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書評に関するkaratteのブックマーク (61)

  • 「バベルの図書館」はスゴ本

    ボルヘスが編んだ傑作集。どいつもこいつも、すばらしい。 「バベルの図書館」は、ボルヘスが描いた架空の図書館だ。六角形の閲覧室が上下に際限なく続き、古今東西過去未来、世の全てのが収められているという。ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」に出てくる文書館がイメージの助けとなるだろう。 自分が作り出した「バベルの図書館」と同じ名で、ボルヘスは全30巻の叢書シリーズを編さんした。もうン十年も前のことだ。ボルヘス好みの、幻想と悲哀の入り混じった寓話で、今ではマニア垂涎の的となっている。これを6巻に再構成したのが、新編「バベルの図書館」だ。分厚く、箱入りの「よりぬきバベルの図書館」は、ちょっとした百科事典のように見える。 今回はアメリカ編。ホーソーン、ポー、ロンドン、ジェイムズ、メルヴィル…嬉しいことに、ほとんど未読の作品ばかり。噂だけ、タイトルだけは知ってはいたが手を出していなかったことを悔やみつつ、

    「バベルの図書館」はスゴ本
    karatte
    karatte 2012/10/26
    ポーとボルヘス自選の二冊しか持ってないが、これも気になる
  • [書評]中世哲学への招待 「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために(八木雄二): 極東ブログ

    ごく個人的な興味だが、デカルトの「方法序説」を読みながら、原点になったスコラ哲学をもう少し理解しておきたい気分がしてきたので、なにか入門書のようなものはないかと「中世哲学への招待(八木雄二)」(参照)を読んでみた。スコラ哲学の基的な考え方とバリエーションを簡素にまとめた書籍を期待していたので、その点では求めていたものとは違う印象もあったが、これはこれで興味深いだった。著者は自身のグリーンボランティアの体験談を含め、一般向けにゆったりと雑感を込めて書を書いている。エッセイ的に読みやすいと言えば読みやすい。が、どちらかというと思想史というより世界史に関心ある人向けではないかとも思った。 「中世哲学への招待」と銘打ってはいるものの、実際にはヨハネス・ドゥンス・スコトゥス(Johannes Duns Scotus)の紹介書と言ってよい。その名前だが、書ではドゥンスは家系名かとの推測余地も残

    karatte
    karatte 2012/10/14
    これは面白そう。というか内容の面白さを窺わせる書評だ。
  • ボルヘス好き必読「ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語」

    さらりと読んで後悔、極上のケーキを一口でべてしまった。 なので、これを読む方はよく味わってほしい。【ボルヘス級】といえば分かってもらえるだろうか。3つの短篇を編んだ、とても薄い、極上の奇譚集だ。読むのがもったいないくらい。 簡潔な文体で異様な世界を描く作風は、ボルヘスやコルタサルを期待すればいい。だが、書の異様さはこの現実と完全に一致しているところ。ボルヘスの白昼夢をリアルでなぞると、この物語りになる。 そうこれは「物語り」なのだ。最も面白い物語りとは、うちあけ話。最初の「ティーショップ」では、聴き手の女の子と一緒に、物語に呑み込まれて裏返される"あの感じ"を堪能すべし。そこでは聴き手が語り手となり、語り手が聴衆と化す。物語りは感染し、連環する。 ラストで彼女がとった行動に、一瞬「?」となるが、直後に鳥肌が走る。独りで読んでいるのに、周囲の空気が自分に集まってきて、世界に観られている感

    ボルヘス好き必読「ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語」
    karatte
    karatte 2012/07/11
    なにこれすげえ気になる
  • http://bukupe.com/summary/5237

    http://bukupe.com/summary/5237
    karatte
    karatte 2012/06/30
    概要と感想が日本語憶えたての人みたい
  • ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ピダハン―― 「言語能」を超える文化と世界観 キリスト教伝道師兼言語学者としてアマゾン奥地の少数民族ピダハン族の研究に30年を捧げた研究者が書いた衝撃のノンフィクション。著者はピダハン族と暮らすうちに、彼らの文化に魅了され、西洋文明の価値観を疑いはじめる。そして遂には無神論者となって信仰を捨て去ってしまうに至る。私たちとはまったく異なる世界認知のスタイルがあるということを教えられる。 ピダハン族の言語には数を表す言葉がない。色の名前もない。神の概念もない。我々がよく知る現代の西洋とも東洋とも違う認知世界の住人たちだ。ピダハンの生活は直接経験の原則で貫かれている。経験していないことは考えない。遠い昔のことや未来の話は語らない。空想の話もない。だから彼らの文化に口承伝承や神話、そして儀式がない。ピダハンも夜に夢を見るが、それも寝ている間の幻としてではなく現実の経験として扱う。 ピダハンの血

    karatte
    karatte 2012/06/18
    "著者はピダハン族と暮らすうちに、彼らの文化に魅了され、西洋文明の価値観を疑いはじめる。そして遂には無神論者となって信仰を捨て去ってしまうに至る"
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    karatte
    karatte 2012/05/31
    古本屋巡って探すか
  • 経済大国なのになぜ貧しいのか?という苫米地英人さんの本が凄い|エアログ

    MT4でFX自動売買のEAを検証するブログ|エアログ「FX自動売買で安定的して勝つことは可能か」を検証すべく、現金30万円を投資したリアル口座でMT4のEAを徹底比較 photo credit: that.girl.possessed フォレスト出版から出ている苫米地英人氏の新刊「経済大国なのになぜ貧しいのか?」というを今読んでいるのですが、内容が凄く濃い。中でも、このブログを読んでくれている方に関係ありそうな話題としては、第5章の「ウソだらけの円高悪玉論」と第6章の「ウソだらけの投資論」の二つでしょうか。 冒頭では、 みなさんは、リーマン・ショックが起こるべくして起こった正真正銘の金融危機と考えているかもしれませんが、じつはリーマン・ショックの原因は、金融危機の巨大損失でも何でもありません。それは、アメリカテレビ局が「たいへんだ。低所得者の移民にサブプライムローンで家を売って、破綻者

    karatte
    karatte 2012/04/11
    苫米地英人ってネタワードだよね
  • 円城塔『道化師の蝶』攻略ガイド - 大森望|WEB本の雑誌

    第146回芥川賞をめでたく(当欄の予想を覆して)受賞した円城塔『道化師の蝶』が、同じ〈群像〉初出の中編「松ノ枝の記」を加えて単行化。予定を1カ月近く早めて、1月26日に発売された。 選考委員の黒井千次氏が「2回読んだが2回とも途中で寝た」と告白したり、ニコ生ブンガク解説委員のペリー荻野氏が「4回読もうとしたけど読めなかった」と述懐したり、なんだか難解で前衛的(!)でSFチック(!!)で筋がない小説だと思われている節があるんですが、全然そんなことはありません。 しかし、睡眠薬としての効果はともかくとして、狐につままれたような気分を味わう読者がけっこういるのは事実らしい。そこで、どうしても多少の道案内がないと不安でしょうがないという読者のために、当欄で勝手にガイドする。ごくあたりまえのことしか言わないうえに、もしまちがってても責任はとりませんのでそのつもりで。 さて「道化師の蝶」がどういう話

    円城塔『道化師の蝶』攻略ガイド - 大森望|WEB本の雑誌
    karatte
    karatte 2012/01/27
    じきに古本屋に並びそうだな
  • 徹夜小説「シャンタラム」

    鉄板で面白い小説はこれ。 もしご存じないなら、おめでとう ! あらすじも紹介も無いまっさらな状態で、いきなり読み始めろ(命令形)。新潮文庫の裏表紙の"あらすじ"すら見るの厳禁な。あと、上中下巻すべて確保してから読み始めるべし。さもないと、深夜、続きが読みたいのに手元にないという禁断症状に苦しむことになるだろう。 どれくらい面白いかというと、ケン・フォレット「大聖堂」、中島らも「ガダラの豚」、古川日出男「アラビアの夜の種族」級といえば分かるだろうか。要するに、「これより面白いのがあったら教えて欲しい」という傑作だ。寝惜しんで憑かれたように読みふけり、時を忘れる夢中(わたしは4回乗り過ごし、2度事を忘れ、1晩完徹した)。巻措く能わぬ程度じゃなく、手に張り付いて離れない。とにかく先が気になって気になって仕方がない。完全に身を任せて、物語にダイブせよ。 このエントリも含めて前知識は邪魔。読め

    徹夜小説「シャンタラム」
    karatte
    karatte 2012/01/20
    よーし古本屋でチェックだぜ
  • 食欲だけが、死ぬまで人間に残る「ラブレーの子供たち」

    べることは生きること。生きることを文学から知ろうとした人にとって、書は、懐かしくも未知の味に充ちている。 著名な芸術家が何を好んでべてきたかを調べあげ、その料理を再現する。それをみずから口に運び、かの人の「人となり」に思いを馳せるコンセプト。愛好している料理から、その人物の幸福感、ひいては世界観を引き出そうとする。ブリア=サヴァランのこの箴言を、素直にリアルに追求しているね。 「何をべているのか言ってごらんなさい、あなたがどんな人だか言ってみせましょう」 俎上にあがるのは、ロラン・バルトの天ぷら、小津安二郎のカレーすき焼き、谷崎潤一郎の柿の葉鮨など、いかにも美味そうな一品から、魔女の蛙スープ、ウナギのクリーム煮など、ちょっと遠慮したいものまで。 こういうは、書き手の読量がモノを言う。料理の感想文ではないのだから。たとえ素朴な料理でも、その背後の思想まで透徹するぐらい作品を読み込ん

    食欲だけが、死ぬまで人間に残る「ラブレーの子供たち」
    karatte
    karatte 2012/01/06
    四方田犬彦!
  • すみ&にえ「ほんやく本のススメ」

    すみません、このところ更新を怠っちゃってます。まあ、でも、メイン掲示板で他のほんやく好きの方々と情報交換してくださったり、読んだの感想書いてくださったり、 それ以前のまとめ図書室で過去の紹介をちょこっと参考にしていただいたり、ベスト掲示板で他の方のオススメをチェックしていただいたり、 古典掲示板で半年後、一年後にレスがつくかもしれない古典文学議論に参加してくださったりしていただけると嬉しいです。私たちもそのうち戻ります。というか、たまに掲示板にレスぐらいは書きますとも。ではでは、ごゆっくり~。

    karatte
    karatte 2011/11/14
    遅蒔きながらブクマ
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    karatte
    karatte 2011/11/03
    笠井さんこれ読んだらどんな感想持つんだろう
  • インターネットが脳に与える影響を紐解く歴史書「ネット・バカ」ニコラス・G・カー - FutureInsight.info

    発売からは少々遅れましたが、カー先生の最新作「ネット・バカ」を読了。最近、だんだん読書する時間が夜にできてきました。ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること ニコラス・G・カー 篠儀直子 青土社 2010-07-23 売り上げランキング : 76264 Amazonで詳しく見る by G-Tools 「グーグル化」でヒトはバカになる。グーグルで知らないことを検索し、ツイッターで日常をつぶやき、iPadを買って読む。さまざまなインターネットメディアを当たり前のように使う日常のなかで、実は私たちの脳は少しずつ変化しているのだ。『クラウド化する世界』の著者がメディア論から神経科学までを使って暴きだす、まだ誰も知らない驚きの真実。 簡単に言うと、インターネットがどのように人間の脳の報酬系に影響を与えているか、ということをソクラテスからパピルス、活版印刷まで「メディア」が果たし

    インターネットが脳に与える影響を紐解く歴史書「ネット・バカ」ニコラス・G・カー - FutureInsight.info
    karatte
    karatte 2011/10/06
    さすがに長大な本が読み辛くなることはないが、長文を書くのが億劫になっているのはtwitterやはてブのせいかもしれない。書店で見かけたら読んでみるか。
  • “負け犬”の伝説『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』 - エキサイトニュース

    これはすでに現存しない3つのものについて書かれたである。 1つは近世から日に存在していた武道の系譜、古式柔術と呼ばれるものだ。 もう1つは、その古式柔術の流れが絶えたことによって失われた技術である。そして最後の1つは、木村政彦という不世出の武道家の肉体、そして彼が体現していた精神だ。 なぜそれがこの世から消え去ったか。答えは簡単である。歴史とは勝者によって綴られるものであり、その意に染まないものは消し去られる運命にあるからだ。正史とはそうした記述の粛清によって成立したものであり、だからこそ非正規の歴史である野史が民衆によって語られていく。 だが積み重ねられた歳月は重く、昭和から平成に時代が移ったころには古式柔術の系譜とその技術、木村政彦の名が人々の話題に上ることも稀になった。しかしあるとき、歴史の悪戯のような事件がきっかけで失われたものたちが界面へと浮上し、再び光輝を放ち始めるようにな

    “負け犬”の伝説『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』 - エキサイトニュース
    karatte
    karatte 2011/10/04
    "柔道経験者である増田は心情の上で明らかに木村贔屓だ。なんとか文章によって木村を救おう、名誉を回復しようという気持ちが行間から滲んで見える。しかしノンフィクションの著者として公平でもあろうとする"
  • 「気違い部落周游紀行」はスゴ本

    今風に言うなら、タイトルは釣り。だがホンモノの釣り針が入ってる。 とがった看板なのに中身は普遍、諧謔たっぷりのとぼけた会話を嘲笑(わら)っているうち、片言の匕首にグサリと刺される。そんなスゴい読書だった。 「気違い」と「部落」という反応しやすい強烈な用語を累乗しながら、中身はありふれた『ど田舎』の村社会を描く。でもその「ありふれ」加減は、いかにもニッポン的だ。彼らを笑うものは、この国を嗤うのと一緒だというカラクリが仕込まれている。 著者は、きだみのる。ファーブル昆虫記を全訳した業績は分かりやすいが、ひょうひょうとしながら熱い魂を抱いている。開高健風にいうなら、「胸にゴリラを飼う男」やね。紀行文に名を借りたこの痛烈な社会批判は、時代も場所もかけ離れているのに、ザクザクと胸にくる。 たとえば何でも名前やラベルを付けたがる悪癖を、ルヌーヴィエの箴言でチクっとやる。「人は事物の名を知ると、その名に

    「気違い部落周游紀行」はスゴ本
    karatte
    karatte 2011/09/28
    ※キチガイ地獄外道祭文とは一切関係ありません
  • 物本のキ○ガイ「モナ・リーザ泥棒」【劇薬注意】: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    ぬるいなどごめんだ、という方への劇薬小説。 プロットも描写もオチも想定内で、自分の世界を確認するような読書はいらぬ。頭ガツンとさせられるような期待を込めてページを繰るのだから。フランツ・カフカがいいこと言っている。 要するに私は、読者である我々を大いに刺激するような書物だけを読むべきだと思うのだ。我々の読んでいるが、頭をぶん殴られたときのように我々を揺り動かし目覚めさせるものでないとしたら、一体全体、何でそんなものをわざわざ読む必要があるというのか? そういう期待が行き過ぎると、劇薬小説というジャンルに手を伸ばす。これまでの戦果(戦禍?)は、[劇薬小説レビュー集]、[劇薬マンガレビュー集]にまとめた。文字通り、読んだことを後悔するほど感情・感覚・感性を、激しく揺さぶる作品ばかりだ。純度100%の恐怖の味や、自分の真ッ黒さを思い知らされる凶悪な奴ばかりで、若い人がうっかり読むと、トラウマ

    karatte
    karatte 2011/09/05
    昔このサイトで「問題外科」が紹介されてて、いつか読もうと思いつつ結局読んでなかったのをまたこのサイトで思い出すという変な感覚
  • 音楽と快楽のあいだ「響きの科楽」

    ずっと不思議だった疑問、「なぜこの曲に心が震えるのか」。 その謎が、ようやく解けて感動してる。しかも、分かったからといって、その曲への愛着が薄れるどころか、いっそう(狂おしいほど)増している。音楽について新しい耳をもたらしてくれる、嬉しいスゴ音楽は音から成り、音とは振動のこと。振動が音になるしくみは糸電話で子どもに説明できる。だが、音楽の音と、雑音の音の違いは何か、いつ音は音楽になるのか、そして、なぜ音楽を聴くと心が揺さぶられるのか……音楽家でもあり物理学者でもある著者は、科学的に解き明かす。同時に、音楽を「芸術」という枠に押し込めていた思い込みを砕いてくれる。音楽は物理学を基盤とした工学であり、論理学に則った芸術なのだ。 まず、書でいちばん嬉しかった部分―――「なぜこの曲に震えるのか」を振り返る。音楽が感情を揺さぶるのは、転調に秘密があるという。音階が上がっていくにつれ、その調の

    音楽と快楽のあいだ「響きの科楽」
    karatte
    karatte 2011/08/26
    こうして音楽は完膚無きまでに科学に還元され、絶えることはなくとも可能性の先細りを余儀なくされるのであった
  • トマス・アクィナス 『神学大全』/稲垣良典: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 2011年も早1月21日になってしまいましたが、今年はじめてのエントリーです。 最初のエントリーを何にしようと迷っている間に、21日にもなってしまったので、もういい加減、何でもいいから書こうと思い、まずはこの『トマス・アクィナス 「神学大全」』の紹介からはじめることにしました。 よりにもよって、何故トマス・アクィナスなのか? 13世紀を生きた、一般的には中世スコラ学の大成者として知られるトマス・アクィナスを、いま何故キリスト教などに関わりのない東の島国の21世紀を生きる僕が取り上げるのか? それには2つの理由があります。 1つは、まだグーテンベルクの印刷革命がおこる以前で、建築物がポータビリティのない情報メディアとして存在していた中世という時代において、その時代において情

    karatte
    karatte 2011/01/22
    専ら悪意をもって使用されている「コンビニエンス」なる語、この人結構気に入っているとみた
  • 『ハーモニー』(著:伊藤計劃)読了。病床の伊藤計劃が、真のディストピアとして描いたものは――。 - 1953ColdSummer

    故・伊藤計劃氏の遺作。    あらすじにある「ユートピアの臨界点」という言葉がまさにこの小説質だと思う。ユートピアとディストピアの曖昧な境目。社会から無尽蔵に与えられる福祉と、その世界に反抗するため自死を選ぼうとした3人の少女。  執筆当時、病床に就いていた伊藤計劃氏の遺言とも言える、見せかけの優しさや倫理が横行する高度福祉社会の結末。  何人もの人間が長い年月をかけて表現できないでいたものを、情け容赦なく1冊で表現した傑作。 「大災禍」という最終戦争の後、世界は「生府」という機関により高度な福祉社会と化し、人々は医療ネットワークに繋がれながら極力危険を廃した世界で調和に満ちた生活を送っていた。だが、13年前に、成長して身体に医療ソフトを埋め込まれる前に自殺してこの見せかけだけの世界に反抗しようとした3人の少女が居た。実際に命を失ったのはその計画の首謀者であったミァハ1人であったものの

    karatte
    karatte 2011/01/04
    "伊藤計劃が最も容赦のないディストピアとして描いたのは、皮肉にも「人々が健康である社会」だったのである"
  • 【書評】『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    2010年ももうすぐ終わり。今年もいろいろなものが話題になりましたが、その中に間違いなく含まれるのが「電子書籍」でしょう。デバイスからフォーマット、コンテンツ、ビジネスモデル、果ては読書という文化がどうなるのかという視点に至るまで、「」という存在の未来について様々な角度から議論が行われた一年でした。こうした議論に興味を引かれたという方であれば、書『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』を一読されることをお勧めします。文だけで450ページという、分厚いなのですが……。 書は『薔薇の名前』でお馴染みのウンベルト・エーコと、映画『ブリキの太鼓』や『存在の耐えられない軽さ』などの作品を手がけた脚家ジャン=クロード・カリエールの間で行われた対談をまとめたもの。タイトルに「紙の書物」とあるように、テーマは紙媒体の「」と、それに対比される形でのデジタルメディア(電子書籍やインターネットな

    【書評】『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    karatte
    karatte 2010/12/27
    博覧強記の大作家と名脚本家の対談本。面白くならないわけがない。ちと高いが読んでみたいなあ。こういうときこそ図書館の出番か。