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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (330)

  • タイで話題の「陸を行進するエビ」、謎を解明

    淡水エビ(学名Macrobrachium dienbienphuense)の大移動。タイ、ウボンラーチャターニー県の急流ラムドゥアンの近くで撮影。(PHOTOGRAPH BY WATCHARAPONG HONGJAMRASSILP) タイには、毎年雨期になると、川を出て神秘的な夜の「行進」をするエビがいる。バンコクで生まれ育ったワッチャラポン・ホンチャムラッスィン氏は子どもの頃、テレビのそんな報道に心を奪われた。 ホンチャムラッスィン氏は生物学の学士号を取得した後、2017年にナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーになり、米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で魚類の攻撃行動とコミュニケーションを研究した。それでも、子ども時代に強烈な印象を植え付けられたエビのことは忘れていなかった。 「わずか5分間の放送でしたが、20年間ずっと頭の中にありました」 行進するエビは観光客

    タイで話題の「陸を行進するエビ」、謎を解明
    waman
    waman 2020/12/06
    『エビたちは特に強い流れを回避している可能性が高いという。川の流れが強ければ強いほど、陸にはい出て、上流に向かって歩き、流れが穏やかになったところで川に戻ることが多かった』
  • 右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる

    コールドウェル夫の自宅の裏庭に餌をべにくる、オスメス両方の特徴をあわせもつショウジョウコウカンチョウ。この鳥が庭のはずれの木の枝にとまったところを、シャーリーさんが台所の窓から撮影した。(Footage provided by Shirley Caldwell) 米国ペンシルベニア州エリー在住のコールドウェル夫は、25年前から裏庭に鳥の餌台を置いている。しかし、数週間前の夜明けにアメリカスギの木に止まっていたようなショウジョウコウカンチョウ(猩々紅冠鳥)は、これまで一度も見たことがなかった。その鳥は体の右半分が真紅で、左半分が灰褐色だった。(参考記事:「動物大図鑑:ショウジョウコウカンチョウ」) とはいえ、家から木までは10メートルほど離れていたため、鳥が近くにくるまで自分が見たものに確信がもてなかった。のシャーリーさんは、「長年、鳥に餌をやってきましたが、こんな鳥を見たことはなか

    右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる
    waman
    waman 2019/02/06
    『今回の鳥は左側がメスになっています。一般に、鳥は左の卵巣だけが機能しているので、この鳥も繁殖能力がある可能性があるのです』
  • 消えた12億年分の地層、原因はスノーボールアース

    南極半島で岩石と接触する氷。2017年10月、NASAの研究ミッション「オペレーション・アイスブリッジ」で撮影された。遠い昔のスノーボールアースと呼ばれる時代には、こうした極地のような風景が地球全体に広がっていたかもしれない。(PHOTOGRAPH BY MARIO TAMA, GETTY) グランドキャニオンは地質学の巨大な図書館だ。その岩石には、何十億年という地球の歴史が刻み込まれている。しかし不思議なことに、どこを見てもある時期の地層がごっそりと失われている。失われたのは最大で12億年分というから相当な量だ。 この大きな空白は「大不整合」と呼ばれ、グランドキャニオンだけでなく、世界中に存在する。大不整合に分断された地層の一方は、約5億4000万年前に始まったカンブリア紀の堆積岩で、複雑な多細胞生物の化石が残されている。だがその真下には、約10億年かそれ以上前に形成された、化石のない結

    消えた12億年分の地層、原因はスノーボールアース
  • 2018年に世界遺産に登録された梵浄山、中国

    中国、梵浄山の頂上の一つ「紅雲金頂」。最上部に2つの仏教寺院がある。(PHOTOGRAPH BY ISTOCKPHOTO/GETTY IMAGES) 行くべき理由:雲海の中を登ることができる ユネスコ世界遺産に登録されたばかりの梵浄山は登る価値がある。仏教の聖地(かつて48の寺院があった)でもあるこの山は、奇妙な形をした岩石層や雲の上から眺める武陵山脈がハイカーたちの目を楽しませてくれる。 最も登りがいがあるのは標高2335メートルの「紅雲金頂」。橋で結ばれた2つの山頂にそれぞれ寺院がある。ケーブルカーで登ることも可能だが、自分の足で歩けば、豊かな生物多様性を間近で見ることができる。梵浄山には、ハイイロシシバナザルなどの希少な固有種もいる。 行き方:梵浄山の玄関口は貴州省東部の銅仁。銅仁空港から直通バスが出ているほか、高速列車や普通列車の駅もある。 関連記事: ギャラリー:2018年に登録

    2018年に世界遺産に登録された梵浄山、中国
  • 【動画】ハサミムシのすごい翅、驚異の折り畳み式

    ハサミムシの翅は普段は見えないが、畳んだ状態の10倍以上にまで広がる。主に地上で暮らすハサミムシは、翅を広げると非常に効率の良い飛行家に変身する。 ハサミムシはいわれのない非難を受けている。誤解をただすべき時だ。 まず、ハサミムシは居場所を求めて人の耳の中に入ったりしない。この説がそのまま「イヤーウィッグ(耳の虫)」という英名になっている以上、先にはっきり言っておく必要があるだろう。オックスフォード英英辞典にも「ハサミムシが人の耳に入り込む習性があるという俗説は根拠がないと思われるが、長年にわたり広く信じられている」とある。 それでも、耳と関連づけられたこの名前は中世以降の文献に記録され、多くの言語に反映されている。例えば、古いフランス語の呼び名「perce-oreille(ペールソレーユ)」は「耳に穴を開ける」という意味だ。 ハサミムシの実態を知るには、学術的な名前の方が参考になるだろう

    【動画】ハサミムシのすごい翅、驚異の折り畳み式
  • 謎の古代生物の正体は「動物」と判明、地球最古級 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    謎の印象化石を残したこの生物は、動物だったのか、原生生物だったのか、それとも菌類だったのか?化学が新たな手がかりをもたらした。(PHOTOGRAPHY BY O. LOUIS MAZZATENTA) エディアカラ生物群と呼ばれる、太古の奇妙な生物たちがいる。今から5億7000万年ほど前の浅い海に生息していたこのグニャグニャした生物たちは、地球最古の複雑な生命体でもあった。(参考記事:「5.7億年前、生物たちはなぜ複雑になったのか」) ディッキンソニア(Dickinsonia)はエディアカラ生物群のなかでも特に有名で、平べったい楕円形をしている。直径は120センチ以上になり、全体に細かい溝があり、真ん中に1の隆起が走っている。科学者たちは長年、ディッキンソニアをあらゆる「界(生物のグループ)」に分類してきたが、この数十年間は、菌類、原生生物、動物という3つの説が有力だった。 9月21日付け

    謎の古代生物の正体は「動物」と判明、地球最古級 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    waman
    waman 2018/11/17
    『コレステロールの分解産物は非常に特徴的で、これらの分子化石の中には今でも「コレステロールのオリジナルの骨格」が保存されている』
  • 【動画】絶滅寸前、スコットランドヤマネコを救え | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    スコットランドヤマネコの子ネコの貴重な映像。2匹は親をなくしたオスとメスのきょうだいで、自力で生きられる年になったら野生に戻される。(字幕は英語です) かつて英国にはさまざまな野生動物が生息しており、オオヤマネコ、オオカミ、クマ、ヤマネコなど大型の捕者もいた。このうち、今日も生き残っているのはヤマネコだけで、彼らも危機的な状況にある。 素人目には、スコットランドヤマネコはペットのイエネコのように見えるだろう。だが、ヤマネコほど人間を嫌う哺乳類は少ない。そして皮肉なことに、ヤマネコにとっての最大の脅威はイエネコだ。(参考記事:「ネコの影響は爬虫類でも甚大、全体を減らす可能性」) ヤマネコは人間を避けて暮らしているものの、多くのヤマネコがイエネコと交雑し、雑種を作り出している。純粋なスコットランドヤマネコは、イエネコの2倍ほどの大きさだ。毛は密生し、尾は短めで、独特の縞模様をもつ。(参考記事

    【動画】絶滅寸前、スコットランドヤマネコを救え | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • タランチュラの新種7種を発見、過去最高の標高で

    ランチュラの新種が7種発見され、Hapalotremus属に加わった。写真は過去に同定されているHapalotremus albipes。大きく見えるかもしれないが、体長5センチにも満たない。(PHOTOGRAPH BY MAURICIO PACHECO) 2005年、クモ恐怖症を自認する生物学者のトレーシー・サイモン氏は、ペルーのアンデス山脈にいた。高地のカエルを探して、岩をいくつもひっくり返していた時、岩の下に予期せぬ何かを見つけ、少し動揺した。「小さな巣穴から、細かな毛に覆われた小さなお尻が出ていたのです」。サイモン氏は同僚に頼んで、この生き物を1匹引っ張り出して写真を撮るのを手伝ってもらった。現れたのは、体長5センチのタランチュラだった。 標高4500メートル近い地点にタランチュラがいるというのは、思いがけない発見だった。毛に覆われたこのクモはふつう、乾燥した高地や氷河の下で暮ら

    タランチュラの新種7種を発見、過去最高の標高で
    waman
    waman 2018/11/16
    『南米のこの山々には、これまで確認されたことのない小さなタランチュラがまさに山のようにいたのだ』
  • ガンを防ぐ「ゾンビ」遺伝子、ゾウで発見

    傷ついた細胞を抹殺する殺し屋 リンチ氏のグループは、アフリカゾウ(Loxodonta africana)と小型哺乳類を対象に、他の遺伝子の違いについても調査を行った。特に注目したのは、複製が多い遺伝子だ。その結果、浮かび上がってきたのが、生殖能力を高める働きのある「LIF遺伝子」の1つ、LIF6だった。(参考記事:「ヒトの精子のしっぽに謎のらせん構造、初の発見」) 「LIF遺伝子と聞いて少しばかり驚きました」とボディ氏は言う。生殖能力とガン予防はまったく別のことのように思える。しかし、リンチ氏はLIF6には別の機能、つまり傷ついた細胞を殺す役割があるのではないかと考えた。(参考記事:「ヒトの精子生産のメカニズム解明」) 小さなウサギから巨大なクジラまで、ほとんどの哺乳類にはLIF遺伝子が1組しかない。しかし、ゾウやその親戚、マナティー、ハイラックスなどには、たくさんのLIF遺伝子がある。リ

    ガンを防ぐ「ゾンビ」遺伝子、ゾウで発見
    waman
    waman 2018/11/16
    『ゾウにはガンを抑制するP53という遺伝子が多いということだった。人間の遺伝子には1組しか存在しないP53が、ゾウにはなんと20組も存在していた。』
  • 宿主をゾンビ化して操る 戦慄の寄生虫5選 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    寄生バチの幼虫に操られたシロガネグモの一種(Leucauge argyra)は、寄生虫の幼虫の成長に必要な繭を作るための特殊な糸を吐出させられる。(PHOTOGRAPH BY ANAND VARMA, NATIONAL GEOGRAPHIC) 映画テレビで人気のゾンビは架空の存在だ。だが、現実世界には、宿主を「動く死体」のように操る寄生虫がいる。 寄生虫は、言ってみればマインドコントロールの達人だ。自らを利するように宿主の中から宿主を操り、ときに自滅的な行動をとらせる。 (参考記事:「ナショナル ジオグラフィック2014年11月号 世にも恐ろしい 心を操る寄生体」) 「寄生虫の中には、自分たちが快適に暮らしたり、栄養をたくさん摂れたりできるように宿主の行動を変えたり、宿主を別の環境に移動させたりするものがいます」。こう語るのは、米コロラド州フォートコリンズにあるコロラド州立大学の生物学者

    宿主をゾンビ化して操る 戦慄の寄生虫5選 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    waman
    waman 2018/11/12
    『クモの糸を操るハチ』『ゴキブリをゾンビ化する寄生バチ』『アリを操る吸虫』『魚に死のダンスを踊らせる』『コオロギを入水させるハリガネムシ』
  • 地球を周回する新たな天体を確認、月とは別 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ちりでできたコーディレフスキー雲の1つと、地球、月、太陽の位置関係を示すイラスト(原寸には比例していない)。(ILLUSTRATION BY GABOR HORVATH) 地球の周りを回る天体は、月だけではないのかもしれない。半世紀以上にわたる憶測と論争を経て、ハンガリーの天文学者と物理学者のチームが、地球を周回する2つの天体の存在をついに確認したと発表した。 研究成果は、学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載された。論文によると、地球から40万キロ余りという、月までの距離と同じくらいの位置に潜んでいた謎めいた天体を、研究チームは苦心の末にとらえたとのことだ。天体は2つとも、すべてちりでできているという。(参考記事:「太陽系外衛星の存在が濃厚に、確認されれば初」) 近いけれど見えない こうした天体の存在はずいぶん前

    地球を周回する新たな天体を確認、月とは別 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    waman
    waman 2018/11/10
    『コーディレフスキー雲の見かけの大きさは、夜空に見える月を30個×20個並べたのに相当する』『雲自体は巨大だが…光が極めて弱いため、今までは宇宙の暗闇の中に隠されたままだった』
  • ハスキー犬の独特な青い目、関連遺伝子を発見

    「青い色素ではありません」 オールド・イングリッシュ・シープドッグ、ボーダー・コリー、ウエルシュ・コーギー・ペンブロークなど、青い目が確認されている犬種はいくつもあるとイリザリー氏は話す。ただし、これらの犬種の場合、青い目は潜性形質として受け継がれるため、潜性遺伝子が2つ必要になる。 ちなみに人間の場合は、HERC2とOCA2という2つの遺伝子によって青い目が生じているという。 イリザリー氏はシベリアン・ハスキーのALX4遺伝子の近くで生じた変異について、目の色素生成能力が落ちる変化を招いているようだと分析する。色素が少ないと、瞳は青く見える。(参考記事:「色覚はなぜ、どのように進化してきたのか」) 「青い色素ではありません。目の中を出入りする光が青く見えるのです。空は青く見えますが、宇宙空間は青くありません。それと同じことです」(参考記事:「サルの睾丸、なぜ青い?」) エンバーク・ベテリ

    ハスキー犬の独特な青い目、関連遺伝子を発見
    waman
    waman 2018/10/12
    『青い色素ではありません。目の中を出入りする光が青く見えるのです。空は青く見えますが、宇宙空間は青くありません。それと同じことです』
  • 光合成する微生物を地下深くで発見、定説覆す | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    スペインのリオ・ティント川地域の環境。火星に似ていることから、この厳しい環境で生存する生物を研究し、地球外生命体の可能性を探る研究者は多い。(PHOTOGRAPH BY WESTEND61, GETTY) スペイン南西部のイベリア黄鉄鉱ベルト地帯は、まるでエイリアン映画のセットのようだ。鉄を豊富に含んだ大地にさび色の湖が点在し、スペイン語で「赤い川」という意味のリオ・ティント川が、暗い色の岩石の間を縫いながら鮮やかな赤色に輝いている。だが、その足元にはさらに奇妙な世界が広がっていた。 この黄鉄鉱ベルトでボーリング調査を行い、岩石コアサンプルを取り出したところ、太陽の光も届かず、水や栄養も乏しい地下600メートル付近でシアノバクテリアが大量に見つかり、研究者らを驚かせた。シアノバクテリアは環境適応力が高く、地球上のあらゆる場所で見つかっているが、これまで太陽光がなければ生きられないと考えられ

    光合成する微生物を地下深くで発見、定説覆す | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    waman
    waman 2018/10/08
    『地下のシアノバクテリアは、地上の仲間が光合成に使うのと同じ仕組みを利用して水素を処理し、電子を放出させているようだった。厳密には、その仕組みが持つ「安全弁」機能が作るエネルギーを利用している』
  • 最大のげっ歯類、カピバラに独自のがん免疫療法 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    カピバラの母子。ブラジルのパンタナールで撮影。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING) 変わり者があふれるこの地球上でも、カピバラはひときわ独自の路線を行く。 体重はおよそ人間1人分と、現生のげっ歯類では最重量。最も近縁の動物と比べて60倍もの重さがある。南米の川岸で草をみ、性格は非常に穏やかだ。(参考記事:「ギャラリー:ちょっと変わった「エキゾチック・ペット」の写真10選」) どのようにしてカピバラが「穏やかな巨人」になれたのかは、長い間謎に包まれてきたが、その謎が明らかになりつつある。 9月23日付けで論文投稿サイト「bioRxiv」に発表された最新の研究によれば、コロンビア、スウェーデン、米国の研究者チームがカピバラのDNA配列を解読した。これによって、カピバラの大型化をもたらした仕組みを示すヒントが得られたほか、抗がんメカニズムに関係するとみられる遺伝子シグネチ

    最大のげっ歯類、カピバラに独自のがん免疫療法 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    waman
    waman 2018/10/03
    『カピバラのゲノムが示していたのは、分裂が速すぎる細胞を見つけて破壊する免疫システムが、他の動物よりもはるかに優れている…カピバラは独自のがん免疫療法を進化させてきたのだ』
  • 絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見

    ウォンディウォイキノボリカンガルーは1928年以降の記録が存在せず、研究者たちはこのようなイラストを参考にするしかなかった。ところが7月、ニューギニア島の山岳地帯で初めて写真が撮影された。(ILLUSTRATION BY PETER SCHOUTEN) ウォンディウォイキノボリカンガルーはとても珍しく、1世紀近く姿を消していたため、すでに絶滅したと考えられてきた。そのウォンディウォイキノボリカンガルーがついに再発見され、しかも初めて写真に収められた。 一見サルのようなこのキノボリカンガルーはニューギニア島の山林で樹上生活している。ただし1928年、欧米の科学者たちに発見されたのが唯一の目撃情報だった。 シドニーにあるオーストラリア博物館の有袋類学者マーク・エルドリッジ氏は「最も実態が知られていない哺乳類の一つです」と話す。 だが、英国のアマチュア植物学者がインドネシア西パプア州のウォンディ

    絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見
    waman
    waman 2018/10/01
    『前脚の筋肉が発達しているため、木の幹をよじ登ることができる。この技術とカンガルー独特の跳躍を組み合わせ、枝から枝へと移動する』
  • 銀河衝突の結末をNASAがとらえた、3億光年先

    リンゼイ=シャプレー環とも呼ばれる環状銀河AM 0644-741。ハッブルとチャンドラという2つの宇宙望遠鏡で撮影した画像を合成したもの。(PHOTOGRAPH BY NASA) とびうお座の方向、地球から約3億光年のはるか彼方で、2つの渦巻銀河が衝突し、ブラックホールや中性子星が散らばる明るいリングが生まれた。AM 0644-741と呼ばれる環状銀河だ。今回、NASAがこの銀河の精細な画像を発表、銀河を構成する天体についての新たな研究成果が学術誌「Astrophysical Journal」誌に掲載された。 2つの銀河が衝突するといっても、実際に何かがぶつかり合うことはほとんどない。天体はとても広い範囲に散らばっているので、互いにぶつかるのは非常にまれだ。それでも、重力の効果によって、銀河の姿は大きく変化する。 「環状銀河の画像を見た瞬間、思わず引き込まれました。あまりに鮮烈で、宇宙はど

    銀河衝突の結末をNASAがとらえた、3億光年先
    waman
    waman 2018/09/17
    『新しく誕生した天体たちとともに、元からあった星々も外側に移動し、リング状の構造ができた。それがこの環状銀河だ』『リンゼイ=シャプレー環』
  • 日本で発見 米粒サイズのタツノオトシゴは新種

    【動画】「ジャパピグ」という愛称で知られる日のピグミーシーホースが新種であることが確認された。(解説は英語です) 日の海に生息するピグミーシーホース(極小のタツノオトシゴ)が新種であることが判明した。米粒ほどの大きさしかないこのカラフルなピグミーシーホースは、浅い海の岩の表面を覆う藻類にうまく紛れて暮らしている。 その色と大きさから、彼らは海草の切れ端が浮かんでいるようにしか見えず、見つけるのは非常に難しい。米テキサスA&M大学の准教授で魚類担当キュレーターであるケヴィン・コンウェイ氏は、彼らの色は「極めて特別」だと言う。「ペイズリー模様をまとっているようでしょう?」 科学者たちはこのピグミーシーホースに「Hippocampus japapigu」(ヒッポカムプス・ジャパピグ)という学名をつけた。種小名は、日人ダイバーたちが付けた「ジャパピグ」という以前からの愛称に由来するものだ。

    日本で発見 米粒サイズのタツノオトシゴは新種
    waman
    waman 2018/08/18
    『その色と大きさから、彼らは海草の切れ端が浮かんでいるようにしか見えず、見つけるのは非常に難しい』
  • 【動画】団結してクラゲを食べるサンゴを発見

    【動画】地中海西部で、サンゴの群体が協力して獲物を捕らえ、べている様子が初めて報告された(解説は英語です) 海の底に張り付いて花のような姿をしたサンゴは、攻撃的な捕者とは程遠いイメージがある。しかし、騙されてはいけない。サンゴの群体を形成するポリプは、小さな口をしていても、見た目よりはるかにどう猛だ。 イタリアのナポリにあるアントン・ドーン動物学研究所の生物学者トーマス・ヴェガ・フェルナンデス氏もやはり、小さなオレンジ色のサンゴが、自分の体の何倍もあるオキクラゲ(Pelagia noctiluca)を捕らえてべているところを初めて目撃して仰天した。 フェルナンデス氏は、研究仲間のルイージ・ムスコ氏とともに、イタリアのパンテッレリーア島でキサンゴの一種(Astroides calycularis)を観察していたとき、人間の指先ほどしかないポリプがクラゲの体の一部らしきものを口に入れてい

    【動画】団結してクラゲを食べるサンゴを発見
    waman
    waman 2018/08/06
    『クラゲの出す強力な毒にサンゴがどう対応しているのかも謎である』
  • 高エネルギーニュートリノ、発生源をついに特定

    南極のアムンゼン・スコット基地の地下深くにあるアイスキューブ・ニュートリノ観測所は世界最大のニュートリノ検出装置だ。(PHOTOGRAPH BY SVEN LIDSTROM, ICECUBE, NSF VIA THE NEW YORK TIMES) 南極点の地下約1600メートルのところでとらえられた閃光が、100年前から科学者たちを悩ませてきた宇宙の謎を解き明かし、ニュートリノを利用した新しい天文学を始動させるかもしれない。 1900年代初頭、物理学者のヴィクトール・ヘスは、宇宙から地球に高エネルギー粒子が降り注いでいることに気づいた。私たちが今日、宇宙線と呼んでいるものだ。それ以来、科学者たちは、すさまじい高エネルギー粒子を生み出す宇宙の加速器がどこにあるのか突き止めようとしてきた。 しかし、ほとんどの宇宙線は電荷をもち、宇宙空間のあちこちにある磁場によって進行方向を曲げられてしまう。

    高エネルギーニュートリノ、発生源をついに特定
    waman
    waman 2018/07/23
    『2017年9月22日、光速に近いスピードで飛んできた1個のニュートリノが地球を貫き、アイスキューブに検出された。そのエネルギーは…大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の高エネルギー陽子ビームの約50倍も強力だった』
  • 210万年前の石器を中国で発見、アフリカ以外最古

    中国の黄土高原の遺跡から、アフリカ以外では最古となる石器が発見された。(PHOTOGRAPH BY ZHAOYU ZHU) 7月11日付けの科学誌「ネイチャー」に発表された論文によると、ヒト族(ホミニン)は、これまで考えられていたよりはるかに早い時期にアフリカを出ていたという。初期の人類史の重要な1ページを書き換える大発見だ。 中国陝西省上陳(シャンチェン)村の遺跡で発見された100個ほどの石器が、初期のヒト族がアフリカ大陸を出たとされる時期を25万年以上も早めることになるかもしれない。 石器を製作したヒト族は、210万年前~130万年前の80万年間、断続的にこの地域に住み、アフリカ以外では先例のない道具を残した。ジョージアのドマニシ遺跡で発見されたホモ・エレクトスの最古の化石は180万年前のものだが、上陳遺跡から出土した最古の道具は、それよりさらに約30万年も古い。(参考記事:「石器時代

    210万年前の石器を中国で発見、アフリカ以外最古