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By Simon Maage 虚無主義(ニヒリズム)は、「人間の存在に意義や本質的な価値などはない」と主張する哲学的な立場です。そんなニヒリズムが10代の中で再び広がり始めていますが、そのニヒリズムは今までのものとは一風変わっているようだとイギリスの大手一般紙のガーディアンが報じています。 Sunny nihilism: 'Since discovering I’m worthless my life has felt precious' | Life and style | The Guardian https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2019/dec/18/sunny-nihilism-since-discovering-im-worthless-my-life-has-felt-precious ニヒリズムの初期の概念を生み出したのはキル
ネタバレは悪という人は、作品から得られる楽しみが減ってしまうからだという。作品を堪能する前に、結末が分かったら、面白くないでしょ? 2018年に南極で起きた殺人未遂の動機は、読んでる本のネタバレをされたからだという[参考]。 一方、ネタバレ許容派は、「作品の理解が進む」とか「ハラハラせず安心して楽しめる」という。「野外コンサートでいつ花火が上がるか」知らずにトイレに行っていたという具体的な例が出てくる。 このように、ネタバレをめぐる様々な主張は、各人の芸術観や価値観により変わってくることが分かる。 こうした背景を受け、日本を代表する哲学者が、ネタバレについてロジックで殴りあう。リング外の観客も、のんびり見てられない。マイクを放られて、「言いたいことあるでしょ?」と煽られる。恐怖の前置き「素人質問で恐縮ですが」から始まる素人離れした知識に震える。 前回の議論は[「ネタバレの美学」が最高に面白
※2019/3/12 文献を2点追加。それに伴い他の紹介文も少し変更。 ある場所でのやり取りがきっかけで、少し前から作ってました。 タイトルにある通り未完成版ですが、ためしに公開してみたいと思います(特に1と2が弱いので、これから追加されていくと思います)*1。 この手のリストで万人が納得するものを作成することは不可能だと思いますので、私自身の趣味が色濃く出ている選書となっていることを先にお断りしておきます。 また、こちらも突っ込まれる前に言っておくと、ヘレニズム哲学には不案内のため今回は省いています(もう少しきちんと勉強しないといけませんがなかなか時間が取れません……)。 選定の基準は、 (1)日本語の書籍であること(辞書や文法書は除く) (2)内容の点でお勧めであること の2点です。そのため、絶版となっている書籍が挙げられている場合もあります。その場合は図書館等で参照してください。 1
なぜこの本を読みなおそうかと思ったかというと、笠井潔の「哲学者の密室」のことを思い出し、もう一度読みたいと思ったからだ。 哲学者の密室 (創元推理文庫) posted with ヨメレバ 笠井 潔 東京創元社 2002-04-12 Amazon Kindle 最初読んだときはハイデガーのことなど何も知らず読んだので、イマイチ話の概要がつかめなかった。 せっかくなのでハイデガーの考えを分かったうえで読みたいと思い、一回読んで途中で挫折した「ハイデガー入門」を読み始めた。 ハイデガー入門 (講談社学術文庫) posted with ヨメレバ 竹田 青嗣 講談社 2017-04-11 Amazon Kindle しかし読んでいくと、元々はフッサールの弟子だったハイデガーは、存在分析の方法として現象学を使っているなど他の思想家から多大な影響を受けている。 哲学の全体的な流れをつかんでいないと、なぜ
行方不明になるだけでは、既存の居場所に潜行するだけになる。だから、自ら行方不明であると公言し、権力にもそれを公認させなければならない。アルチュセールは生涯をかけて、そこまでは行った。行方不明者の存在証明までは行った。しかし、その自伝のタイトルが示すように、未来は長く続く、と告げて果てた。そこに「切断」を入れて、未来の「はじまり」を「あらしめる」こと、それが本書の課題だ。 権力は「私」に呼びかけ振り向かせて、主体化し従属化する。よく知られたアルチュセールの図式だ。しかし権力は、「私」の個体性を決してつかまえることはできない。その個体たるや、無からの創造を、空虚からのプロレタリアートの出現を、「来たるべき民衆」(ドゥルーズ)の到来を幻視しているからには、明らかに狂っており、絶対的に孤独である。「はじめに幻覚ありき」。そして、幻覚からすべてが出て来る。「どれほど馬鹿げた主張に思えようと」、すべて
「歴史哲学」への毀誉褒貶 ヘーゲルのいわゆる「歴史哲学」は、これまで一般にどのようにイメージされてきただろうか。 ヘーゲル哲学への分かりやすい入門書とされる反面で、アジアを低く見るヨーロッパ中心主義の歴史観とか、理性法則に基づいた楽天的な進歩史観として揶揄されるというように、毀誉褒貶の相反する評価が入り乱れてきた。 『歴史哲学』の分かりやすさは、『精神現象学』や『論理学』のようなヘーゲル自身による著作ではなく、複数の聴講者による講義筆記録をもとに編集されたテキストという性格にある。 これまで一般に使用されてきた旧版テキストは、彼の死後、ヘーゲル全集の中の1巻として講義筆記録をもとに編集されたものである。 実はこの編集が曲者で、E・ガンスの責任編集による『歴史哲学』第1版(1837年)は、10年弱の間に隔年で5回講義されたうちの最終回講義(1830/31年)をベースにしながら、しかし複数の筆
西洋哲学史のなかでもトップクラスのとっつきにくさで知られるヘーゲル。この記事では、ヘーゲル哲学を学ぶための入り口を提案します。この夏、新たな挑戦としてヘーゲルに入門してみてはいかがでしょうか。 1.ヘーゲル哲学入門の難しさ 西洋哲学に興味のある者でその名を知らぬ者はいない、と言ってもよい大哲学者ヘーゲル。しかし、彼の思想を学ぶことには独特の困難が伴います。 1.1 文章が難解すぎる ヘーゲルの文章は非常に難解で、西洋哲学の中でもトップレベル。ヘーゲル自身も書簡でうまく書けないと嘆いており、専門の論文でも、例えば英語ならdense(濃縮された)やnotrious(悪名高い)と言った表現に何度も出会うほど。いきなりヘーゲルの著作を開いて、数行で挫折してしまった、という方も少なくないでしょう。 1.2 著書が手に入りにくい 哲学の古典と言えばまず思い浮かべる人も多いであろう岩波文庫。その岩波文庫
by Lidya Nada 1921年に32歳で「論理哲学論考(論考)」を発表したルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、言語の限界について主張した人物であり、その哲学はコンピューター科学や人工知能、認知科学などの分野にも影響を与えています。20世紀で最も偉大な哲学者の1人であるウィトゲンシュタインは、コンピューターのコミュニケーションが生まれる以前から顔文字の重要性について強調していました。 Philosopher Ludwig Wittgenstein invented the emoji — Quartz https://qz.com/1261293/ludwig-wittgenstein-was-the-great-philosopher-of-the-20th-century-he-also-invented-the-emoji/ 1939年にケンブリッジ大学の哲学教授となったウィ
小難しい本を何冊も読むことが哲学を始める最初の一歩として相応しいわけではない。どんな順番でどんな本を読んだら良いのか、それらを推薦する理由は何か。慶應大学で倫理学を教える長門さんからお話を伺った。 今回本棚【哲学・倫理学の輪郭を(ざっくり)つかむための読書ガイド:最初の5冊編】を寄贈頂いた。哲学や倫理学とはどのような分野なのか、また同分野の社会における役割や、独学にあたってオススメの書籍に関心がある方は是非ご一読頂き、新たな学びの一歩を踏み出すきっかけにしてほしい。 〈プロフィール〉 長門裕介さん:慶應大学非常勤講師 自己紹介とこれまでの経緯 ーーまずは長門さんに簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか。 慶應大学博士課程を単位取得退学後、倫理学を研究しながら、同大学の非常勤講師などを務めています。特に「幸福」と「人生の意味」について研究しています。普段は学部生、特に教養課程の学生向けに授
このたび、ドイツの若き哲学者マルクス・ガブリエルを一躍有名にした著作『なぜ世界は存在しないのか』の翻訳が講談社選書メチエから刊行された。同書でガブリエルは、「新しい実在論」という立場を主張している。 私はこれまでカンタン・メイヤスーやグレアム・ハーマンらの「思弁的実在論」を紹介してきたが、ガブリエルの立場もそれに関係する。今日の大陸哲学では、「実在論ブーム」が広く巻き起こっているのである。 ガブリエルの「新しい実在論」とは、いかなるものなのか。ひとまず、「世界は存在しない」というキャッチーな主張は脇に置くことにする。それは実は、二次的なことだからだ。私の整理では、ガブリエルの言わんとすることの本体は、「本質主義vs.相対主義」という対立から抜け出す第三の道を開くことである。 「世界は存在しない」とは? 本質主義vs.相対主義というのは、極端に単純化すれば、次のような対立だ。 富士山を、別の
【2月7日 AFP】今年で死後34年を迎えるフランスの哲学者ミシェル・フーコー(Michel Foucault)が著した「性の歴史(The History of Sexuality)」シリーズのうち、未発表だった第4巻「肉体の告白(Confessions of the Flesh)」が今月9日、ついに出版される。 未完のまま残されていた同著では、「同意」をめぐる繊細な問題についても論じられており、遺著管理者らはフーコーの考えを世に出す機が熟したと判断。仏出版社ガリマール(Gallimard)から出版される運びとなった。 編集者のフレデリック・グロ(Frederic Gros)氏は、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)」運動の高まりを受け「この独創的な大作の出版にふさわしい時が訪れた」と説明した。 フーコーが同書の執筆を開始したのは1980年代初頭。フーコ
時間とは何か? 言語学からの腑に落ちる解答。「時間」について思考の奥底で抱いていた認識が暴かれる一冊。 アウグスティヌスは、この問題の本質を端的に語る。「時間とは何か。人に問われなければわかっているが、いざ問われると答えられない」。「時間論」といえば、これまで物理学や天文学、哲学や心理学、社会学からのアプローチがあった。それぞれの分野での見解はあるのだが、著者はこれに疑義を呈する。 つまりこうだ。どの学問領域であれ、時間の「流れ」や「進行」を口にしながら、その方向を当然のように過去から未来へと想定している。ビックバンをはじめとして、時間の「矢」は未来へと向かっている―――ここから疑い始めている。そして、「時間とは何か」に直接答えるのではなく、「時間をどのようなものとして捉えているか」という観点から、時間の本質に迫る。 著者はレトリックを専門とする言語学者。日本語と英語の豊富な事例を駆使しな
1985年 京都府生まれ。哲学の道の側で育ち高校生時、 哲学書に出会い感銘を受ける。京都女子大学中退。 著書に、「私の体を鞭打つ言葉」(サンマーク出版)がある。 ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 17歳の女子高生・児嶋アリサはアルバイトの帰り道、「哲学の道」で哲学者・ニーチェと出会います。哲学のことを何も知らないアリサでしたが、その日をさかいに不思議なことが起こり始めます。キルケゴール、サルトル、ショーペンハウアー、ハイデガーなど、哲学の偉人たちが続々と現代的風貌となって京都に現れ、アリサに、“哲学する“とは何か、を教えていきます。本連載では、話題の小説の中身を試読版としてご紹介します。 バックナンバー一覧 17歳の女子高生、アリサがひょんなことから現代に降り立った哲学者・ニーチェと出会い、人生について、将来について、そして「哲学すること」について学び、成長し
(この記事のポップ度:80%) ある日、アテネの市民が神の信託を聞きにくるデルフォイという場所に、ソクラテスの弟子がいた。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%82%A4 ソクラテスの弟子「デルフォイwwwマルフォイwww マール書いてフォイwwwwデール書いてフォイwww」 巫女「おい、お前なにやってんだ」 ソクラテスの弟子「あぁっ!巫女ちゃん!」 巫女「馴れ馴れしいな。今日は何の用だ。」 ソクラテスの弟子「あぁ、実はちょっと神に聞いてもらいたいことがあって来たんですよ。」 巫女「神になにを聞けばいい?」 ソクラテスの弟子「うちの師匠ソクラテスって言うんですけど、あの人まじでスゲー頭良いんスよ、マジで。だからソクラテスさんより頭良い人いるのかなーと思いまして。」 巫女「あぁ、ソクラテスさんより頭いいやつ
報道陣に公開された、哲学者の西田幾多郎が暮らした借家=8日午前、京都市左京区 報道陣に公開された、西田幾多郎が歩きながら思索にふけった“哲学の廊下”=8日午前、京都市左京区 「善の研究」で知られる哲学者の西田幾多郎(1870~1945年)が、家族と暮らした京都市左京区にある木造2階建ての借家が解体されることになり8日、報道陣に内部が公開された。 長男が急死し、妻や娘が病に倒れるなど西田の苦難が続いた家で、庭を見下ろす2階の縁側には、歩きながら思索にふけった“哲学の廊下”がある。 京都大大学院文学研究科の林晋教授によると、西田は1912年から約10年間この家で生活。京都帝国大で哲学の研究に励み、思想家集団「京都学派」が形成される基礎を築いた。 解体後は、廊下の床板や手すりが京大総合博物館に保存される。
今回は dk4130523 (id:cj3029412)さんのエントリーに乗っからせてもらいます。 dk4130523.hatenablog.com dk4130523 さんの思想遍歴というべき幅広い内容を扱っているのですが、その中に竹田青嗣氏についてごく簡潔に触れている部分があって、ピンポイントでそこに反応してしまいました。 「キリスト教」「ロゴス」「N個の性と自己了解」 - illegal function call in 1980s 竹田青嗣いいですよね。「あれは竹田青嗣オリジナルであって、フッサールでも現象学でもない」みたいな批判はよく目にしますが知ったことかというやつで、実感を伴ってわかりやすいのが何よりなんです。 2016/04/09 21:06 b.hatena.ne.jp スポンサーリンク そうしたら、即座に新たなエントリーを起こして応答いただきました。感謝です。 dk41
ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 (岩波新書) 作者: 田中浩出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「万人の万人にたいする闘争」に終止符を打つために主権の確立を提唱したホッブズは、絶対君主の擁護者なのか。それとも、人間中心の政治共同体を構想した民主主義論者なのか。近代国家論の基礎を築いたにもかかわらず、ホッブズほど毀誉褒貶の激しい哲学者はいない。第一人者がその多面的な思想と生涯を描いた決定版評伝。 ホッブスといえば、『リヴァイアサン』を書いた人で、その内容は「万人の万人に対する闘争」。 僕自身のホッブスに関する知識というのはこのくらいのもので、まさに「受験世界史レベル」だったのです。 『リヴァイアサン』も、「『ファイナルファンタジー』シリーズの召還獣」のほうを先に思い浮かべて
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