1985年のデビュー以来オルタナティヴ・ロック・シーンに影響を与え、1993年に解散しつつも2004年に再結成を果たしたピクシーズ。『ロッキング・オン』11月号には、ベース兼ヴォーカルのパズ・レンチャンティンのインタヴューが掲載されている。 メンバーのキム・ディール脱退後、2014年からのツアー・メンバーとしてピクシーズに参加していたパズは、再結成後2枚目となる今作『ヘッド・キャリア』から正式加入となったが、バンドに誘われた際にあるサーフボードと運命的な出会いがあり、それがバンド加入を決意するきっかけだったという。その時の体験を以下のように語った。 「ある朝、すごく好きなサーファーがサーフィンしてたんだけど、その時初めて彼がサーフボードを流すのを見たの。私は岩にぶつかったら大変だと思って、とっさに彼のボードを救いに走って行って、そのロングボードをひっくり返して砂浜に置いたら、大きな文字で“