沖縄県の与那国島にある日本の最西端が、これまでよりもおよそ110メートル西へ移りました。与那国島の沖合にある岩が、日本の国土を示す最も基本的な地図に記載されたことによるものです。 国土地理院が発行する2万5000分の1の地図は、日本の国土を示す最も基本的な地図とされ、国土地理院は、国土の東西南北の端をこれを基に決めています。 国土地理院によりますと、今回、新たに記載されたのは与那国島の北北西およそ260メートルにある「トゥイシ」と呼ばれる岩で、存在自体はこれまでもわかっていましたが、前回の調査はおよそ30年前と古かったということです。 今回、地図の更新作業にあたって、ドローンなどを使って詳細な調査を行った結果、1年で最も潮位の高い大潮の時期の満潮時でも、数メートル四方の岩が海面に出ていることが確認されたということです。 これを受けて国土地理院は、2万5000分の1の地図に掲載し、今月からホ