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ブックマーク / diamond.jp (132)

  • IBMやマイクロソフトも追随せざるをえない 「クラウド・コンピューティング」の潮流|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

    野口悠紀雄(早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授) 【第45回】 2008年10月20日 IBMやマイクロソフトも追随せざるをえない 「クラウド・コンピューティング」の潮流 グーグルが「クラウド・コンピューティング」を志向するのは、同社のこれまでのビジネスモデルを考えれば、当然の方向である(もともとこの概念は、グーグルのCEOであるエリック・シュミットが2年前に提唱したものだ)。 注目されるのは、この方向を志向しているのがグーグルだけではないということだ。 IBMは、2007年11月、クラウド・コンピューティング製品系列「Blue Cloud」を発表した。これは、各地に分散している情報リソースをネットワーク経由で集中管理し、全体としてさまざまなサービスを提供するためのものだ。グーグルが主として個人や小企業を相手にしているのに対して、IBMは大企業を念頭においている。こうして、個人向

  • 知財情報検索を事業化して「技術の可視化」を実現した“解析博士” 創知代表取締役社長兼CEO 中村達生|起業人|ダイヤモンド・オンライン

    週刊ダイヤモンド編集部 【第46回】 2008年10月03日 知財情報検索を事業化して「技術の可視化」を実現した“解析博士” 創知代表取締役社長兼CEO 中村達生 現在、インターネットの世界で主流となったグーグルやヤフーなどの検索エンジンを「それらは“1次検索”サイトです」と言ってはばからない男がいる。検索の世界で、“解析博士”として知られる創知の中村達生だ。 その理由は、検索サイトではキーワードを入力すれば瞬時に検索結果がリストアップされるので、ユーザーは上位に来る情報を参考にすることが当たり前になっているが、じつはユーザーにはそれらの情報が正しいかどうかを“検証”する方法がないからである。 加えて、ユーザーは、自分で入力したキーワードを含む情報、すなわち知っているキーワードでしか情報を検索することができない。つまり、周辺にある情報までは引き出せない。 そんななかで、中村と技術

  • 金融危機もどこ吹く風? オラクル“怒涛”の買収拡大戦略|ビジネスモデルの破壊者たち|ダイヤモンド・オンライン

    瀧口範子(ジャーナリスト) 【第15回】 2008年10月02日 金融危機もどこ吹く風? オラクル“怒涛”の買収拡大戦略 去る9月21日から5日間、サンフランシスコのモスコーネ・コンベンションセンター周辺は、オラクルのユーザー会議「オープンワールド」に参加する4万3000人の人々でにぎわっていた。 モスコーネは、シリコンバレーのIT企業がコンファレンスを行う定番の会場だが、北館、南館、西館のすべてを借り切ったのは、最近ではオラクルくらいだろうか。同社は、分科会のために周辺のホテルの会議室をいくつも借りた上、顧客企業のランチ会場となるテントを張るために、ハイウェイにつながる主要道路まで閉鎖した。 世界中からやってくる参加者でダウンタウンのホテルは満室になり、レストランの予約もいっぱい。アメリカの金融危機などどこ吹く風というバブルな雰囲気に、サンフランシスコのギャビン・ニューサム市長もホ

  • 時代遅れの日本の新聞、金融危機が起きた日も全紙そろって休刊日|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

    「リーマン・ブラザーズ破綻の翌日が日の新聞休刊日だったため、そのニュースを新聞で読むことはできなかった」と、前々回で述べた。 このとき、全米3位の証券会社であるメリルリンチは、急遽バンク・オブ・アメリカに身売りした。また、アメリカ最大の保険会社AIGが実質的に政府の管理下に入った。アメリカの金融業界は、わずか数日間で姿を一変させてしまったのである。日の新聞は、この重大ニュースを必要なタイミングでは報道できなかったわけだ。 休刊日以外の日にも、新聞ではニュースが間に合わないという事態が続いた。たとえば、9月30日に米連邦議会が金融安定化法案を否決したときには、翌日の朝刊はそのニュースを掲載することができなかった。 株価も為替レートも、めまぐるしく揺れ動く情勢に振り回されて、ジェットコースター並みのスピードで乱高下している。金融に直接関係しない人でも、新聞だけでは仕事に必要な情報を時

  • 「質素で退屈で憂鬱な低成長時代が始まる」 池尾和人・慶応大教授に聞く|辻広雅文 プリズム+one|ダイヤモンド・オンライン

    辻広雅文(ダイヤモンド社論説委員) 【第46回】 2008年10月01日 「質素で退屈で憂な低成長時代が始まる」 池尾和人・慶応大教授に聞く 米国発の金融危機が世界を恐怖に陥れている。いかなる混乱が、どれほど続くのか、今の時点では誰にも予見しがたい。それでは、金融危機収束後の世界を構想することは可能だろうか。池尾・慶応大学教授は、「2010年代は、世界中が低成長に陥り、質素で退屈で憂な時代になる」と予測する。(聞き手・辻広) 池尾和人(いけおかずひと) 昭和28年1月12日京都市生まれ。京大経済学部卒。京大経済学博士。岡山大助教授、京大助教授、慶大助教授などを経て、平成7年より慶大経済学部教授。 ――米国発の金融危機が、異様な速さで進展している。 池尾 今回の金融危機は、1990年代の日のそれに比べると事態の進展が非常に早い。その差は、金融システムの違いによって生じている。銀行

  • 仕分け人必読!マイクロソフト幹部が語る 「日本の科学技術は宝の山」 | R&D1兆円企業の秘密 マイクロソフトを支える頭脳 | ダイヤモンド・オンライン

    激変!3大士業の仕事&稼ぎ方 弁護士 会計士 税理士 弁護士・会計士・税理士の仕事と稼ぎ方が激変している。大企業を顧客に持つ大手法律事務所では、企業が設置する第三者委員会の調査が有望業務として浮上。税理士も従来のような企業との顧問契約から脱し、新たな稼ぎ方を模索する動きが活発化している。一方、会計士は金融当局の監視強化や監査の複雑化に直面し、それが監査法人の再編へとつながっている。「三大士業」が直面する変化の深層に迫った。 2024.3.4[13記事]

    仕分け人必読!マイクロソフト幹部が語る 「日本の科学技術は宝の山」 | R&D1兆円企業の秘密 マイクロソフトを支える頭脳 | ダイヤモンド・オンライン
    medihen
    medihen 2008/07/29
  • マイクロソフトが恐れる「グーグル+セールスフォース」連合の深化|ビジネスモデルの破壊者たち|ダイヤモンド・オンライン

    今やセールスフォース・ドット・コムは、グーグルが買収を目論む次の企業との印象が消し切れなくなっている。 「もし、グーグルがエンタープライズ市場で気でマイクロソフトと闘うつもりなら、セールスフォースを買収する以外にその方法はない」。今年5月、そう明言したのは調査会社451グループである。 そのちょうど1ヵ月前の4月半ば、セールスフォースCEO(最高経営責任者)のマーク・ベニオフとグーグルCEOのエリック・シュミットは、サンフランシスコのホテルで仲良く壇上に並び、セールスフォースのCRM(顧客管理)アプリケーションにGメールやチャット、カレンダーなどの機能を持つグーグル・アップスを統合することを発表したばかりだった。 CRMとは、顧客のデータ管理やマーケティングの自動化、人材の最適化、コミュニティ管理などを総合的に行うアプリケーションで、現在は大小の多くの企業が導入している。 実はグ

  • テレビパソコンに新時代! 映像に革命を起こす「SpursEngine」|デジタル流行通信 戸田覚|ダイヤモンド・オンライン

    戸田覚 【第36回】 2008年07月23日 テレビパソコンに新時代! 映像に革命を起こす「SpursEngine」 「ダビング10」がスタートし、北京オリンピックも迫っているこの夏。液晶テレビやレコーダー同様に、PCメーカー各社も力を入れたテレビパソコンのニューモデルを発表している。なかでも興味深いのが、東芝が新しく開発し、今シーズンから新LSIを搭載した映像エンジン「SpursEngine」(スパーズエンジン)だ。 新LSIを搭載した画期的映像エンジン「SpursEngine SE1000」。これまでCPUやGPUが行なっていた画像処理を代わりに受け持ち、負担を軽減する。 これまで、パソコンには心臓部といえるCPU(中央演算処理装置)に加え、主に画像を処理するためのGPU(画像処理回路)が搭載されていた。通常の使用環境ならこの2つがあれば何の問題もないのだが、地デジなどのヘビーなハ

  • 雇用環境も福祉も欧米以下! 日本は「世界で一番冷たい」格差社会|World Voiceプレミアム|ダイヤモンド・オンライン

    週刊ダイヤモンド編集部 【第12回】 2008年06月30日 雇用環境も福祉も欧米以下! 日は「世界で一番冷たい」格差社会 米国の著名社会政治学者が大警鐘 日の格差問題も英米に比べればまだまし――。そう考える人は多いことだろう。しかし、ハーバード大学のマルガリータ・エステベス・アベ教授は、福祉機能で米国に劣り、雇用環境で欧州以下の日こそが、先進国で一番冷たい格差社会であると警鐘を鳴らす。(聞き手/ジャーナリスト 矢部武) 日で格差問題が悪化したのはアメリカ型の市場原理を導入したからではないか、との批判が高まっているが、これにはいくつかの誤解がある。 アメリカは確かに国家の福祉機能が小さく、利潤追求と競争の市場原理を重視しているが、それがすべてというわけではない。市場原理にまったく従わない民間非営利セクターが大きな力をもち、福祉機能、すなわち社会を維持する役割を担っている。

  • 自己の利益に固執し混乱を招いた「ダビング10」関係者に猛省を促す|経済ジャーナリスト 町田徹の“眼”|ダイヤモンド・オンライン

    録画した地デジ(地上波デジタル)の番組の複製(ダビング)回数を1回から10回に拡大する「ダビング10」が7月5日をめどに実施される見通しとなった。総務省が19日夜に開催した情報通信審議会の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジ検)」で関係者の合意が形成できたためである。だが、土壇場で関係者がそれぞれの利害に固執し、1ヵ月以上も実施が遅れたことは実に多くの教訓を残した形となっている。 一連の騒ぎによって被害を蒙ったのは消費者だ。導入を楽しみにして、高価な機器を購入したにもかかわらず、その期待が裏切られた。 ここ数日、経済産業省と文化庁が打開案を示したものの、関係者たちはこれまでに蓄積した不満をまとめて解消しようと欲張っており、この打開案が不発に終わる寸前だった。北京オリンピックという地デジ普及の好機を逸してしまうのも明らかだった。 関係者には薄氷の合意ができたこと

  • 自動車大手がしのぎを削るロボットスーツ開発|inside|ダイヤモンド・オンライン

    「キャア、なにこれ」。 その装置を初めて装着して歩いた人びとは、かつて味わったことのない感触に驚きの反応を示す。 その装置とは、ホンダが開発した「歩行アシスト」装置。二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」の基礎技術を応用し、高齢者など足腰の弱った人でもスタスタ歩けるように支援する“ロボットスーツ”だ。 ホンダは、4月末に大阪で開催された総合福祉展「バリアフリー2008」にこの歩行アシストを参考出品し、来場者に試着、歩かせるという実演を初めて行なった。 実際に装着して歩いてみれば、早足や坂道の場合はアシスト装置が適切にサポートしてくれ、スタスタと負担なく歩けて心地よい。 ただ、まだ完成品とは言いがたい。急に速度を落としたり、ひざを曲げたまま止まるなど、イレギュラーな動作を行なうと、大腿部に装置による負荷を感じる。福井威夫社長も「(実用化には)自然な動きと安全性が担保される必要がある。より洗

  • 『なぜ消防署で住宅ローンがバカ売れするのか?』|注目の新刊ちょっと読み|ダイヤモンド・オンライン

    久々にテントを担ぎ、ひとりで深山幽谷の大峰山系へ向かった。紅葉に染まった原生林の渓流。滝壺でシャワーを浴び汗を流す。刺すように冷たく凄烈だ。あたりはすでにとっぷり暗くなりはじめ、焚き火の真っ赤な炎の前で、この原稿を書いている。時おり、パチパチッと焚き火の火の粉が漆黒の闇に舞い上がる。山のにおいだ。近くで野獣の叫ぶような鳴き声が聞こえる。あの頃、よく焚き火に向かって、苦しい心を吐き出していたものだ。あれからもう足かけ6年がたった。 その頃……。 私は、華やかな世界の檜舞台、世間でいう国際派の「エリート」から、突然、3段とび降格を受け、惨めな窓際のどん底へ追いやられた。ちっぽけなプライドと自尊心は粉々に打ち砕かれ、屈辱感に辛苦をなめさせられる日々が続いた。 あほ丸出しで売上917億円達成! そんな挫折のどん底で、汗と恥と涙で地べたを這いずり、あほ丸出しでマーケティングの試行錯誤と実験を