子どものわいせつな写真や画像などの所持を禁じる児童ポルノ禁止法の改正案が、5日の衆議院本会議で賛成多数で可決されて参議院に送られ、審議が順調に進めば、今の国会で成立する見通しです。 児童ポルノ禁止法の改正案では、子どものわいせつな写真や画像など、いわゆる児童ポルノの所持を禁じたうえで、みずからの性的好奇心を満たす目的で所持した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科すとしています。 一方で、すでに児童ポルノを所持している人もいることから、写真などを処分するための猶予期間として、法律の施行から1年間は罰則を適用しないとしています。 また、漫画やアニメ、CGの取り扱いについては、「表現の自由が脅かされる」といった懸念を踏まえて当初の案から削除し、規制の対象外としています。 改正案は、5日の衆議院本会議に法務委員長の提案の形で提出され、採決が行われた結果、自民党や民主党などの賛成多数