世の中の尖ってるミュージシャンは総じてカンの影響を受けてるのでは? そんな考えが頭をよぎるほど、さまざまな形で彼らが創作意欲を駆り立てている。その代表例は……まず、曲名で表現したのはフォール“I Am Damo Suzuki”と!!!“Dear Can”。そのタイトルに恥じぬよう、前者はエキセントリックさを、後者はヒプノティックなグルーヴを楽曲に注入し、オマージュを捧げている。ちなみにThe Mirrazの2008年作『OUI!OUI!OUI!』には、“CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい”なんて強烈なのも。そして、続いてはカヴァー組。“Turtels Have Short Legs”をピックアップした岡村と卓球は、本家よりも楽しそうにはしゃいだアレンジが微笑ましい。レディオヘッドは、音源では残していないが、ライヴで“Thief”を披露。加えてジョニー・グリー