By Chalabala 聞いているだけでハッピーな気分になる曲もあれば、ジョーズのテーマ曲のように「危険が迫っている」と本能に訴えかける曲もあります。アメリカのカリフォルニア大学バークレー校やオランダのアムステルダム大学の共同研究チームが、それぞれの曲が呼び起こす感情を調査によって決定し、マッピングしました。 Ooh là là! Music evokes at least 13 emotions. Scientists have mapped them | Berkeley News https://news.berkeley.edu/2020/01/06/music-evokes-13-emotions/ 研究チームはオンラインギグエコノミープラットフォームのアマゾンメカニカルタークで集められたアメリカと中国の被験者約2000人に、あらかじめ選定された音楽40曲を聞いてもらい、それぞ
半分になった脳でも、正常な脳の神経ネットワークを凌駕できることが判明2020.01.07 11:4039,160 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( Kaori Myatt ) Tags : サイエンス人体 てんかんの治療で子供時代に大脳の半球を切除しなくてはならなかった大人の脳のfMRIスキャン。Image: Caltech Brain Imaging Center 脳が半分になったら、機能も半分になっちゃうんじゃ!? そこが人間の驚異的なところなんでしょう。目の見えない人の嗅覚が非常に発達するとか、音感や感覚が優れるとか...そんな話は聞いたことがありますよね。 複雑に絡み合う脳の神経ネットワーク。どうやら完全な脳よりも半分になった脳のほうが、神経ネットワークがよくなる場合があるらしいです。失われた機能を補うための、人間の自然の力なのでしょうか。 米ギ
AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 7月16日 殺人:最後の一線を越える脳科学(7月5日 Brain Imaging and Behaviour オンライン掲載論文) 犯罪は生まれか育ちかという議論は何度も行われてきた。凶悪犯罪の遺伝率は38%というこれまでの報告があり、様々な精神疾患と同じくかなり高い。ゲノム解析が始まってからは、犯罪者と相関する遺伝子が探索され、monoamin-oxidaseをはじめとする遺伝子の多型が報告されている。また犯罪者の脳構造を調べる研究も特にMRI検査が可能になってからは盛んで、このブログでも、明らかな脳損傷が犯罪を誘発する可能性について調べた研究を紹介したことがある(http://aasj.jp/news/watch/7800)。 今日紹介するNew Mexico大学からの論文も同じ線上にある犯罪者の脳研究だが、凶悪犯の中で殺人にま
あなたは、大切なプレゼンをする会議に5分遅刻してしまったと仮定しよう。「ヤバい、上司が怒っている?」と不安になり、緊張し、プレゼンも失敗してしまうかもしれない。しかし、「私はこの企画案に自信がある」「私は期待されているのだ。5分の遅刻くらい、挽回できる」と前向きに考えれば、いいプレゼンができるだろう。前者のように、ささいなことですぐネガティブになり、仕事にまで悪影響を及ぼしてしまうのは「自己肯定感が低いからだ」と、カリスマ心理カウンセラーの中島 輝 氏は語る。著書『自己肯定感の教科書』を上梓した中島氏に、自己肯定感の高め方を聞いた。 5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、9歳ごろから、HSP、双極性障害、パニック障害、統合失調症、強迫性障害、不安神経症、潰瘍性大腸炎、斜視、過呼吸、認知症、円形脱毛症に苦しむ。10年間実家に引きこもりつつ、代表取締役としてグループ会社を運営。独学で学んだセラ
保存されたブタの脳。このほど研究者たちは、食肉用に解体されたブタの脳を使って脳の細胞機能の一部を回復させることに成功した。 死んだブタの脳の細胞機能を回復させることに、研究者が成功した。これは、脳疾患の治療に新しい可能性を拓くと同時に、現在の脳死の定義を根底から揺るがす研究だ。 米エール大学医科大学院の研究チームは4月17日付けで学術誌『ネイチャー』に論文を発表し、人工透析装置に似た「BrainEx」というシステムを開発したと報告した。BrainExは、死んだ脳に血流と酸素の流れを復活させる装置だ。 最初に断っておくと、研究チームは、この実験のためにブタを殺すことはしていない。彼らは、近隣の食肉処理場から、食用に解体されたブタの頭部を譲り受けたからだ。また、ブタの脳は生き返ったわけではない。意識を生み出すほど組織立った神経活動の兆候は見られなかったし、わざとそうなるように実験したからである
東京大学の研究チームは、目で見た画像に対する視覚野の神経細胞の活動を深層ニューラルネットワークに写し取ることで、神経細胞の活動をコンピュータで詳細に解析する手法を開発した。 今後、人工知能が自動運転や医療診断など人命に関わりうる領域に活用されるにあたっては、人間を含む動物がどのように目で見た視覚情報を処理しているのかを解明することが重要だ。そこで本研究チームは、次のようにして、目で見た画像に対する視覚野の神経細胞の活動を深層ニューラルネットワークに写し取り、コンピュータ上で詳細に解析する手法を開発した。 まず、動物に見せた画像と同じ画像を深層ニューラルネットワークに入力し、その画像に対する神経細胞の活動を教師信号として深層ニューラルネットワークを学習させる。次に、このニューラルネットワークの出力を最大化するように入力画像を更新することを繰り返す。出来上がった画像は、ニューラルネットワークに
ホジキンさん,ハクスレーさんが作ったモデル式は,65年経った今でも脳神経系の分野で非常に有効で使っている人はたくさんいます. 脳を研究している研究者はすでに知っているかもしれまでんが,これから脳分野の研究をしたい!と志す方はぜひ,理解を深めてください! ニューロンの活動電位について少し,ニューロンの活動電位についておさらいしておきましょう. ニューロンは中心部に信号を処理する細胞体があって,周りに多数の短い樹状突起と長く伸びている軸索によって構成される単一の細胞です. 樹状突起は,ニューロンの受容経路であり,軸索は伝送回路の役割を持っています. 上の絵からも確認できると思いますが,どのニューロンも軸索の先には他のニューロンの樹状突起があり,情報伝達リンクを作っています! また脳内のニューロンの数は膨大で,例えばヒトの脳のビー玉ほどの大きさの領域には三億個程度,ニューロンが含まれているのです
仕事、人間関係や家庭の問題、あるいは経済的な事情など、現代人は多くのストレスを抱え込んでいるもの。 しかし脳内科医である『脳を「接待」する! 上手な脳内リズムの整え方』(加藤俊徳著、清流出版)の著者は、ストレス自体は悪いものではないのだと主張しています。 「ストレス学説」を唱えたフランスの生理学者ハンス・セリエは、ストレスの強さに伴う「心身の活性度」を六段階に分類しています(下図)。 この考え方でいえば2や3の“軽度”のストレスは、思考を活性化し、行動のモチベーションをもたらしてくれます。ほどほどのストレスがあることによって、人間は成長していけるともいえるのです。(「はじめに」より) Image: ライフハッカー[日本版]編集部作成(『脳を「接待」する! 上手な脳内リズムの整え方』より)つまり、適度のストレスは人間の味方になってくれるということ。そのレベルで維持できるのであれば、ストレスも
福井大学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授とジョンミンヨン特命教授らは、ADHD(注意欠如・多動症)児の脳構造の解析に人工知能(AI)を導入し、ADHD児には特定の脳部位に特徴があることを高い精度で明らかにした。 検討の結果、脳の148領域のうち眼窩前頭皮質外側など16領域の皮質の厚み、11領域の皮質の面積にADHDの特徴が現れることが判明し、74~79%の精度でADHDの識別が可能であることを見出した。 さらに、これらの脳部位のうち眼窩前頭皮質では、ADHDの要因の1つで、実行機能(作業記憶の苦手さ)に影響しているCOMT遺伝子の多型と脳構造との関連も確認できた。また、国際的なデータベースで検証したところ、米国・中国のADHD児でも73%の精度で農部位の特徴が確認され、国際的にも応用できる可能性が示唆された。 この検査手法は、測定時間が5分以内と短く、検査中に特定の課題遂行が
「モーツァルトよりメタリカを聴け!」 脳科学者・中野信子の最新刊『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』がKADOKAWAから2019年1月30日に発売されます 以下プレスリリースより サイコパスからいじめ、不倫まで、人間社会のさまざまな事象を読み解いてきた脳科学者・中野信子が次に選んだ驚きのテーマ。 それはヘヴィメタルです。 重く激しいサウンドとダークな世界観で熱狂的なファンを生む一方、その音楽性やスタイルゆえに世間から疎まれがちなヘヴィメタル。しかし様々な研究によって、このサウンドが持つ“効能”やファンの特性が明らかになった結果、世界中の科学者からポジティブな評価を得るに至っています。 -ヘヴィメタル- その特徴を端的に表すと「天才が好み、天才を育む音楽」であるということ。“良識的”な人々が眉をひそめるヘヴィメタルには、認知機能や知的好奇心、ストレス耐性の向上など、知育に欠かせない数々の効
新潟大学の上野将紀特任教授、シンシナティ小児病院の吉田富准教授らの研究グループは、脳と脊髄を結ぶ「皮質脊髄路」の中に多様な神経回路が存在することを発見し、それらが運動動作をコントロールする神経地図としての働きを示すことを明らかにした。 今回、研究グループは神経回路を解析する最新の技術を用いて、マウスの皮質脊髄路に存在する詳細な神経細胞の構成とその働きを探った。その結果、皮質脊髄路の中には、大脳皮質と脊髄にある多様な神経細胞種によって回路が作られていること、すなわち「神経地図」が内在していることを見いだした。これらの回路は、複雑な動作を行う際に、それぞれが異なる運動機能の要素をコントロールしていることが分かった。 これにより皮質脊髄路は単一の神経回路ではなく、別々の働きを持つ多様な神経回路の集合体として統合して働くことによって、巧みに運動動作をコントロールしていることが明らかになった。 この
脳科学者の井ノ口馨教授にインタビュー:「臓器と脳がコミュニケーションをとっていることが最近わかってきた」2017.05.06 12:057,310 脳のためには腸をケアしたほうがいい? 記憶にまつわるSF映画は多々ありますが、その描写が科学的にリアルな作品はあるのか?と聞かれると、いかんせんSF映画なので、それほど多くない気もします。 ケヴィン・コスナー主演のアクション映画『クリミナル 2人の記憶を持つ男』は、死んでしまったCIAのスパイの記憶を取り出すべく、彼の脳の一部を凶悪犯の男の脳へ移植したところ、ふたりの記憶が合体して――といったストーリーですが、なんとこれは実際に起こり得るそうです。 今回は、脳科学者の井ノ口馨教授に映画の記憶描写はリアルなのか?や記憶に関する研究の現在、そしてAIが人間に反乱を起こした場合の対処法などについて、お話を伺いました。 ――実際のところ、映画『クリミナ
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