壊れた屋根にブルーシートがはられたままの家々。いまだに残っているとは、1年前には想像もしていませんでした。 去年9月、千葉県を襲った台風15号では、8万1000棟を超える住宅に被害が出ました。久しぶりに被災した町を訪れた私が見たのは、修理されないままの家に様々な思いで住み続ける人たち、そして、家を壊し街を離れることを決断した人たちでした。(千葉放送局記者 尾垣和幸)
壊れた屋根にブルーシートがはられたままの家々。いまだに残っているとは、1年前には想像もしていませんでした。 去年9月、千葉県を襲った台風15号では、8万1000棟を超える住宅に被害が出ました。久しぶりに被災した町を訪れた私が見たのは、修理されないままの家に様々な思いで住み続ける人たち、そして、家を壊し街を離れることを決断した人たちでした。(千葉放送局記者 尾垣和幸)
台風10号は5~7日にかけて沖縄や、九州を中心とした西日本に接近する見通しだ。猛烈に発達し、伊勢湾台風などに匹敵する過去最強クラスの勢力で近づく可能性がある。九州は7月の豪雨で被害を受けたばかりで、被災地は新型コロナウイルス対策をとりながら備えを急いでいる。気象庁によると、10号の中心気圧は沖縄などに近づく5日には915ヘクトパスカルにまで下がる予想。死者・不明者計5千人以上を出した1959年
台風10号は、6日の日曜日から来週月曜日の7日にかけて非常に強い勢力で奄美地方や西日本に近づくと予想されています。気象庁は、台風が接近する地域では甚大な被害が出るおそれもあるとして、今後の情報に注意するとともに早めの対策を呼びかけています。 中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。 台風は5日の土曜日に沖縄の大東島地方へ近づき、6日の日曜日から来週月曜日の7日にかけて奄美地方から西日本に接近し、上陸するおそれもあります。 台風はまだ日本から遠く離れ、今後の強さや進路には、大きな誤差があるものの、5日の土曜日の段階で中心気圧が915ヘクトパスカルと猛烈な勢力まで発達すると予想されています。 その後、6日の日曜日には中心の気圧が925ヘクトパスカルとなりますが、中心付
ここから夏秋の台風シーズンにむけてコロナ対策と災害対策を両立させる準備を今からしなければいけないわけだが、たぶん国は何もやってないしやる気もないでしょ。日本政府的にはコロナは夏までに収束することになっているので、それに合わせて災害対策はやらない。で、そのときが来てから慌てる。
去年1年間の新車の販売が3年ぶりに前の年を下回りました。秋に相次いだ台風で販売店を訪れる人が減ったことなどが影響し、販売台数は1.5%減り519万台でした。 このうち普通車や小型車、トラックなどは前の年より1.9%減って、328万4870台。軽自動車も0.7%減って191万346台でした。 去年の新車販売は1月から9月までの合計は前の年を上回っていましたが、10月に24.9%の大きな減少となったあと、11月は12.7%、12月は11%の減少が続いています。 業界団体は去年10月の台風19号など、台風が相次いだことで、販売店を訪れる人の数が全国的に減り、その後も被害を受けた地域を中心に販売が振るわなかったとしています。 一方、去年10月の消費税率引き上げについては「販売に影響した可能性はあるが、今月の初売りを前にした買い控えなど、複合的な要因が考えられ、引き続き分析する必要がある」と話してい
ことし日本には平年の倍近い5つの台風が上陸し、このうち15号と19号は関東付近に上陸した台風としては統計の残るおよそ30年間で最も強いクラスで、各地に甚大な被害をもたらしました。専門家は、「台風が強くなっている背景には地球温暖化があると考えられ、来年以降もこれまでにないような激甚な災害が起こることを前提に備える必要がある」と指摘しています。 気象庁によりますと、ことし発生した台風は29と平年の25.6を上回ったほか、日本への上陸数は平年の2.7の倍近い5つとなりました。 9月に千葉市付近に上陸した15号では各地で最大瞬間風速の記録を更新し、関東や伊豆諸島を中心に暴風による建物の損壊や長期間の停電など大きな被害が出ました。 また、10月に伊豆半島に上陸し、関東や東北を通過した19号は120の地点で12時間雨量が観測史上1位となるなど、記録的な豪雨によって河川の氾濫や土砂災害が多発しました。
ことし10月、東日本や東北に甚大な被害をもたらした台風19号。記録的な豪雨の要因には、上空で形成された「大気の川」という大量の水蒸気の流れ込みがあったことが明らかになりました。専門家は地球温暖化に伴って増加し、これまでに経験のないような豪雨災害が繰り返されるおそれがあると警鐘を鳴らしています。 すると、台風が接近・上陸するまでの10月10日から12日にかけて、台風の東側にあたる太平洋の上空に、巨大な帯状になった水蒸気の流れ込みがあることがわかりました。 これは「大気の川」と呼ばれ、11日夜の時点では小笠原諸島の東から関東や伊豆諸島の東の海上にかけて、幅およそ500キロ、南北およそ2000キロにわたってのびていました。 1秒間に流れる水蒸気の量はおよそ50万トンから100万トンと、南米のアマゾン川が流す水の量の2倍から3倍に相当するということです。 この「大気の川」の水蒸気が台風の風の影響で
台風19号による豪雨被害から1か月。全国で92人が亡くなり、3人が行方不明のままです。 災害担当の記者として、何を伝え、どのような呼びかけをすれば少しでも被害を減らすことができたのか…。 犠牲になった方が被害にあった場所や状況を詳しく調べることで、課題や教訓を導き出せないかと私たちは調査を始めました。 そこで見えてきたのは、「ハザードマップの限界」と「災害時に社会をどう止めるのか」という2つの大きな課題でした。 (台風19号取材班・社会部記者 藤島新也・ネットワーク報道部ディレクター 田中元貴) ※分析には、令和元年11月12日現在の情報を用いた。 「ハザードマップをもとに、自分がいる地域の危険性を確認してください」 これまで私たちが台風の前に何度も呼びかけてきた言葉です。 ハザードマップは、浸水や土砂災害のおそれがある場所を示した防災マップ。市町村が配布したりHPで公開したりしていて、リ
9月の台風15号の影響で、住宅に倒れかかっていた千葉県市原市にあるゴルフ練習場のポールのうち最後の1本が、13日に撤去されました。今後、住民への補償などについて協議が進められることになっています。 千葉県市原市では、9月の台風15号の暴風でゴルフ練習場の金属製のポール13本が倒れ、周辺の住宅少なくとも22棟に大きな被害が出ました。 2か月余りたった13日、住宅に倒れかかって屋根に食い込んでいた最後のポールの撤去作業が行われ、先端部分がハサミのようになった機械で引き上げて安全な場所に移していました。 現場では今後、片づけなどの作業が進められ、来週いっぱいですべて終了する見込みだということです。 被害を受けた住民への補償について、練習場側はポールの倒壊が自然災害としての側面を持つとしたうえで、千葉県弁護士会の仲裁のもとで協議を行いたいという意向を示しています。 自宅の屋根が大きく破損した松山高
台風19号で氾濫した那珂川の沿岸で、上流の栃木県の農場から流された多数の牛が茨城県に泳ぎ着いている。突如現れた牛に住民らが驚いて警察に通報、川沿いにたたずむ姿がSNSで話題になったが、依然行方が分からない牛もおり、地道に捜し続ける農家もいる。 川沿いの放牧地で23頭を飼育していた栃木県茂木町の和牛繁殖農家瀬尾亮さん(65)は、全頭が流されたものの、17頭は無事に見つかった。 「濁流にのまれて…よく生きてたなあ」。台風が過ぎ去った10月15日、水戸市内で保護された牛2頭を迎えに行き、体をなでると大量の土ぼこりが舞った。
JR東日本などは台風19号の影響で浸水被害を受けた北陸新幹線の車両、10編成についてすべて廃車にすることを明らかにしました。ただ、北陸新幹線の運行については、今年度末までに通常ダイヤに戻すことを目指すということです。 台風19号の影響で長野市にある新幹線の車両センターが浸水し、北陸新幹線の車両全体の3分の1にあたる10編成の車両が水につかりました。 JR東日本の深澤祐二社長は6日の会見で、車両の床下にあるモーターやブレーキの制御装置などが水につかっていて、完全な修理が難しいことから、所有する8編成を廃車にすることを明らかにしました。 また、JR西日本も所有する2編成を廃車にすることにしていて、浸水した10編成すべてが廃車になることになりました。 車両全体の帳簿上の価格は合わせて148億円にのぼり、部品の一部は再利用することを検討するということですが、会社では、損失分を今年度の決算に計上する
つい2週間前まで、誰もが憧れる高級タワマンだった。停電、断水、果てはマンション前に悪臭を放つ汚泥が溜まった。なぜこんな事態になったのか。発売中の『週刊現代』では、「人気の街」を襲った悲劇を徹底検証する。 駅前が川のようになった 「台風19号が上陸した10月12日の夜から停電してしまい、すぐにトイレも使えなくなりました。台風が通過した後、毎日朝5時すぎから業者がクレーンなどの重機を使って復旧作業をしています。 各部屋の電気は徐々に使えるようになってきましたが、完全ではなく、共用部の電気は消えたまま。何より個々の部屋のトイレはまだ復旧していないのです」 そう話すのは、47階建ての高級タワーマンション「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(以下、パークシティ武蔵小杉)に住む40代の女性だ。住民向けに携帯トイレが配布されたというが、使用している人は少ないようだ。 この女性が続ける。
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