理化学研究所は19日、都内で記者会見し、STAP細胞の有無を調べる検証実験で「再現できなかった」と正式に発表した。3月まで予定していた実験も打ち切る。小保方晴子研究員と、理研の別チームが進めていた実験のいずれでも作製できなかった。下村博文文部科学相は閣議後会見で「STAP細胞が存在しないと確定した」と語った。今後の焦点は不正が起きた経緯の解明に移る。理研によると、小保方氏は21日付で理研を退職
理化学研究所は19日、都内で記者会見し、STAP細胞の有無を調べる検証実験で「再現できなかった」と正式に発表した。3月まで予定していた実験も打ち切る。小保方晴子研究員と、理研の別チームが進めていた実験のいずれでも作製できなかった。下村博文文部科学相は閣議後会見で「STAP細胞が存在しないと確定した」と語った。今後の焦点は不正が起きた経緯の解明に移る。理研によると、小保方氏は21日付で理研を退職
STAP細胞の有無を確かめる検証実験で理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究員(31)が細胞を作れず、論文に記載した実験内容を再現できなかったことが17日、分かった。STAP細胞の存在を主張していた小保方氏が自ら作製できなかったことで、細胞は存在しない可能性が一段と高まった。今週中にも理研が検証実験の結果を発表する。 小保方氏は7月以降、所属していた神戸市内の研究センターで検証実験を開始。第三者の立ち会いのもとで、論文(撤回済み)と同じ手法でSTAP細胞の作製に一人で取り組み、期限の11月末に終了した。 実験では、万能性の目安となる遺伝子が働くと、細胞が緑色に光るように遺伝子操作したマウスを使用。白血球の一種であるリンパ球を採取し、弱酸性の溶液に浸すことで万能細胞を作れるかどうかを調べた。 しかし、複数の理研関係者によると、万能性遺伝子に特有の緑色を確認することはできず、STAP細胞は作
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの研究ユニットリーダー・小保方晴子さんの博士論文について調べていた早稲田大学は10月7日、小保方さんの博士号について「学位を取り消す」と決定した。ただし、一定期間内に論文が適切に修正された場合には、学位を維持するとした。同論文をめぐる記者会見の会場で、記者向けに配布された資料で明らかになった。 小保方さんは2011年春、早大大学院先進理工学研究科の博士後期課程を修了し、工学の博士号を取得した。しかし、今年1月に英科学誌に掲載された「STAP細胞」の論文について不正問題が浮上。小保方さんの大学院時代の博士論文についても、画像や文章の盗用などの疑惑が指摘されたため、早稲田大学が調査を行っていた。 早大の調査委員会は7月中旬、不正があったと認定しつつも、学位取り消しにはあたらないという調査結果を公表した。この調査結果をふまえ、早稲田大学が最終的にどん
STAP細胞は実在するのか―。理化学研究所の検証実験に参加している小保方晴子研究ユニットリーダーは今後、本格的に実験を始める。第三者が立ち会い、期限は11月末。検証の責任者を務める相沢慎一特別顧問は27日の記者会見で、「彼女は極めて積極的に、実験を始めたいという状況」と説明した。 小保方氏は6月末、STAP細胞論文の共著者だった丹羽仁史プロジェクトリーダーによる検証実験とは別に、実験を行うことを認められた。 相沢顧問は会見で、正式な実験を始める前の練習として、小保方氏が予備実験を数回行ったと説明したが、「第三者が立ち会っていない」として結果は明かさなかった。 論文執筆の指導役で、主要な共著者だった笹井芳樹副センター長の自殺が小保方氏に与えた影響については、「大いにあったと思うが、分からない」と述べ、作業の延期は考えていないとした。 小保方氏の参加だけでなく、論文を撤回したにもかかわ
理化学研究所・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹・副センター長(52)が8月5日午前、自分の研究室のある先端医療センターで致死状態となり、病院に搬送されたが、ほどなく病院で死去した。同所で自殺を試みたものと見られている。他殺説はまったくありえないと断定はできないが、死因は自殺と見てよいだろう。 笹井氏は、STAP細胞論文の共著者の一人であり、同論文の主執筆者・小保方晴子氏の上司でもある。笹井氏の研究は再生医療の分野で世界的に注目されており、いずれノーベル賞とも噂されるほどであった。その意味で、日本の知的損失は大きい。 著名者の自殺ということと、STAP細胞論文の関連から、笹井氏の自殺の理由についてもいろいろと話題となった。日本の文化に関連づける荒唐無稽な印象の論考などもあった。そうした並びの一つになるのかもしれないが、私のごく簡単な印象をブログなので書いてみたい。 私の印象は、氏
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1 日本学術会議幹事会声明 「STAP 細胞事案に関する理化学研究所への要望と日本学術会議の 見解について」 日本学術会議は、本年1月29日に理化学研究所(以下「理研」)発生・再生 科学総合研究センター(以下「CDB」 )から発表された STAP 細胞についての 2 編の Nature 誌論文に、 様々な不正が見いだされた問題に重大な関心をもち、 3 月19日には会長談話「STAP 細胞をめぐる調査・検証の在り方について」を発 表しました。その後、理研内部での自主的調査などの結果が報告され、この問 題は一部の図版の不正な置き換えに止まらず、研究全体が虚構であったのでは ないかという疑念を禁じ得ない段階に達しています。 2 編の論文は取り下げられ ましたが、 STAP 研究の革新性を必要以上に強調した記者会見もあって広く社会 問題化したことに加え、指摘された研究不正の深刻さから、我が国の科学
STAP細胞が本当に存在するのかを確かめる再現実験について、理化学研究所は、論文の著者であり、STAP細胞の存在を主張している小保方晴子研究ユニットリーダーを、1日以降、参加させることを決めました。 STAP細胞の再現実験を巡っては、理化学研究所の外部の有識者で作る改革委員会が、熟練した研究者の監視のもとで小保方リーダーに行わせるよう求めていました。
STAP細胞が本当に存在するのかを確かめる再現実験について、理化学研究所の野依良治理事長は、19日、報道関係者に対し、小保方晴子研究ユニットリーダーが参加すべきだとしたうえで、「懲戒解雇になれば参加できない」と述べ、解雇を伴う処分には、当面、慎重な考えを示しました。 STAP細胞が本当に存在するのかを確かめる再現実験を巡っては、理化学研究所の、外部の有識者で作る改革委員会が、熟練した研究者の監視の下で、小保方リーダーに行わせるよう求めています。 この再現実験について、理化学研究所の野依理事長も、19日、報道関係者に対し、「小保方さんがやらないと決着がつかない」と述べ、STAP細胞の存在を主張している小保方リーダーが参加すべきだという考えを示しました。 そのうえで、野依理事長は、「懲戒解雇になれば実験に参加できない」と話し、小保方リーダーに対する解雇を伴う処分には、当面、慎重な考えを示しまし
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(再生研)の林茂生グループディレクターとの一問一答は次の通り。 ‐理研改革委員会の提言は、再生研の「解体」を促した。 「私の意見が組織を代表するものではないが、(再生研が)存続の危機だという認識はある。生ぬるい対応で納得が得られるとは思わない。ただし、改革委の提言は今回の事例(理研によるSTAP細胞論文の不正認定)を基にしており、設立から10年以上になる研究所自体のレビュー(評価)がされていない。過去に不正があったかどうかや、積み上げてきた研究成果などの認識なしに、(再生研が)『不正を生む構造的欠陥があった』『解体すべき』と断言するのはさすがに不当ではないか。誠実に研究している研究者が大勢いる」 「一方で、私を含めた(再生研)執行部への指摘は受け止める。運営体制の再構築は考えないといけない」 ‐改革委は「iPS細胞(人工多能性幹細胞)を凌駕(りょう
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが使っていた研究所内の冷凍庫から「ES」と書かれたラベルを貼った容器が見つかり、中の細胞を分析したところ、共同研究者の若山教授の研究室で保存されていたSTAP細胞を培養したものだとする細胞と遺伝子の特徴が一致したとする分析結果がまとまっていたことが分かりました。 理化学研究所の関係者によりますと、分析結果をまとめたのは、小保方リーダーが所属する神戸市の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの研究者らのグループです。 それによりますと、センター内にある小保方リーダーらが使っていた冷凍庫の中から「ES」と書かれたラベルを貼った容器が見つかり、中にあった細胞の遺伝子を詳しく分析しました。 その結果、この細胞には15番目の染色体に緑色の光を出す遺伝子が入っている特徴のあることが分かったということです。 共同研究者の若山照彦山梨大学教授は16日記者会
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