学校法人「ニッポンアカデミー」(前橋市)の清水澄(ますみ)理事長(74)が2月24日に群馬県庁で開いた記者会見で、同法人が運営する日本語学校に通うウクライナからの避難者を「難民貴族」と表現したことが、波紋を広げている。 【写真】「この子がいるだけで、ここで頑張ろうと思えるの」 ウクライナ侵略1年 難民たちはいま 同法人と一部の避難者は学費の支払いを巡って対立しており、清水氏は会見で「アジアからの留学生が高い学費を払って、ウクライナの人は一定期間無償で学べている。はっきり言って『難民貴族』だ」と述べた。 同国のセルギー・コルスンスキー駐日大使は同28日、ツイッターに「絶対に許されない、恥ずべき発言だ。この不適切な教育機関から離れることを勧める」と投稿。山本知事も1日の記者会見で「大変残念に思ったし、不適切な表現だ」と述べた。2日の県議会健康福祉常任委員会でも委員から問題視する声が上がり、県の