックが43% (前年比-1)、ハードカバーが37% (同-2)と引き続き優位を保っている。重要なことは、紙の販売のかなりの部分がオンライン書店によ
○第122回(2012/11) 11月19日、米・アマゾンのKindleがついに日本で発売となった。それを受け、楽天新型「kobo」をはじめタブレット端末も含めて各社、続々と新型を投入。Kindle上陸とともに電子書籍市場の爆発に期待した人々も多くいただろうが、その意に反して「市況は思ったほどには盛り上がっていないのではないか。その原因はどこにあるのか。」 『新文化』編集部のそうした問いかけに、クリエイシオン高木利弘代表が「2010年は本当の意味で「電子書籍元年」と呼ばれるにふさわしい年」と答える(『新文化』11月22日(2960)号)。「国際的な電子書籍の標準フォーマットであるEPUB3が実用化され、楽天のkobo、Googleplayブックス、アマゾンのKindleストアがオープンし、iPad miniも登場した。」ところが、「その割には今一つ「電子書籍ブーム」が起こっていない。」 高
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