折口信夫(おりくち しのぶ)が国語教育について書いた、『新しい国語教育の方角』(1925年)というエッセイを見つけた。 青空文庫 - 図書カード:No.47178 新しい国語教育の方角 折口信夫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/card47178.html http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47178_34892.html <私は、教育家の口から、児童生徒の個性尊重の話を聞く度に、今日の教育の救はれないものに成つた理由を痛感します。教育と宗教とは、別物でありますけれども、少くとも宗教に似た心に立つた場合に限つて、訓育も智育も理想的に現れるのだと考へます>。 <この情熱がなくては、教授法も、教育学も、意味が失はれてまゐりませう。生徒、児童の個性を開発(カイホツ)するものは、生徒児童の個性ではなくて、