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ブックマーク / president.jp (186)

  • 防衛省"北朝鮮ドローン対策"放棄したワケ ドローン攻撃を誘っているのも同然

    中国北朝鮮に"土下座"するしかない 平昌冬季五輪の開会式は、まさにドローン関連の民生技術の発展を知らしめるものであった。米・インテル社が1218台ものLED搭載のドローンを1人のパイロットが地上から操作し、さまざまな編隊を組んでみせるショーを行った。しかも、このプログラムは最短で1日でつくれるという。 いみじくもこの五輪ショーの1カ月前、人類史上の一大転換点が起きた。シリアのロシア軍基地を手づくりドローンの群れが襲撃したのだ。この意義は、(1)手づくりのドローンによる集団攻撃、(2)65年ぶりに大国の軍隊が空爆を受けた、ということに尽きる。 特に前者は深刻だ。この機体は草刈り機のエンジンやガムテープなどで構成され、10発の手りゅう弾を搭載。50~100キロもの彼方から飛んできたのである。要するに民生部品の寄せ集めであり、ホームセンターに行けばロシア軍を爆撃できてしまうのである。 今回は、

    防衛省"北朝鮮ドローン対策"放棄したワケ ドローン攻撃を誘っているのも同然
  • 弁護士が愕然「有休」を知らない正社員 「絵に描いた餅」と化した労働法

    働いている人は、一定の基準を満たせば有給休暇をとることができる。よく知られていることのように思うが、多くの労働相談にのってきた弁護士の笹山尚人氏は「そんな制度があるんですか」と驚く人を多く見てきたという。なぜ労働に関する基的な知識を持たない人が多いのか。笹山氏は、「教育の段階から労働法を学ぶべき」と提唱する。 ※以下は笹山尚人『ブラック職場 過ちはなぜ繰り返されるのか』(光文社新書)の「私たちは労働法を知らない」(20ページ)を再編集したものです。 私たちは労働法を知らない ネンジユウキュウキュウカ……何すか、それ? 「ブラック職場」というテーマを詳しく論じる手始めに、まず、私が弁護士になってまだ間もないころに起きた忘れられない体験を記したい。 そのころ私は、青年労働者、非正規雇用労働者が置かれている過酷な現状に対して、彼らの地位向上や権利の実現に向けて何らかの貢献をしたいという気持ちを

    弁護士が愕然「有休」を知らない正社員 「絵に描いた餅」と化した労働法
  • NHK"テレビがなくても"受信料徴収を検討 2019年からネット同時配信開始

    NHK会長の諮問機関が今年7月、番組のインターネット同時配信が行われた場合、ネットのみの利用者にも「受信料と同程度の負担を求めるのが妥当」とする答申を出した。答申では、すでにテレビでの受信契約がある世帯には追加負担を求めないとする一方、受信契約のない世帯はテレビをもっていなくても、スマートフォンなどネットにつながる端末があれば受信料の支払いを求めるべきとしている。 さらに今年9月、NHKは総務省に提出した資料で、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックを常時同時配信により伝えることができるよう、2019年度にサービスを開始する」と、具体的な時期を示している。

    NHK"テレビがなくても"受信料徴収を検討 2019年からネット同時配信開始
    takeishi
    takeishi 2017/11/03
    自主的に払いたい人が払える(有料でもいいからNHKのストリーム配信見たい人)、だけなら特に問題無さそうに見えるが
  • テスラ社長が「水素は愚か」と強がるワケ 「ZEV規制」が水素に移ればピンチ

    電気自動車(EV)への期待が高まっている。人気を牽引するのは米テスラだ。イーロン・マスク社長は「水素はバカだ」と公言し、未来のクルマといわれた燃料電池車(FCV)を攻撃する。しかしモータージャーナリストの清水和夫氏は「攻撃するのはテスラにとって一番厄介な敵だから」という。清水氏と元朝日新聞編集委員の安井孝之氏の「EV対談」。第3回をお届けします(全5回)。 恐竜を絶滅させた隕石のような存在 【安井】最近の電気自動車(EV)への傾斜は欧州での排気ガス問題が一つのきっかけでしたが、もう一つの要素として、イーロン・マスクのテスラの動きが自動車業界に刺激を与えていますね。 【清水】テスラは恐竜を絶滅させた隕石のような存在です。それほど衝撃を与えています。 【安井】そもそもテスラはどんな会社ですか。 【清水】テスラが人気なのはEVだからではないと思います。クルマとしてセクシーで魅力的だからです。実は

    テスラ社長が「水素は愚か」と強がるワケ 「ZEV規制」が水素に移ればピンチ
  • 2040年までに"全車を電動化"は絶対無理 アウトバーンの走行には課題がある

    電気自動車(EV)への期待が高まっている。英仏は2040年までにEVへの完全移行を宣言した。当にクルマはガソリンから電気に置き換わるのか。「EVの構造は単純なので、どんな会社でもクルマが作れるようになる」という指摘もあるが、モータージャーナリストの清水和夫氏は「そんなことはない。EVはガソリン車より難しい」という。清水氏と元朝日新聞編集委員の安井孝之氏の2人が、EVの実力を技術面から掘り下げる(全5回)。 日産の技術者も「EVのほうが難しい」 【安井孝之】EVへの期待が膨らんでいます。NOx(窒素酸化物)などの排ガス問題に苦しんでいる欧州ではガソリン車やディーゼル車の販売禁止への動きが出ています。金融市場関係者やメディアの一部には「内燃機関の終わりが見えて来た。EVの時代がやってくる」とはやし立てていますが清水さんはどう見ていますか。 【清水和夫】多くの人が、クルマがモーターとバッテリー

    2040年までに"全車を電動化"は絶対無理 アウトバーンの走行には課題がある
    takeishi
    takeishi 2017/09/18
    「やれるものならグラム1円で作ってみろ!」
  • 賠償額9500万円の事故も!「自転車保険」は入るべき?

    2014年の自転車による交通事故件数は、10万9269件。取り締まりの強化などによって、10年前の約19万件に比べると大幅に減少しているが、全交通事故の2割を占める状態は相変わらずだ。 自転車には、車に乗るときに必要な運転免許証、自動車損害賠償責任保険への加入義務もない。誰でも手軽に利用できるが、道路交通法上の軽車両にあたり、万一の事故では賠償責任を問われることもある。とくに近年は、自転車事故の加害者に高額な賠償責任を命じる判例も出ている。 13年の神戸地裁では、歩行中の62歳の女性に、小学生の男児が自転車で衝突し、女性に頭蓋骨骨折による後遺障害を負わせた事例で、9521万円といった高額な損害賠償命令を下している。 賠償金の高額化から、兵庫県など一部地域では、条例で自転車の利用者に賠償責任保険の加入を義務付けるようになっている。今後、強制加入化は広がることが予想されており、このところ損保各

    賠償額9500万円の事故も!「自転車保険」は入るべき?
  • 棋士 藤井聡太を生んだ「黒魔術」の正体 人間はAIを使いこなせるか

    公式戦29連勝という新記録をつくった将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太四段。その強さの源は「人工知能AI)」を研究に取り入れたからだといわれる。佐藤天彦名人に2連勝した将棋ソフト「ポナンザ」の開発者・山一成氏は「ポナンザが強くなる理由はもはや人間には説明できない」と語る。開発者たちは仕組みがわからないことから、人工知能を「黒魔術」と呼ぶことがあるという。これから人間は「黒魔術」を使いこなせるのだろうか――。 ※以下は山一成『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の質』(ダイヤモンド社)の第2章「黒魔術とディープラーニング」からの抜粋です。 「黒魔術」の影響力が強くなってきている 理由がわからないのに強くなる。人工知能という現代科学の最前線で、なぜそんなことが起きているのか。これからはその説明をしていきましょう

    棋士 藤井聡太を生んだ「黒魔術」の正体 人間はAIを使いこなせるか
  • "サングラス"を禁止する甲子園の時代錯誤 忘れ去られる子どもの健康

    世界保健機構(WHO)は「子どもは紫外線による健康被害を受けやすい」として、帽子や日焼け止め、サングラスの使用を呼びかけている。特に学校には「子どもを紫外線から守るうえで学校が担う役割は決定的に重要」と警鐘を鳴らす。では日の「部活動」の現状はどうだろうか。「子どもはサングラスなんかでカッコつけるな」と思っているとすれば、それは時代錯誤でしかない――。 炎天下で帽子なしの部活動や運動会 いきなり私事になって恐縮だが、今年春に息子が都内の公立中学校に入ると同時に運動部に入部。夏休みも毎日のように部活動に精を出し、真っ黒に日焼けしている。 ここで気になる点がひとつ。学校側が紫外線や熱中症対策にあまり熱心ではないようなのだ。炎天下であれば、大人であれば帽子をかぶり、日焼け止めクリーム(サンスクリーン)を塗り、サングラスを掛けるだろう。ところが、息子は当初帽子もかぶらずに部活動に参加していたのであ

    "サングラス"を禁止する甲子園の時代錯誤 忘れ去られる子どもの健康
  • 「カール」販売中止は駄菓子崩壊の序章 品薄続出!「カールショック」勃発

    今年5月、明治はスナック菓子「カール」の東日での販売を9月に中止(終了)すると発表した。早くも品薄の販売店が続出するなど「カールショック」が起きている。 その理由は、最盛期に190億円ほどあった売り上げが3分の1以下の約60億円にまで落ち込んだことなどが挙げられる。だが、私はほかの個別要因が3つほどあるとみている。 1つはマーケットの変化だ。スナック菓子は全体的に堅調に成長している市場だが、人気はポテトチップスなど芋を原料とする菓子に集中している。小麦やトウモロコシ原料の菓子は苦戦していて、カールはトウモロコシ系を代表するスナックだ。 消費者志向も変わってきている。人気なのはカルビーの「じゃがりこ」や「じゃがビー」などの“おつまみ系スナック”。会社員が仕事帰りにコンビニで買って帰るような、そうした大人の需要を汲み取っている。一方、カールのような、べると手がベタベタするような菓子は、スマ

    「カール」販売中止は駄菓子崩壊の序章 品薄続出!「カールショック」勃発
  • TDR、2期連続入場者減よりも深刻な問題 30周年イベントでなにが起きたのか

    東京ディズニーリゾート(TDR)の入場者数は2017年3月期まで2期連続で前年割れした。その一方でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は3期連続で過去最高を更新している。また1日券を17年2月にUSJが200円値上げしたのに対し、同4月にTDRは据え置いた。数字だけ見るとTDRが不振に見えるが、両社の1年ごとの入場者数や値上げの比較はあまり意味がない。 TDRは、自社の収益を5~10年単位で考え、成果を出し続けてきた。大型投資も5年単位で行い、1日券もそれに合わせて3~5年おきに値上げするケースが多い。一方のUSJは毎年小規模投資を行い、1日券の値段も上げている。USJは一時の不振からV字回復しているイケイケドンドンの段階で、TDRとは成長フェーズも、根的な戦略も異なる。 TDRは14年3月期にディズニーランドの30周年イベントを開催した。結果、入場者数は過去最高の年間約3140万

    TDR、2期連続入場者減よりも深刻な問題 30周年イベントでなにが起きたのか
  • 人生で一度も女性とお付き合いしたことがありません

    いまやツイッターのフォロワー数27万人。世界陸上のメダリストで、ベストセラー『諦める力』の著者、為末大さんが、世界の問題から身近な問題まで、「納得できない!」「許せない!」「諦められない!」問題に答えます。(お悩みの募集は締め切りました)。 お悩みファイル2■彼女がほしいです! 彼女を作るにはどうしたらよいでしょうか? 私は人生で一度も女性とお付きあいをしたことがありません。行動しないと始まらないので、イベントやサークルに参加して交友関係を築こうと努力しました。しかし、うまくいくことはありませんでした。女性を紹介してくれる友達もいないし、このことを打ち明けられる友達もいません。原因と対応策をご教示ください。(男性・無職・31歳) 北方謙三先生だったら一言、「ソープに行け」ということなんでしょうけれど(笑)。 パッと思ったのは、アスリートにとっての緊張の話に通じるところがあります。上手くやろ

    人生で一度も女性とお付き合いしたことがありません
    takeishi
    takeishi 2017/05/11
    さすがだな
  • さようなら、オバマ「あなたは史上最悪の爆弾魔でした」

    言ってたこととやってたことが違う つい先日、バラク・オバマ前大統領がこの2年間で5万発近い爆弾を世界中でばら撒いたことが、米外交問題評議会のサイトで明らかにされた。2016年は2万6171発、15年は2万3144発を投下した。1回の爆撃で複数の爆弾が落とされることや、発表されている国々以外への投下を考えれば、より増える可能性は高い。 英国の調査報道ジャーナリスト協会のまとめでは、ブッシュ政権の8年間でパキスタンにおける無人機攻撃は51回、民間人を含む死亡者は少なくとも410人であった。一方、オバマ政権では373回、2089人となっている。イエメンやソマリアを追加すればさらに増える。 これらの無人機による攻撃では、いくつかの問題も指摘されている。 第1に法的根拠である。他国内で警告や裁判なしに不十分な確認で、ミサイルを撃ち込み「処刑」していることが問題視されているのである。オバマ政権の当局者

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  • DeNA南場会長「WELQを検索して愕然とした」~謝罪会見、4つの疑問

    DeNAは12月7日、「WELQ」など10のキュレーションサイトを閉鎖したことについて謝罪会見を行った。会見には現社長の守安功氏や、創業社長の南場智子氏が出席したが、現場を知る事業責任者の姿はなかった。3時間に及ぶ会見で明らかになったこととは? キュレーションサイト閉鎖が続いている 11月末頃から、ネット上で何かを調べようと検索すると、上位に表示される記事をクリックしても中身が空っぽ、という事態が続いている。きっかけは、DeNAが運営する「WELQ(ウェルク)」の記事をすべて非公開化したことだった。サイバーエージェント、リクルートなどDeNA以外の企業もこの動きに続いており、「記事が読めないサイト」は現在急増している。 WELQは健康情報を扱うキュレーションメディアで、ヘルスケア情報だけでなく、病気についてなど医療情報も扱っている。その内容の信ぴょう性について問題があるということ、そしてそ

    DeNA南場会長「WELQを検索して愕然とした」~謝罪会見、4つの疑問
    takeishi
    takeishi 2016/12/08
    「とても聞きづらい質問だったが、南場氏の答えは真摯なものだった」
  • 子のイジメ 頭のいい親がしている「神対応5」 | プレジデントオンライン

    最近もイジメによる自殺、あるいはイジメの被害者が校内で加害者をナイフで切り付ける事件が発生した。こうした痛ましい出来事がなくならない。そこで、イジメ問題の相談もよく受けている教育アドバイザーでエッセイストの鳥居りんこさんにイジメ問題について語ってもらった。 わが子がイジメに。事態を悪化させる親とは イジメはある日、突然わかる。 親が「わが子がイジメられている」という事実に気付くのは、イジメ開始日からはかなり経った後である。 イジメというものは哀しいことに親には「わが子の堤防決壊」の瞬間まではわからないものなのだ。 サインとしては欲がなくなる、元気がなくなる、朝、起きられないなどもあるが大抵は心の悲鳴に体が追いついたとき、すなわち、体が学校に行くことを拒否したときにようやく親は気付くことができるくらいで、親には「青天の霹靂」感が漂う(我慢に我慢を重ねる子どもたちも多いので、その「堤防決壊」

    子のイジメ 頭のいい親がしている「神対応5」 | プレジデントオンライン
  • なぜ、カルビーは「会議不要、資料不要」なのか

    “ノーミーティング・ノーメモ”を合言葉に、カルビー社内の会議と文書のムダを一掃した松会長。その厳しい会長が理想とする資料はどんなものか。 儲かる会社へと変貌させた立役者が「ノーメモ」を掲げる理由 2009年にカルビーの会長兼CEOになったとき、社内資料の多さにびっくりしました。売り上げデータ、在庫データ、エリア別データ、商品別データなど社内の帳票は実に1100以上あった。1100枚ではなく、1100種類ですよ。「すべての資料に目を通したら不眠不休で4日かかる」と笑えない“社内伝説”もあったほどでした。 各種データはグラフ化され、会議資料はパワーポイント一面に9つのグラフを載せた通称「9面グラフ」が基でした。グラフが9つもあると、どこがポイントなのかひと目ではわからない。しかもそのことに疑問を持たない資料病、データ病が蔓延していました。 そのような状況を見て、就任早々に訴えたのが「ノーミ

    なぜ、カルビーは「会議不要、資料不要」なのか
    takeishi
    takeishi 2016/09/26
  • 成績ダントツ3県(石川・福井・秋田)の大学進学率はなぜ軒並み低調か?

    大学進学率 2016年52.0%、1955年はわずか7.9% 先日、今年度の文科省『学校基調査』の速報集計結果が公表されました。 各学校の児童・生徒数、卒業生の進路など、学校の基データを掲載した公的資料です。教育学、とりわけ教育社会学の研究者で、この資料を知らない者はいません。 いろいろなデータが載っていて、どこから見るか迷うくらいですが、私は上級学校進学率に関心を持ちます。上記の速報集計によると、今年(2016年)春の高校進学率は96.6%、4年制大学進学率(以下、大学進学率)は52.0%となっています。 現在では、同世代のほぼ全員が高校に進学し、2人に1人が大学まで進むと。1955(昭和30)年では、高校進学率は51.5%、大学進学率に至ってはわずか7.9%でした。当時は半分が中学卒業と同時に社会に出て、大学まで進んだ者はごく少数だったことになります。 60年の隔たりがあるとはいえ

    成績ダントツ3県(石川・福井・秋田)の大学進学率はなぜ軒並み低調か?
  • 三菱自動車の“重罪”

    軽自動車の4車種で燃費試験不正を行っていたことが発覚した三菱自動車。同社の不正の歴史は古く、90年代から連綿と続いていた。しかも調べれば調べるほど問題の原因は根深く、すでに分かっていること以外にも疑わしい点がある、とモータージャーナリストの池田直渡氏は言う。この事件の、そして三菱自動車の質的な問題とは何なのか? 三菱自動車の記事を“封印”していた理由 筆者は三菱自動車のクルマについては原稿を書かないことに決めていた。「封印」と言ってもいい。それは、2002年に2件の死亡事故という最悪の結果を引き起こしながら、その後も懲りずに隠蔽を続けた、三菱の体質に根源的な疑いを持ったからだ。 最終的な決め手となった事件について書いておきたい。一連のリコール隠し問題がひとまずの決着を見た2005年、三菱は新型車アウトランダーを発売した。当時筆者は自動車雑誌の編集部にいたが、アウトランダーの発表会から激高

    三菱自動車の“重罪”
  • 83歳セブン鈴木会長の中にあった「女子の感性」

    退任前日、エレベーター前で会長の“送辞” セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOが退任したことで、様々な憶測が飛んでいる。だが、その中には多くの誤解が含まれていることは、ジャーナリストの勝見明氏がプレジデントオンラインで指摘している通りだ(鈴木敏文・セブン&アイ会長辞任の「当の理由」http://president.jp/articles/-/17833)。 言うまでもなく、組織は、生き物。永久不変ではないが、確実に言えるのはひとりの偉大なビジネスパーソン&経営者として鈴木氏がその名を歴史に残す存在であるということだろう。「流通の神様」「コンビニエンスストアをつくった男」といわれる鈴木氏に学ぶべき点は何か。 「女性の目線、女性の感性を貫いた稀有な、男性経営者だと思います」 そう語るのは、内閣府の経済財政諮問会議の政策コメンテーターも務めるマーケティングライターの牛窪恵氏だ。

    83歳セブン鈴木会長の中にあった「女子の感性」
  • 鈴木敏文・セブン&アイ会長辞任の「本当の理由」

    コンビニエンスストアを産み出し、日最大の流通グループを作り上げた鈴木敏文氏は、なぜ辞任しなければならなかったのか。鈴木氏人をして「私以上に私を知っている」と言わしめたジャーナリストの勝見明氏が、その真相を分析する。 なぜ鈴木敏文氏は世間から誤解されるのか セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が辞任の意向を表明した。私はこれまで鈴木氏に数十回取材を行い、鈴木氏の発想法や仕事の仕方、生き方についていろいろな角度から質問し、その暗黙知を引き出し、言語化(形式知化)するという仕事を続けてきた。そのため、鈴木氏人から「私以上に私を知っている」と評されたこともある。その私から見ると、今回の辞任劇についてのマスコミ報道や世の中の反応には、多分に「誤解」が含まれているように感じる。 鈴木氏の思考法の大きな特徴は、常に未来に起点を置いて発想することにある。過去や現在の延長線上で考えるのではなく

    鈴木敏文・セブン&アイ会長辞任の「本当の理由」
  • 白戸家のお父さん犬は、厳しい「予算」と「納期」から生まれた

    会社を動かすのは誰か。それはあくまでも、現場の社員だろう。では、社員を動かすのは、どんな経営者だろうか。創業者、大株主、カリスマ。そんなものは空疎なレッテルにすぎない。孫正義氏の何が周囲を心酔させるのか。ソフトバンク幹部たちが初めて明かした──。 ――シンガタ クリエイティブ・ディレクター 佐々木 宏氏の場合 どう吹っかけてもその上で返してくる 孫正義さんと仕事をご一緒して約10年になります。僕が電通から独立してから1年ほど経ったころ、CIイメージを刷新するために企業名の変更も考えていると相談を受けました。僕は、名前はそのままでいいと思い、ブランドマークとして、孫さんが好きな坂龍馬の海援隊の2線の旗印を提案しました。 一方で、僕はアップルという会社が異常に好きでした。パソコンには全然興味がなかったのに、「iMac」のCMに惚れて飛びついた経験があります。使ってみて、インターネットのすご

    白戸家のお父さん犬は、厳しい「予算」と「納期」から生まれた